3月, 2021年

人はだれしも最終的に「自分で自分を救う」

2021-03-18

河野景子氏の雑誌インタビューが載っていた。2018年に離婚し「花田景子」から「河野景子」に戻ったわけだが、その後のことを「第3章」という形で語っている。つまり、アナウンサーとして活躍し貴乃花と結婚するまでを「第1章」とし、嫁いで“相撲部屋の女将”としての期間を「第2章」とし、離婚して名前も戻して再スタートを切ってからを「第3章」だと自分で位置付けているようなのだ。一般的にはそういう“生き方”を「身勝手だ」と批判する向きもあるようだが、運命学的な観点からは極めて理に適った“生き方”であるし“運命の捉え方”でもある。日本人は、とかく女性の“自主的な生き方”を認めたがらないような傾向があって、いったん嫁いだなら、最後までまっとうすべきという意見が多い。けれども、仕事でも結婚でもそうだが、最期までまっとうしたから“立派”で、途中で決別したから一概に“身勝手”とは決めつけられない。運命学的な観点から言えば、長い人生には誰しも“分岐点”と言えるような「時期」がある。選択を迫られるような「場面」がある。そういう時に、大きく左右するのは本人の性格である。自分の中で、どう決断して、いつ実行に移すかは、運命的な事情と背中合わせになっているケースも多い。最終的には、自分自身の人生なのだ。他人が変わってくれたり、責任を取ってくれたりはしない。そうであるなら、意志的に行動していく方が「幸運」を引寄せやすい。それに後悔しないものだ。「幸運の女神」には“後ろ髪がない”と言われ、あとになって、あのとき動いていれば…とか、あのとき選んでおけば…とか、思っても“後の祭り”なのだ。運命学的にも、人生上におけるチャンスというのは、そう何度も何度も起こるものではない。また、あまりチャンスに恵まれない人であっても、人生に一度や二度は必ず「幸運の女神」がやってくる時期はある。その時のための準備をしておけばよいが、日頃から“あきらめモード”で投げやりになっていた場合には、ふいに訪れたチャンスも見送ってしまうようなことになりやすい。河野景子氏は「“第3章”の扉を開いたことは、まったく後悔していません」と言い切っている。そして、その通りなのだが「変えられるのは未来だけだ」と言い切ってもいる。過去を嘆いたり、過去にしがみついたりするより、未来に“救い”と“希望”を求める方が現実的だし、運命学的にも理に適った“生き方”となる。彼女自身が言うように「自分で自分を救う」しかないのだ。

「SKE」から「THE」に移籍して“握手会(⁉)“

2021-03-17

昨日、元「SKE48」のメンバーだった山田樹奈(22歳)が三人の仲間と共に「詐欺」及び「特定商取引法違反」で逮捕された。為替変動に投資する「バイナリーオプション」の“投資手法伝授”を謳って会社員から50万円を払わせ、実際には何らのアドバイスも行わなかった容疑で、告発され逮捕に至ったのだ。同じような手口による“被害者”は100名以上いると見られ、その総額は5800万円に上る。なかなかの“本格的な詐欺集団”なのだ。昔から、ギャンブル的なものに対して「絶対に儲かる」を“売り言葉”に「儲かり技法の伝授」という形で“詐欺”を働く人物や集団が後を絶たない。もちろん、これは“騙す”方も悪いのだが、“騙される”方にも問題はある。総じてギャンブル系のものは「絶対に…」などと言う保証はない。だから、それを謳っている時点でアウトなのだ。けれども「詐欺商法」はどれも「儲かるかもしれません」とか「儲かる可能性があります」とか、そういう風なあいまいなことは言わない。詐欺商法に金を払うのは「絶対に儲かりたい」人たちだからである。占いでもそうだが、大体が「100%当たる」などと言うような人物に、ろくな人物はいない。そんなことは土台が不可能だからだ。昔からよくある「投資詐欺商法」の一つに「未公開株サギ」の手口がある。これは東証に上場する前の段階で創業間もない将来性有望な企業の株に投資しておけば、やがて上場した時「大金が入ってくる」と誘うもので、実際、そうなっていく企業というのはたくさん存在しているので、引っ掛かりやすい。だが、上場されていない企業に関しては、よほど新興企業に対して詳しい人でもない限り、どんな企業があり、どんな事業をしていて、今後どうなっていくかなど、調べようがない。だから、それらしい資料とか数字とかを見せられると、ナルホドと信頼してしまったりする。実際、ソフトバンクGの孫氏などは、将来性有望な企業を発掘してくる達人で、それらに“投資”したことで今日の財産を築いた。謂ってみれば、孫氏などは“その企業の将来”を直感的に占って、彼の“直感”がOKを出せば“いくらでも投資する”という手法なのだ。だから「未公開株」が“大化け”して巨富を生み出してくれることはある。けれども、事業に関して、商取引に関して、株というものに関して、予備知識のない人が安易に手出しすべきものではない。どういうギャンブルだって一通りのルールを知って賭けるだろう。自分が“未知なもの”は「金の卵」とはならないのだ。

