3月, 2021年

「居酒屋」チェーンが次々と生れ変っていく

2021-03-06

個人でもそうだが、企業でも“何か”をきっかけとして、その業態を「大きく入れ替えていく」時がある。飲食店など“コロナ騒動”で窮地に追い込まれた業種は多い。特にチェーン店として全国展開していたようなところほど、生半可な“救済策”では生き残れない。そこでどうするかというと「思い切って業態転換するしかない」ということになる。昨日、大手居酒屋チェーンを展開する「鳥貴族」が、ハンバーガー事業に参入していくことを宣言した。これまでの店舗を「チキンバーガー専門店」へと業態転換していくというのだ。ファーストフードの市場規模は大きく、感染症のリスクも少なく、将来的には海外展開も見込めるところからの決断であるらしい。単なる“一時しのぎ”としての転換ではなく、将来を見据えて舵を切ったところは注目に値する。もっとも、居酒屋ファンが、そのままハンバーガーファンに切り替わるのかは疑問符が付く。それでも、元々場所の良いところに出店してある居酒屋は、ファーストフード店に切り替えやすいのは確かだ。それに「キッチンバーガー」に特化しているところも「鳥貴族」としてのブランドを維持できる長所だ。既に昨年10月、居酒屋チェーン大手の「ワタミ」が、これまでの「居酒屋の和民」から「焼き肉の和民」へと“衣替え”をしている。密着型となる居酒屋よりも、多少は距離を取れる焼き肉店の方が感染症に強いという考え方だ。ワタミの社長は「失敗したなら自分が責任を取れば良い」と背水の陣を敷いている。確かに、すでに飽和状態となっている“居酒屋”店舗で争うよりも、一部を業態転換して“将来性を問う”方が賢いやり方と言える。それに、感心するのは「従業員の雇用を守りたい」という発想だった。確かに、似たような業態であれば、これまでの従業員を教育なしに即戦力として雇用できる。彼らの生活も守ることが出来る。敏腕経営者らしい発想だ。一時期、ワタミは従業員から“ブラック企業”的な告発が相次いだ。実態は解からないが、従業員の生活を守ろうとする姿に、もう一つの側面を見たような気がした。

北極海と南太平洋で同時に「大地震」発生⁉

2021-03-05

どうも物騒な状況が続いている。南太平洋のケルマデック諸島付近では、昨日の夜から今朝にかけて大きな地震が続いている。まず昨日の夜22時27分にM7.3の地震、続いて夜中2時41分にM7.4の地震、さらに今朝4時29分にM8.0の地震だ。日本からは遠く離れているが、津波の押し寄せる可能性がないとは言えない。けれども、それだけだったら、特別ここで取り上げるほどのことでもない。実は、ここ一週間ほどマグニチュード5~6の地震が続いている地域が、もう一方にあるのだ。それは北極海でグリーンランドと北欧のノルウェーやスウェーデンの半島に挟まれた地域の島国アイスランドの首都付近だ。ここは元々地震の起きやすい島国なのだが、それでも一週間に17000回もの頻発地震は初めてであるという。もちろんそんなに揺れ続けていたら、おちおち寝ても居られない。もう一つ心配なのは、首都のレイキャビク南方30㌔には火山があって、それが噴火する可能性が強いのだ。つまり、地震と火山噴火と両方で、その発生時期が迫って来ている印象なのだ。それにしても、一方は南太平洋の島国、もう一方は北極海の島国と、対極に位置している場所ではないが、両方ともに“グラグラ”と揺れ続けている。ここ数年、生き物としての「地球」は明らかに“のたうちまわって”いる。古代の人々が、自然界に対して、或いは気球大地に対して、敬虔な“祈り”を捧げていたのは、生き物としての「地球」を感じ取っていたからかもしれない。「風水」という“占い”は、われわれが暮していく上で、どう自然環境と向き合えば良いのかを探究した占術である。そして最終的には“地球生命”に沿うような生き方が「幸運」に繋がり「生命力」を与えてくれると伝えている。われわれは古代人ではないが、それでも“生き物としての地球”が、何を求めていて、どうしようとしているか、耳を澄ます時期に来ているのかもしれない。

