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運命の主役者たち

人は運命にどう立ち向かうべきなのか


人は誰でも「運命の主役者」として、自分自身の人生を歩んで行きます。 あなたの人生上の出来事を、もっとも完璧に演じきれる主役は、あなた以外には考えられないのです。 ただ、その人生が世間的注目を浴びるかどうかは別問題です。 ここでは、運命としか呼びようのない人生を背負わせた人々のホロスコープや命式を解説しながら、人は運命にどう立ち向かうべきなのかを一緒に考えて行こうとするものです。

電撃的な結婚と離婚―浜崎あゆみさんの運命

浜崎あゆみさんのデータ

1978年10月2日午後7時
福岡県で出生。
1993年4月
「浜崎くるみ」名義でTVドラマ『ツインズ教師』で女優デビュー。
1994年9月
「浜﨑あゆみ」名義でドラマに出演。その後「﨑」は97年まで使用。
1998年4月
「浜崎あゆみ」名義で歌手デビュー。多数の化粧品、製菓メーカーと契約。
1999年12月
NHK紅白歌合戦に初出場。
2000年
左耳が内耳性突発難聴となる。その後07年頃、完全に左耳の聴覚を失う。
2001年
歌手長瀬智也と交際宣言。12月 レコード大賞受賞。以後03年まで三連覇。
2002年4月
『浜崎共和国』を発売。10月 初レギュラーで総合司会のTV番組開始。
2004年7月
所属していたエイベックスの会長と専務の社内紛争に巻き込まれる。
2006年6月
ソロ歌手、及び女性ボーカル史上初のシングル売り上げ2000万枚達成。
2007年7月
長瀬智也と破局。香港・台湾・上海のアジアツアー開始。チケット3分で完売。
2008年12月
貧血で高所から落下。全治3週間、緊急手術。
2011年1月1日
ラスベガスでモデル・俳優のマニュエル・シュワルツと電撃結婚。
2012年1月17日
シュワルツと離婚成立。

ホロスコープの解説

全体的特徴

ホロスコープを見ると、惑星の全てがMC―ICラインの右側・西半球に集中しています。つまり、自分自身の意志というよりも、相手や周りの影響・作用によって運命が塗り替えられていく人生の持ち主と言えます。一見、どんなに自分の意志や行動で運命を切り開いているように見えても、実際には人生上の最終的な選択権・決定権は相手や周囲の側にあって、自分自身は人形のようにステージで踊らされている―というのが本当の姿であると出生図は予告しているのです。これは、惑星のハウス分配による暗示だけでなく、星座分配でも示されていて、彼女の場合「てんびん座」8度~10度の間に、太陽・月・水星の三惑星が集中しています。つまり、太陽星座も、月星座も「てんびん座」で、無意識に社会生活でも家庭生活でも相手とのバランスを図ろうとし、相手に合わせようとしてしまうような傾向を表わしているのです。
また、太陽と月とが0度で一体化しているのは、社会生活がそのまま私生活に持ち込まれるタイプで、完全に切り離して捉えるのが難しいタイプであることを表わすものです。彼女が仕事上のプロモーションビデオで共演し、結婚式を演じた相手とそのままプライベートでも結婚してしまったのは、太陽と月の0度・一体化を極めて象徴的に表している出来事です。さらにもう一つ、太陽と月の一体化は、社会生活すなわち仕事を優先してしまうと家庭・家族が失われ、私生活すなわち恋愛・結婚を優先してしまうと仕事・成功が失われる―というジレンマを生み出しやすいものです。ですから、太陽と月とが一体化している人達は、総じて仕事と家庭を分離出来ないので、職場と家庭が一体化しているとか、仕事上のパートナーがプライベートでもパートナーであるとかいう場合には大変幸せな人生となりますが、そうではない場合、往々にしてどちらかを犠牲とする人生を歩むこととなります。
先天的な職業や社会的成功と関係が深いMC(南中点)の付近に惑星はなく、金星だけが60度でアスペクトしています。したがって彼女の場合、金星が意味する職業群―モデル・歌手・女優などはもっとも成功の可能性が高い職業となります。
第6ハウス内に太陽・月・水星・冥王星・ドラゴンヘッド(ドラゴンヘッドだけは微妙な位置)と多数の惑星が入っていて、彼女にとって「ペット」は“生きるエネルギーの源”とさえ言えるもののようです。
また第7ハウス内には、火星と天王星とがあって“衝動的な結婚”と“パートナーとのトラブル”が先天的に暗示されています。