「誰のせいでもなく誰が悪いわけでもなく…」

2021-03-16

「…すべては運命と必然」と“豪邸処分と引っ越し”について報告したのはタレントの堀ちえみ氏。既に、新たな物件を探していると伝えていて、不本意ながらの転居のようだ。広々とした中庭のある豪邸は“終の棲家”と決めていたようで、彼女の文章からは無念さも伝わってくる。けれども、その一方では“さまざまな試練”を経験してきたこの人らしく「…すべては運命と必然」と割り切ってもいるようだ。実際、波乱に満ちた人生を歩んできている彼女は、どのような変化に対しても「運命」として受け入れる“覚悟”が出来ているように見える。これは簡単なようでいて、実際にはなかなか難しい。ドラマのような人生は、第三者的に観ている分には“面白く華やか”でも、現実として受け入れるのは容易ではない。人は“ないものねだり”をしがちなもので、穏やかな人生を歩んでいる人ほど、波乱に満ちた人生に“或る種の羨望”を抱いたりする。けれども、ほとんどの当人たちは、望んでそういう人生を歩んだわけではなく、結果的にそうなってしまったに過ぎない。そして、或る時期から「すべては運命」と思うようになる。そういう風に“受け入れる”と、前向きに生きられるからだ。人は誰でも弱いので、不遇な状況の中では「誰が悪かったのか」とか「なにが悪かったのか」とか、考えがちになる。けれども、後戻りできないことを考えるより、今後のため“どうすべきなのか”を考えるのが賢い生き方になる。元々“引っ越しの多い人生”を歩んできた人は、自分の中で「終の棲家」と思っても、なかなかそこで終わらない、というケースが少なくない。最近、私の友人で会社も経営されている方が、大都会からその人の“生まれ故郷”へと戻った。わりと頻繁に“動くタイプ”の方なので、これで“おしまい”なのか、それとも“おしまい”ではないのかわからないが、動くことで“新たなる運”と出逢うのも興味深い。私なども、本当は“新たなる運”と出逢いたいので、動きたいのだが、こういう仕事は“条件的なもの”もあって、簡単には良い物件が見つからない。何となく探している内に“偶然発見する形”が理想的なのだが…。

「宇宙ホテル」より「変なホテル」の方が…

2021-03-15

世の中には“未知なもの”が好きな人と嫌いな人とがいる。私の場合には、そのものによって異なるので“どちら”とも言えないが、まあ、慣れている方が「安心」というのはある。さて“未知なもの”の代表ともいうべき「宇宙ホテル」の予約が既に始まっているらしい。このホテル、まだ出来上がってはいない。その建設も2026年から行われるようで、その一年後、2027年にオープン予定という。当然のことながら“宇宙空間”に作られるホテルで、そこに到着するためには地上からスペースXのロケット「スターシップ」に乗り込んで出掛けなければならない。したがって、多少の訓練を受けた後でなければ出掛けられない。こう書くと「宇宙飛行」と勘違いする人がいるかもしれないが、そうではなくて、あくまでも「宇宙ホテル」に泊まるため飛行機に乗るような感覚で、“ロケットに乗り込む”ことが条件的には必要なだけだ。「宇宙ホテル=ボイジャーステーション」はちゃんとしたホテルであるから、280人まで宿泊可能だし、レストランやバー、スポーツジムまで備え付けてある。基本的には“三泊型ツアー”で、今のところ、そのくらいの宿泊数によるツアーが妥当らしい。ツアー料金は三泊で5億4000万円と少々お高め。う~ん、5万4000円なら考えても良いのだが…。地球上では味わうことが出来ない「無重力感を体験できる」のが“売り”のようだが、そんな“売り”いらないと思うのは私だけだろうか。そういえば「危なくて怖いホリエモンロケット」は、いつごろから“宇宙ホテル行”を決行するのだろう。“格安飛行”を目指すらしいが、命の保証が出来ないツアーというのも、それはそれで“スリル満点”で面白いかもしれない。「宇宙ホテル」の方には、ひょっとして元ZOZO社長なんかが“ご予約”されているのだろうか。確か「一緒に行く仲間」を募集していたような気がするが、きっとユニークなメンバーが集まる(⁉)に違いない。

