「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


2年半くらいが限界「便乗商売」は長続きしない


「流行」というものほど怖いものはない。世の中には「○○ブーム到来」という形で、一つの商売が急に脚光を浴びて、人気沸騰する時期というものがある。そうすると、それまで興味を持っていなかった人たちまで、急にそれを求めだし、あっという間にブームが起こってマスコミから注目されることになる。そうすると「時代に乗り遅れまい」とする人たちが、そこにどんどん向かっていく。世の中全体が“それを求めている”かのような錯覚を多くの人たちが感じる。ところが、そのくらいの時が頂点で、潮目が変わると、あれほどブームとなっていたはずのものなのに、急速に人気に陰りが見えてくる。そうなるともう、だれも“それ”を追いかけようとはしない。こうして“人気商売”は次々と世の中から消えていく……ということで、一時期ブームだった「個室サウナ」が次々と閉店に追い込まれているらしい。もともと日本人は、それほど“サウナ好き”な民族ではない。温泉地などにあれば利用するが、わざわざ“その”ためだけに出掛ける…という人は少なかった。それが、コロナ禍前に「サウナブーム」がやって来て、次々と新たな形での個室サウナ店が誕生した。なにしろ商売としては、それほど土地面積がなくても、元手を掛けなくても、技術や知識がなくても「開業できる」というのが一つの“売り”になっていたようだ。そうなると、だれでも開業できるなら、起業を目指す人たちにとっては格好の事業ということになる。けれども、逆に多くの参入者が出てくる事業は、よほどでなければ“生き残れない”ということでもある。確かに一定数は「サウナ好き」な人達はいる。けれども、日本の場合、その数は知れていて、あちこちに乱立して成立するような商売ではない。それに、適度なサウナは身体に良いが、ひんぱんな使用とか、長時間の使用とかは、体質によっては病気の原因になる。こうして、今サウナ業界は瀕死の状態となっている。一つには、この商売の元となる“燃料の高騰”も追い打ちをかけているらしい。こうして一時期ブームだった“個室サウナ”はもはやブームの波が去り、大手さえもが窮地に追い込まれている。流行に便乗した商売で成功するためには、その“初期の段階”で参加し、そのピークを過ぎた段階で“撤退する”勇気を持たなければならない。それが出来た人だけが、ブーム商売で成功できるのだ。そしてその期間は通常“2年半くらい”が限界で、流行りのピークで開始した者は、どうあがいても惨敗するように出来ているのだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言