アスペクト

ホロスコープ全体から言えば、惑星分布が一部に偏り、本来は「スペシャリスト型」に近いタイプですが、完全なスペシャリスト型でもなく、中途半端な感が否めません。けれども、欧米の女優などには比較的多く見かける惑星分布で、そういう点では異色なわけではありません。太陽と月のアスペクトに関してはすでに説明しましたが、太陽と水星、また月と水星に対しても解説を加えておきましょう。
まず太陽と水星の0度アスペクトですが、神経細かく、几帳面で潔癖なところを持っているものと見られます。事務処理能力にも優れていて「作詞家」としても活躍できたのは、このアスペクトの作用が大きいものと見られます。また月と水星の0度アスペクトも神経の繊細さ、過敏さ、勘の鋭さを表わすもので、マスコミ関連で活躍する人にも多く見かける惑星配置です。但し、気分の変わりやすさ、住居移動の激しさを物語る部分でもあって、職場にしろ、住居にしろ、一か所に腰を落ち着かせることのできない不安定さを物語るものです。
また太陽は、月や水星とは別に、火星や土星とそれぞれ30度アスペクトで結び付き、小三角形を形作っています。タイトなこの三角形は、第6ハウスの太陽・月を頂点としているので、心身に課題を与えて、病気や怪我をもたらしやすく、身動きできない状態を作り出しやすいようです。この課題を軽んじると、将来的に慢性的な持病とか、大きな障害とかに発展してしまう可能性が暗示されています。特に恋人・配偶者とのトラブルは健康障害に繋がりやすいやすいので極力避けることが賢明です。
愛の星・金星に接近して0度アスペクトで影響を与えているのは天王星です。愛情・交際面では突然の出逢い、衝動的な同棲、遠距離やすれ違い、そして突然の別れ…がつきものとも言える惑星配置です。しかも、ふたつの惑星が第7ハウス内にあって、それらが恋人や配偶者との関係において演出されることが確実な位置関係にあります。ただ、このアスペクトは一度だけの体験で終わる暗示ではなく、何度か繰り返される可能性が強いよう私には感じられます。

注目すべきトランジット度数

彼女が女優デビューした93年4月は、トランジットの海王星が「やぎ座」21度、天王星が「やぎ座」22度と出生時のMC(南中点)を通過し、本格的な女優・タレントへの道を歩み始めたことを暗示しています。同時にトランジットの木星は「てんびん座」8度に達して、出生時の太陽・月に0度で重なり、目上からの幸運を授けています。ボイストレーニングのためニューヨークへ飛んだ97年は、トランジットの土星が「おひつじ座」19度で出生時のMCに90度、金星に150度、またトランジットの天王星は「みずがめ座」7度で出生時の太陽・月に120度、土星に150度、火星に90度です。土星からのトランジットは仕事上での試練を与えていますが、天王星の作用で生活に大きな変化が生れ、飛んだニューヨークが彼女を変貌させ、大きく飛躍するための足掛かりを与えてくれたようです。98年4月に「浜崎あゆみ」名義に変わって、シングルデビューを果たし、化粧品や製菓メーカーとのCM契約がスタートするのですが、トランジットのドラゴンヘッドが出生時の土星に0度で重なり、太陽・月に30度、火星に60度アスペクトで、目上の協力者・援助者が出現したことが仕事上の成功に深く関わっていることを暗示しています。
人気沸騰して紅白歌合戦に初出場を決めた99年は、トランジットの木星が出生時のアセンダント(上昇点・ASC)を通過し、容貌に恵まれ対人関係でも幸運を授けられ、トランジットの冥王星が「いて座」8度に達して出生時の太陽・月・土星・火星とアスペクトを作り、ファッションリーダーとして美しく変貌していく姿が世間の共感を呼ぶことになります。
レコード大賞を三連覇していく最初の年となった2001年は、トランジットの天王星が「みずがめ座」24度に進んで出生時の太陽・月に135度アスペクト、トランジットの海王星が「みずがめ座」8度で太陽・月に120度アスペクトです。さらにトランジットの土星が「ふたご座」8度で出生時の太陽・月に120度アスペクトです。これらが彼女の生活に変化をもたらし、大いなる名誉と社会的地位の確立を授けたのです。女性ボーカル史上初のシングル総売り上げ2000万枚を達成した2006年6月は、トランジットの海王星が出生時のMCに30度、金星に90度、トランジットの天王星が出生時の天王星に120度、トランジットの土星が出生時の太陽・月に60度、トランジットの木星が出生時の火星に0度、太陽・月に30度です。トランジット惑星からの30度アスペクトは、予期せぬ経済的な恩恵が強いものです。
電撃的な結婚をされた2011年1月は、トランジットの天王星・木星の二星がいずれも「うお座」26度で出生時のドラゴンヘッドと180度、トランジットの海王星が「みずがめ座」26度で出生時のドラゴンヘッドと150度、さらにトランジットのドラゴンヘッドが「やぎ座」2度にあって、出生時のアセンダント(ASC)と120度アスペクト、前世的な因縁とか、家系的な因縁とかが作用しやすく、対人・交際面で或る種不可避な<絆>が生れて来てしまう星の配置です。ところが、離婚を発表した2012年1月は、トランジットの天王星が出生時のDES(下降点)に150度、トランジットの冥王星が出生時の太陽に90度、トランジットの木星がアセンダント(ASC)に0度で重なり、「突然の別れと新たなる出発」を要求していたのです。