“業務停止命令”では済まない「日医工」悪行

2021-03-04

さまざまな業種には、その業種なりの「絶対にやってはいけないこと」というものがある筈だ。例えば「生命」に直結する医薬製造会社において、品質試験において“不適応”となった破棄すべき錠剤を“再利用する”などということが、許されるはずがない。ところが、2009年ごろから「日医工」というジェネリック医薬品製造大手では、それがまかり通っていた。本来は破棄すべき錠剤を砕いて、新たな錠剤を作り直す…どう考えても、医薬品を扱う人間の発想ではない。しかも、それは経営的に苦しいから行っていたのではない。むしろ逆なのだ。忙しすぎて、多くの品目を製造しなければならなくて、少しでも時間を短縮させたいがため行ったことなのだ。機械部品とかの“製造工場”なら、そのような発想も分からないではない。だが、医薬品の製造工場なのだ。品質試験で“不適合”だったものを、どうして再利用できるのか。この「日医工」という企業は東証一部上場の大企業である。町工場ではない。2020年3月期の売上高は1900億円である。儲かっているのだ。ちなみにジェネリック医薬品というのは“後発医薬品”という意味で、正規の医薬品の“模造品”のようなものである。但し、後発品でも模造品でも“正規のモノ”より優れている場合がある。ジェネリック医薬品に関しては、優れていないまでも、劣っているわけではない。ただ安価にするため各種の工夫をしていて、それが“効き目”に影響を与える場合はある。だから、医師が処方する場合、最初からジェネリック医薬品を奨めることはない。奨めて来るのは調剤薬局だ。国もそれを推奨している。どうしてかというと、国の医療費負担が軽くなるからだ。こうしてジェネリック医薬品の製造企業は、黙っていても儲けられるシステムになっている。けれども、どんなに忙しかったとしても、やってはいけないこと、というものがある。医薬品は機械部品の生産とは違って、とりあえずで“見切り発車”は出来ないのだ。

子供達の「未来」から「希望」を奪うな

2021-03-03

2020年の1月~11月の統計による“自殺者の速報値”が出ていた。自殺者数そのものは特別多いわけではないが、小中高生に限ると440人で“過去最多”の数字らしい。最近は“暗いニュース”が多い。特に昨年から今年にかけては“新型コロナ旋風”が吹き荒れていたせいで、連日のように“暗いニュース”ばかりが流された。しかも、俗にいう「識者」と呼ばれる人たちの多くは「収束までには数年間かかる」とか「これからは人との距離を取っての生活が当たり前になる」とか「イベントなどはすべて中止にすべきだ」とか「これからは、こういう生活が当たり前になる」とか、これでもか、これでもか、と言わんばかりに“希望の見えない未来の暮らし”を叩き込もうとした。実際、学校関係の多くは休校となり、リモート学習に変わった。学校に通う場合でも、マスク着用が当たり前となり、人との距離感を取るのが当然となった。学校が終われば、すぐ帰宅しなければならない。何もかもが窮屈で、自由を奪われ、先行きにも“不安”ばかりをつのらせた。そういう状態の中で、子供たちに“明るい未来”を想い描け、という方が無理である。“友達を作れ”という方が無理である。マスクをして、人との距離を取って、学校が終わったらすぐリモート学習ては、自由でのびのびした学校生活は送れない。しかも、TVのニュースやバライティなどでは「感染が広がる一方だ」とか「しばらくは収束しないでしょう」とか伝える。どのTV番組でも同じようなことを伝えているし、経済的にも“窮地に陥っている人々”の言葉が流される。子供たちにとっては、将来に対しての“救い”がないのだ。勉強だって思うように出来ない。もちろん遊ぶことだって、多くの事柄が禁止されている。親兄弟が傍に居て、家庭的な“悦び”や“愉しみ”が見いだされる子供は良いが、飲食店従事者の子供、医療従事者の子供、派遣切りに遭いそうな親の子供…さまざまな環境下で、子供たちは未来に「希望」を見出せないでいる。どうして、誰もが“暗い未来”しか語らないのか。終戦時に生まれ育った日本の子供達は、どう生き延びて、どう活躍していったか、どのような環境下でも、逞しく、希望を持って、将来的な幸福を、掴み取っていく「生き方」はある。「今の子供達は不幸だ」などと、どうして決めつけるのか。私は、雨の漏る六畳一間で家族6人という“悲惨な幼少時代”を送ったが、むしろそういう時代があったことで、精神的に“強く”なれたし、こういう“仕事”に就くことも出来た。あの過去がなければ、どうして「人間の運命」を研究しようなどと思っただろう。子供達に「不幸だ」と決めつけるのは“自殺を誘発する”大罪と知るべきである。

