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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


車内で突然「ヒトラーの演説」流れて騒然⁉


もし、同じようなことが走行する列車の中で起こったならどうだろう。たぶんパニックになるに違いない。走行中の列車の車内でスピーカーから普段とは異なる奇妙な音楽と途切れ途切れの会話が聴こえて来て、やがて突然それが「ヒトラーの演説」に切り替わる。そしてどんどん音量が増していく。「ハイル・ヒトラー」などのスローガンも次々と飛び出す。車内の人たちは一様に驚きの表情で顔を見合わせる。途中から笑い出すものもいるが、怯えたように押し黙る者が多い。それがしばらく続いて元に戻ったが、そのことに対して車掌などの説明は降りるまでの間一切なかったという。オーストリア連邦鉄道の列車であり、ブレゲンツとウィーンの間を走行中の出来事だったらしい。この事件について、その後いくつものSNS投稿があり、それらに応えるように広報担当者から「何者かが複製した鍵を使って車内の内部通話装置を開き、ヒトラーの演説をスピーカーから流したもの」と説明し、現在、警察が捜査中であることを伝えている。監視カメラの映像分析などから“二人組の犯行”であることが推定されている。それにしても、問題はその後も何も説明せず、普通に走り続けたという点にある。だれだって「ヒトラーの演説」と解るものが大音量で聴こえて来れば恐怖を抱く。その種の思想を支持する過激テロ集団が車内を占拠したのか、という妄想に駆られるだろう。或いはナチの亡霊的政治集団が居て、車内に何かを仕掛けたのかとも考えるだろう。何の説明もなければ、車内は恐怖のまま走行し続けることになる。日本でなら終戦時の「天皇陛下の言葉」とか「三島由紀夫の自衛隊への呼びかけ」とか「オウム真理教の麻原彰晃の説教」とかが音量を上げて流れ出したならパニックになる。特に「麻原彰晃の説教」には不気味な怖さがある。現代のように“何が起こるかわからない時代”には何を目的としての犯行なのか解からない事件がいちばん恐ろしい。
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