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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


20年間“埋まらない”「空白」


TBS「今夜解禁!因縁」という番組の中で、タレントの相原勇さんと格闘家の曙氏とが20年振りに顔を合わせて“互いの主張”をぶつけ合うという。二人には1997年に“婚約破棄スキャンダル”で世間をあっと驚かせた過去がある。当時、相原さんはレギュラー8本を抱える超売れっ子。それに対して曙氏は怪我などあって振るわなかったが“交際宣言”後に優勝を飾り、その後は“結婚”かと注目されていた。そのインタビューの中で飛び出したのが“破局宣言”で、しかも当の相原さんには知らされていなかったらしい。相原さんが逃げるようにアメリカへと渡ったのも何となく頷ける。その後20年、現在は両者とも“家庭”を持っている。このようなケースは著名人でなくてもしばしばあることで、実は“婚約破棄”の多くは、このような形で行われる。つまり双方とも納得しての“婚約破棄”というのはほとんどない。大抵は一方的な形での“婚約破棄”となる。私自身も大昔、“婚約破棄”をされたことがある。まだ20代の時で相手には別居中の夫がいた。だから正式にいえば“不倫”であり、その時点でアウトなのだが、若かった私はその女性からの“もう私の家庭は崩壊している”という言葉を真に受けていた。そして彼女から“一緒に暮らしたい”と熱望され、新居まで探した。彼女曰く“あなたとの既成事実を作ってから正式離婚する”という言葉を信じていたのだ。だから、私は彼女を自分の親・兄弟にも“婚約者”として逢わせた。そして新しい住居に“新しい家具調度”をそろえ引っ越した。とろこが、そこから彼女は“急変”したのだ。彼女には十歳以上離れた長女の姉がいて、母親無き家での“母親役”を担っていた。その姉が強力に反対したのだ。すると不思議なことに、それまで“崩壊している”と言っていた夫との間まで持ち直し始めた。実際にはあとから正式離婚したらしいが、その時にはそういう状況で“やっぱり離婚できない”となったのだ。私の方は“冗談じゃない”と思ったが後の祭りだった。あの“苦い体験”は、その後“占い師”となった時、大いに役立った。ただ38年たった今でも“彼女はどうしているだろう”と思うときがある。

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