「株の値動き」は「運勢の上下動」に通ず⁉

2021-03-02

最近「日本株」の値動きが激しい。実際には「日本株」だけでなく、世界の株価の“値動き”が激しい。先週末には1200円も急落した「日経平均」は、月曜日には700円近くも急騰した。一体どっちなんだ、と言いたくなるような値動きなのだ。この激しい値動きは、去年の11月から続いていて、激しい上下動を繰り返しながら、文字通り“生き物”のように荒れ狂っている。前にも書いたが「日本株」は“世界の景気敏感株”という風に投資家たちから捉えられているので、激しい動きを繰り返すのは、それだけ“世界の投資家たち”が、経済の先行きに対して“右往左往”している証ともいえる。ただし、これは「世界経済」であって、日本の経済ではない。「日本株」なのだが、その動きをつかさどるのは日本の経済ではなく、世界経済の方なのだ。しかも、一年先、二年先の“世界経済”である。だから、よく識者と称されるような人が「日本の実体経済とは見合っていない」などというが、土台が“日本経済”の反映ではないし、ましてや“今”の反映でもない。だから「見合っていない」のは当然のことなのだ。ただ、私はいつも想うのだが、これほど「人間の運勢」に似ているものはない。各企業の株価の“動き”は、そのまま各個人の“運勢の動き”を連想させる。各企業だって、確かに“好調”や“不調”の波はあるけれども、“株価値動き”に示されるほどの極端な“仕事成果の上下動”はない。けれども投資家たちの“売り”“買い”は、結果的に個々の企業に対して日々“未来の数値”を定める。しかも、それらはちょっとしたことが元になって、大きく修正される。単なる“仕事の成果”だけで動いているのではない。同じようなことが、人間の「運勢」にも言えるのだ。われわれの「運勢」というのは、さまざまな要因が重なり合って構成されている。けっして、一つの「運」だけで動いているのではない。しかも、常に“修正”を加えながら動いていく。その“修正”というのは、本人による“修正”の場合もあれば、そうではなく“周りからの評価”とか、“予期せぬ出来事”とか、“時代的な変化”とか、“ちょっとした出逢い”とか、そういうもろもろのことを巻き込みながら“修正”していく。ここでの「運勢グラフ」も、未来という時空の中で“微妙に変化”し続けているのだ。

この3月より「全コラム」無料開放に転換

2021-03-01

この“新しいホームページ”の形式に変えてから、一部コラムを「有料会員コラム」として展開してきた。ただ私自身は、このシステムを導入するにあたっていろいろ揉めたので、正直、途中からは“有料”でも“無料”でも、どうでも良くなっていた。大体が、本来なら「新しいホームページ」に変わるのだから機能的に向上していなければならないが、風水図面とか、タロットの回転画像とか、これまで機能してきたものが“不可能”となるなど、むしろ退歩していた。しかも、本来であれば2019年春に出来るはずのものが、2020年11月にずれ込むなど、ホームページ制作会社の「やる気」に疑問符がつく形でのスタートとなった。「新しいホームページ」は、私が依頼して変更したのではなく、あくまでも制作側からの“要望”によって、しぶしぶ私が応じたに過ぎない。まあ、そういう“いわくつき”のものなので、何んとなく“不安”だったのだが、それでも以前のホームページに比べれば“華やかさ”もあり、“動画的要素”も加わり、そういう意味では“時間が掛かった成果”がなかったわけではない。私は何でも“長期戦型”なので、そういう意味では、これからが“本来の役割”を果たしていくに違いない。ということで、今月からは“このコラム”なども「無料開放」に変更した。少しの期間だが、有料で読んでいただいた方達には、心からの感謝を捧げたい。私の場合、このコラムは「この一言で救われる」のコラムと同様にほぼ毎日更新しているので、その都度何らかのテーマというか、ネタというか、そういうものを材料として書いている。しかも、前もって用意とかするのではなく、その日の朝(早朝)になって、何かないかな…と見つけ出して来て書いていく。毎日、ブログを更新する人の多くは、ご自身の日常を描く。私は、そういうのは「つまらない」としか思わない。よく芸能人などが、毎日“つまらない日常”を掲載しているが、しかも、それを“つまらないマスコミ”が取り上げて「ネットニュース」として流しているが、よくあんな“つまらない日常”を「ニュース」として流せるものだとあきれてしまう。同じ“つまらないもの”を流すのであれば、もう少し“笑えるもの”とか、“考えさせるもの”とか、“ためになるもの”とか、“ニュースらしいもの”とか、何かがありそうなものである。私は、必ずしも「占い」に限らないが、“運命”とか、“人生”とか、“幸運”とか、“神秘”とか、何かしら“意味を持つ”と思われるものを、これからも書いていく。暇な方は、ぜひ読んでみていただきたい。

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