四柱命式の解説

全体的特徴

<我(われ)>を表わす日干「丁」に対して、月支、日支、時支―いずれもが「酉」となっている珍しい命式構成です。四柱推命における<神殺判断>では「丁」に対する「酉」は、「天乙貴人」「天官貴人」「福星貴人」「文昌貴人」の四貴人を生じる干支の組み合わせなのです。それが月支、日支、時支として出現しているのですから、先天的に目上からの引立て運や援助運を持って生まれている<幸運児>であることは間違いがありません。又、その蔵干「辛」は偏財星に相当していますが、月干にも「辛」は透出していて、彼女自身が持っている潜在(地下内部)的な能力や手腕や美貌が、社会(地上)的にも大いに発揮(透出)され、その結果としての大いなる金運・財産・栄光を得ていく可能性として示唆されているのです。
彼女の場合、生まれ年は「午」で、この十二支だけが「我=丁(火)」の<根>として作用していますが、それ以外の干支はことごとく自らのエネルギーを奪い取っていく五行で、サービス精神を発揮し、相手や周りのために奔走し、へとへとになるまで力を注ぐことによって運勢が保たれていく干支配合です。
多数表出されている「偏財」は、どの運命星よりも金銭の出入りが激しい星で、派手な金遣いと派手な演出やパフォーマンスで話題を提供し、華やかな芸能人としてはふさわしい生き方となります。将来的には投資的な事業に手を出す可能性も否定できません。
また、年干が「傷官」を表出しているので、目上に当たる者に対し反発を抱きやすいタイプで、所属する企業や経営者と対立が生じやすいので注意が必要です。元々目上からの「引立て運」を持っていて社会的に成功していくタイプですが、或る程度の年齢に至ると批評精神が旺盛となって、ぶつかってしまうことが多くなっていくものと見られます。後年は、自分自身がステージで輝くよりも、後輩アーティストを育てていく立場にシフトしていった方が、かえって大きな名声を掴むことに成功しやすいことでしょう。

運気的に注目すべき干支

彼女の人生を運気的に辿ると、日干「丁(火)」の<根>として作用する「戌」「寅」「巳」「午」「未」の十二支年と、月干「辛」の<根>として作用する「酉」「戌」「巳」「丑」「申」の十二支年に大きな出来事が集中していることが解ります。「浜崎くるみ」名義で女優デビューした年は酉年、「浜崎あゆみ」名義で歌手デビューした年は寅年、レコード大賞を3年連続受賞しているのは巳年→午年→未年で、いずれも日干「丁」の<根>となる十二支年が続いていた時期です。
十干上で運気の流れを見ると、単身ニューヨークへ渡った年は「丁=比肩」年、恋人・長瀬と別れて香港・台湾・上海アジアツアーへと旅立った年も「丁」年、紅白歌合戦に初出場して人気急上昇し始めた年が「己=食神」年、四大ドームツアー大成功と同時にプライベートでも長瀬と交際宣言し絶好調だった年が「辛=偏財」年、「ayu ready?」がスタートし『浜崎共和国』が発売されアメリカ雑誌『タイム』で表紙を飾った年が「壬=正官」年、アメリカ・ラスベガスで挙式し結婚生活を過ごした年が「辛=偏財」年です。
2012年=壬辰年は、日干「丁」から見ると「正官」年で名誉運に恵まれると同時に、公私共に良きパートナーや、企業も含めての良き援助・支援者を得られやすい年です。日支「酉」から見ると<支合>関係にある「辰」年で、こちらもプライベートで良い相手が出現しやすい年ですが、同じ「辰」年に左耳の病気が発覚し、それ以降彼女を悩ましていることを考えると、健康面では要注意年と言えるのかもしれません。また日干支が共に「干合・支合」となる年は、本人が誰か(何か)の影響を受けながら<変身していく年>でもあり、相当思い切った路線変更とか、「生まれ変わった姿」を見せていくようになるものと思われます。

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