日本であまり報道されない問題の一つがヨーロッパの「難民・移民のニュース」である。日本に直接的な関りが乏しいのは事実で、だから自然ニュースとしての価値は低く、特別な時以外はスルーしてしまう。5月5日、6日の二日間だけで、イタリア沿岸において6000人の難民が集中救助された。すごい数だ。毎日のようにゴムボートや木造船を使って、地中海を渡り、難民や移民がやって来る。その中には子供たちがたくさん乗っているが、その多くは孤児であるという。どこからやって来るのかというと、リビア、ナイジェリア、トルコ、ギニア、シリア、ソマリア、バングラディッシュ、エリドリア、エチオピアなどからである。実にさまざまな国からやって来るのだ。つまり、それらの国では、戦火が絶えないとか、政情不安があるとか、紛争に巻き込まれたくないとか、働き口がないとか、どうすることも出来ないで結果的に欧州を目指す人たちがごまんと待っているのだ。どうもわれわれ日本人は、難民というと1ヵ所や2ヵ所のように考えがちだが、さまざまな地域や国家で“生活困難な状況”に陥っている現実があるのだ。そうでなければ、死の危険を覚悟で海を渡ったりしない。これでも、2年前から比べると良くなった方で、その2年前には100万人以上が海を渡ったのだ。もちろん、その途中で命を落とすケースも多い。昨年、欧州入りした難民孤児のうち約1万人が現在行方不明となっている。一体どこへ消えてしまったのか。あまりに数が多すぎて、その実態を把握できず、追跡調査もままならないのが現状なのだ。特にヨーロッパの場合、みな陸続きで、国境を超えるハードルが低い。昔、ハンガリーからチェコにわたる時、特別なにも徴の無い山道で、ガイドさんから“今国境を越えました”と教えられたことがある。別に、車をストップするでもない。素通りの国境越えなのだ。あのような国境を孤児たちは歩いて超えていったのか。その手掛かりは何もない。
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