5月, 2004年

拘束された日本人3人のホロスコープ

2004-05-10

4月8日、イラクにおいて、3人の日本人が、テロリストによって拘束されていることが発覚しました。「3日以内に日本の自衛隊がイラクから撤退しなければ、3人を焼き殺す」というメッセージと3人の映像がアルジャジーラのテレビ局から放映されました。

アルジャジーラのテレビ局からの放映では、3人のパスポートも公開されています。当然、パスポートには、生年月日が記されています。

それによると、郡山総一郎さんは1971年11月16日生れ、今井紀明さんは1985年6月15日生れ、高遠菜穂子さんは1970年1月14日生れであると思われます。

私に出来ることは、3人のホロスコープや四柱命式を分析して、事件解決へのヒントを探ることだけです。

その結果、興味深い次のような事実が見いだされました。ホロスコープで、3人に共通していたのは、出生図において、太陽がほぼ同一度数に位置していることです。つまり、郡山さんが「さそり22度」に、今井さんが「ふたご23度」に、高遠さんが「やぎ23度」に、それぞれ位置しているのです。そして、これら太陽に対して強力なアスペクトを投げかけているのが、トランジット(進行中)の「いて22度」に位置している冥王星です。

トランジットの冥王星は、郡山さんに対しては、太陽以外にも火星(うお4度)に対して72度アスペクト、今井さんに対しては、太陽以外にも土星(さそり22度)に対して30度アスペクト、高遠さんに対しては、太陽以外にも火星(うお21度)に対して90度アスペクトをそれぞれ示しています。

3人の出生図では、火星の位置・アスペクトにも注目したいのです。郡山さんの出生図・火星は、土星に90度、冥王星に150度、海王星に90度アスペクトを与えています。今井さんの出生図・火星は、海王星に180度、冥王星に120度、水星に0度アスペクトを与えています。高遠さんの出生図・火星は、土星に30度、水星に60度、冥王星に180度アスペクトを与えています。

トランジットの惑星では、土星も注目すべきアスペクトを投げかけています。郡山さんは太陽に対して135度、今井さんは出生時・土星に対して135度、高遠さんは天王星に対して90度アスペクトとなっています。

トランジットの火星の位置から考えると、3人に生命の危険が及ぶとすれば、4月15日前後であると予見されます。テロリストの要求では3日以内で、10日前後がその日付となるのですが、ホロスコープから見る限りは15日前後までは期日は延ばされるものと予見されます。

また、一つの可能性として、高遠さんだけは生命の期限がもう少し延ばされる可能性もあります。したがって、もし政府がテロリストと交渉、又は急襲するとすれば、15日以内に行なうべきです。それ以上、延ばすのは危険です。

私は、前にも述べたように、このホームページの「素顔のひとり言」を、ベトナム戦争に反対して焼身自殺した若者を歌った反戦歌「フランシーヌの場合」からスタートさせています。