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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


20代での「卵子凍結」が“当たり前”になる時代


最近は、いろいろな部分で“時代の変化”を感じるが、その典型的な形の一つとして「卵子凍結」という行為がある。元HKT48でグラドルの兒玉遥氏がABEMAの密着取材という形で「卵子凍結」を行い、その実質的な手術が希望した女性医師ではなく、男性医師が担当したということで、病院側に対しSNSを通じて抗議を行った。ここには、いろいろな問題が潜んでいる。まず第一に「卵子凍結」というプライベートな問題を密着取材という形で、有名女性が公共の電波に乗せる形で行ったということ。しかも、その女性はまだ20代であるということ。通常30代半ば以降となれば、妊娠率が急低下することで「卵子を保存しておきたい」というのとは異なり、まだまだ十分に妊娠可能な段階の年齢でも、既に「卵子凍結」を試みる女性たちが出て来たということ。そのこと自体が、大きな時代の変化を私に感じさせる。児を産む、産まない、ということは今や“結婚”とは無関係に自由意志の中で選択することが出来る。とりあえず“自分の遺伝子を持つ子供”が欲しい場合には、早くから「卵子凍結」しておくことが優位な時代となったのだ。そこには、明らかに昔風な表現を使えば「お嫁に貰って…」とか「子宝を得て…」とかの発想はなく、やがて「結婚の気持ちが起これば…」とか「子供が欲しい気持ちになれば…」とかの自分の意志優先で“物事を決していく”令和の時代を生きるのに相応しい女性の考え方がある。しかも、彼女の場合は、それを公共の電波に乗せることを承諾している。さらに患者である自分の方が、その“手術医師”を選択しようとしている。実際には選択できなかったことで、病院側に対してSNSを使って強く抗議している。一つの生命を扱う行為で、病院側に主導権を持たせず、自分が選択する側でありたい、という主張なのだ。もしかすると彼女にとって「卵子凍結」は“医療行為”ではなく、銀行の貸金庫のような“単なる管理業務”という捉え方なのだろうか。近年、日本でも若い著名人の中に“結婚”とは無関係に「卵子凍結」を行う女性たちが増えてきている感じがする。昔は男性側が、圧倒的優位に“子供の有無”を選択する側だった。これからは女性側が、圧倒的優位に“子供の有無を選択する”時代に変わったのだ。
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