百年後には「双子だらけ」に…なっている⁉

2021-03-14

よくよく考えると、かなり衝撃的な研究である。英国の学術雑誌に載った「双子」の出生数が多くなっている…という研究論文だ。世界各国で40年前と比較し30%以上も「双子」が増えているのだ。しかも、アジア圏では32%増だが、北米では71%増という“驚異の比率”が提出されている。この分で行くと百年後の先進国は「双子だらけ」になってしまうかもしれない。未来都市の想像図には「同じ顔」をした兄弟を多数描かないといけなくなる。実際、この報告で興味深いのは、確かに“双子”の数は増えているのだが、実は「一卵性双生児」は増えていなくて「二卵性双生児」の数だけが増えているらしい。これは何を意味するのか、遺伝子学的な観点からは「一卵性」は“同一人物”を表し「二卵性」は“同時に産まれた兄弟”のようなものであるという。そういえば“二卵性”の場合には、一方が男の子で、もう一方が女の子というケースも時々見られる。だから遺伝学的には“半分だけ共通”らしいのだ。つまり、百年後に「双子」が飛躍的に増えていたとしても、外貌も性格も“微妙に異なる”から、生活的に支障は少ないようなのだ。私には昔、双子のお客さんが居た。時々別々にやってくるのだが、見た目的には“同じに視えて”しまって、その人には関係のないことを言ってしまったこともある。だが、興味を持ってよくよく観察していたら、“奇妙な事実”に気付いた。それは運命的に“似たようなことが起こる”のだが、その起こる時期には“半年ほどのズレ”があるのだった。一方に恋人ができると、もう一方にも恋人ができるのだが、それは半年くらい経ってからだった。一方が病気になると、もう一方も病気になるのだが、それも半年くらい遅れてだった。この二人の場合は20分程ズレて産まれている。この20分の“差”が“半年の違い”となるのか、今のところデータ不足で解からない。姓名の名は、どちらも“ひらがな三文字”で一文字だけ違っている。もし、双子に関しての“運命学的な研究”をされている方が居たら、ぜひ知らせてほしい。

お年寄り達が「郵便局」で「スマホ」を買う⁉

2021-03-13

「楽天」と「日本郵政」とが“手”を結んだ。既に昨年12月から“物流分野での協業”は行っていたのだが、今回は2400億円の資金調達を「日本郵政」と「楽天」の三木谷会長と「中国・テンセント」と「米・ウォルマート」の四者で行ったというところに、この“新たな提携”の意味がある。四者の中では「日本郵政」の出資額がもっとも多くて1500億円である。「楽天」は“企業”として出資したのではなく、会長である三木谷氏本人が単独で出資している。それだけ、この提携への“想い”の強さが窺われる。しかも「楽天」は、この提携によって両者の結びつきを強めるべく“8%の株式”を「日本郵政」に与えた。これによって新たな時代が始まった。これまで“携帯電話”から“スマホ”に切り替えるのを好まなかったお年寄りたち、“携帯電話”さえも持とうとしなかったお年寄りたちが、続々と「スマホ」を購入し始めるようになる。“新たな客層”が開拓されるのだ。全国に1万2000か所もある「郵便局」窓口の“親切な女性達”が、お年寄りたちに手取り足取り教えて“スマホの販売員”となる。これまでネットには強いが実店舗は弱く、全国に200か所しか「楽天」の店舗はなかった。もちろん、そんなところに“お年寄り”はやって来ない。お年寄りたちがやってくるのは「郵便局」なのだ。そして「郵便局」ならば何よりも、手続きが“その場”で済む。しかも、信頼されている郵便局のお姉さんたちが書類記入など手伝ってくれる。実は、こういった事柄が“お年寄り達”のデジタル機器への参加を阻んできているのだ。つまり、なんとなく「スマホ」は使い方が面倒そうだし、切り替えや手続きも出来ないし、料金的にも高そうだし、傍で教えてくれる人も居ないし…そういうお年寄りたちが予想以上に日本には多いのだ。だから、それらが解決されるなら「スマホを購入しても良い」という“独り身”の高齢者は全国にごまんといる。そういう人達が続々と“スマホ初心者”となる。しかも、この話にはなぜか“中国”と“アメリカ”の企業までが出資している。これは何を意味するのか。もちろん、この背景には「アマゾン」とか「ソフトバンクグループ」などへの“挑戦状”も含まれている。三木谷氏は今、一世一代の“賭け”に出ているのだ。

