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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


17世紀の天文学者による「木星・土星の正体」


オークションというのは通常「絵画」や「美術品」に対して行われるものという認識を持っていたが、実際には「書籍」に対しても行われている。当然のことなのだが、大きな金額で落札されるのは絵画や美術品の方なので、書籍類はそれほど話題には上らないわけだ。ところがイギリスの骨とう品評価イベントで発見された一冊の本が、近々ハンソンズ図書館で行われるオークションに出品されるとして注目を集めている。17世紀にオランダ人物理・天文学者として有名だったクリスティアン・ホイヘンズ著『発見された天体』という本だ。実際には《もしくは惑星における世界の住人、植物、生産物に関する推論》という長い副題がついている。昔から、物理学者や天文学者の書いた本は“小難しい”と決まっている。もちろん、この本もそうではあるし、だから売れなかったと思うのだが、その当時の作家が書いた“宇宙本”ではなくて、科学者が書いた“宇宙本”であるところが興味深い。もちろん、17世紀であるから“七惑星”は知られているが、それ以外の惑星である天王星、海王星、冥王星は出て来ない。望遠鏡は存在しているが、宇宙に対しての捉え方は幼稚で、われわれの太陽系だけが“宇宙のすべて”と考えていた時代の科学者だ。ただ科学の世界で「天動説」から「地動説」に変化していった時代に生まれているので、そういう点では当時における“最先端科学の知識”を身に着けている。そういう人物が著した“推論としての木星。土星説”だと言っていい。そして、この科学者は、同時に熱心な“キリスト教者”でもあったと思われることだ。そういう彼が、いちばん悩んだのは「なぜ神は、地球のほかにも惑星を創造したのか」ということである。彼は、他の惑星たちにも“それぞれの惑星人たちが生息している”と考えていたようだ。それゆえ余計に「なぜ神が地球以外も創造したのか」理解に苦しんだようである。だが、ここで笑うことが出来ないのは、それから300年以上の経った今でも、われわれは「神がなぜ地球を創造したのか」「太陽系以外の宇宙がなぜあるのか、地球以外に宇宙人は居るのか」何一つ解かっていないからだ。
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