「どら焼き1個」と「ショーツ1枚」の謎

2021-03-12

昨日、二人の男が「窃盗」と「強盗」で逮捕された。その一人は函館でスーパーから「どら焼き1個」(108円)を盗んだ容疑だ。彼は店の人に掴まって、盗んだ“どら焼き”を路上に捨て「何のことか、わからない」と言っている。もう一人は徳島で深夜の路上で、徒歩で帰宅途中だった20代女性の手前に回り込んで、今穿いている下着を脱いで手渡すよう凄み「ショーツ1枚」(500円)を奪った容疑だ。彼は奪ったことは認めているが「凄んではいない」と言っている。実はこちらの方は徳島刑務所に勤務する刑務官の谷口天喜(30歳)である。勤務を終えて刑務所から帰宅途中で行った犯罪なのだ。この場合、面識のない女性に“凄んだ”から「強盗罪」で、凄まずに女性が脱いでくれたなら“強盗”とは言えなくなるのかもしれない。深夜の11時過ぎなのに、徒歩で帰宅していた女性もやや“不用心”と言えるが、勤務先(刑務所)からの帰り道でショーツ1枚を奪ったのは、これまた“不用心”過ぎる。しかも、この男は独身ではないので、よほどストレスが溜まっていたのか、或いは、これが「はじめての犯罪」ではなかったのか。徳島刑務所というのは、どちらかというと“重い犯罪”を犯した人達が入るところらしいので、それに初犯なので、勤務場所だったところに入ることは多分ないと思うが、ちょっと恥ずかしい。恥かしいと言えば「どら焼き1個」の方も、犯罪は犯罪だが「逮捕」というほどの犯罪なのだろうか…と思ってしまう部分はある。彼はよほど食べたくて、でも思い止まろうとして、悩んだ末の犯行だったに違いない。なぜなら、そうでもなければ、店の店員が“1個だけ盗む”のを目撃したりはしない。悩んだ末に行ったから、挙動不審で見つかりやすかったのだ。しかも不慣れなものだから、路上に捨てて「何のことだか、わからない」と開き直ったのだ。もっとも両方とも、今後を考えると「逮捕」が妥当なのかもしれないし「どうぞ、どうぞ」と手渡すわけにもいかない。警察犯罪では「ショーツ1枚」であっても、いくらであったかをハッキリとさせなければならない。路上で脱いだから、価格が上がる、ことはないのだ。

理解に苦しむ「ネットニュース」の内容

2021-03-11

われわれの日常における“情報源”が、新聞やTV等から徐々に“インターネット”に切り替えられつつある。ところが、その情報源としての“ネット”は今一つ信頼性に乏しい。大事な情報ほど信頼性に乏しい。或いは“作為的な部分”が多い。どうでもいいようなニュースは、何度も繰り返すのに、肝心なニュースはあっという間に消えていく。元々が自分たちが取材したことではなくて、何らかの報道機関から“流れて来た”ものを貼り付ける形だからであろうか。仮にそうであったとしても、一度は“内容を精査する”のが、少なくとも“情報を流す立場”の最低限のルールだと思うのだが…。最近、よく目にするのは芸能人の夫婦や家族の“仲睦まじい写真”などを流すものである。別に“仲睦まじい写真”を流して悪いというのではない。“夫婦”や“家族”が、仲良くあるのは、それはそれで良いことだ。けれども、それは「ニュース」だろうか。子供と一緒に“顔見せ”している写真がニュースなのだろうか。或いは夫婦で一緒に“笑顔を見せる”ことがニュースなのだろうか。或いは女優や、モデルや、アイドルが、普段とは違ったファッションをして見せていることが、或るいはメイクをしたということが、ニュースと言えるのだろうか。別に“事件”や“事故”や“社会的出来事”だけを取り上げろ、というつもりはない。芸能界とか、スポーツ界とか、政界とか、経済界とかの“ちょっとした出来事”も、それなりの“清涼剤”となることもある。微笑ましく思うこともある。けれども、毎日、同じような人ばかり、追っかけのように追加していくネットニュースには、採り上げる個人の“好み”や“趣味”まで加わっているかのような「ニュース」まで入り込んでいる。くだらなくても面白いとか、それなりに感心させられるとか、豆知識を得られるようなものなら、良いと思うが、タイトルと中身が違う記事とか、表現オーバー過ぎるもの、ネット情報にしては古すぎるものとかが、選別なく平然と発信される。あれは何とかならないのか。時として「広告枠」的な“TV番組”の宣伝や、映画やコンサートやイベントに関しての情報は掲載して当然だと思うが、同じものばかりを取り上げず、もう少し幅広く情報を拾って来てほしい。少なくとも日本のネット情報は、掲載に値するものであることを願っている。

人はときどき本能的な「神様」になる⁉

2021-03-10

宅配ドライバーは「荷物」を届けるのが仕事だ。けれども、時には「子供」を届けることもある。それも、12階のバルコニーから落下してきた子供を…。そういう出来事があった時、誰もが受け止めてくれた彼を「ヒーロー」のように扱ったが、彼グエン・ゴック・マン(31歳)氏にとっては“本能的な行動”だった。2月末のベトナムの首都ハノイでの出来事だった。たまたま、その高層ビル近くに荷物を届けようとして車を停めようとした時、子供の泣き声と女性の悲鳴とが重なり合うように聞こえた。普段なら窓など開けないが、その時には何となく開けて上方を見た。すると視界に、50メートル上空のバルコニーに掴まり、ぶら下がっている女の子の様子が見えた。母親らしい女性の絶叫も聞こえる。マン氏はすぐにトラックから飛び出すと、もし落下した場合の大体の場所を瞬時に計算した。そして発電機の金属製の屋根の上へと昇った。ただ、その屋根は斜めになっていて、しっかり立つことは出来ない。それでも、もう、それしか方法がなかった。普段、荷物の上げ下ろしをしているので、多少は、重いものでも持てるが、斜めの屋根では自分自身も落下しかねない。身の危険も感じたが、どうすることも出来ない。そう思った瞬間、ついに力尽きた女児が50メートル上空から落ちてきた。目算は当たっていた。よろけながらも、必死で女児を受け止める。危うく片足が屋根のヘリまで滑ったが、何んとか踏ん張った。女児は恐怖で言葉を失っていた。「もう大丈夫だよ」それしか言えなかった。こうして彼は女児を母親の元に届けた。女児は股関節を脱臼していたが、それ以外は大丈夫だった。マン氏の方は必死で気付かなかったが、自分の腕をねんざしていた。二人とも奇跡的に大したことがなく、彼は一躍「ヒーロー」となった。バルコニーにぶら下がっていた女児は、彼の娘とよく似ていたのだ。人は、本能的に人を救出する時、何もかも忘れて「神」になる。

公・私ともに「バスト」を活かす人生⁉

2021-03-09

かつて“グラドル”として一世を風靡した熊田曜子氏がSNSで「バストが大っ嫌いになった」と投稿した。家庭に入り、子供たち3人を産んで、その3人とも“完全母乳”で育てて、ようやく卒乳したと思ったら、哀れなほどバストが縮んでしまった…というのだ。20代の頃は「バストが売り」でグラビア界を席巻していただけに、断乳後の縮んだ自らの乳房に納得がゆかなかったのだろう。それにしても…と私は思う。よく“完全母乳”で3人の子を育てたものだ。その決意というか、意志というか、その部分にまず私は敬服する。彼女は“普通の主婦”ではない。これまで「大きな美乳」を“売り”としてきたアイドルだ。謂わば「バスト」は“商品”だったのだ。それもトップクラスの商品だった。結婚によって完全にグラビア界から引退し、二度と写真や映像に取られることはない、というのであれば“6年間の完全母乳”も解かる。けれども、彼女の場合はそうではない。結婚後もその都度、自らの生活を発信している。その後にも写真集を出している。私が言うまでもないことだが“完全母乳”が形を崩すことは、誰でも知っている。だからこそ「日本のお母さん」の多くは“形が崩れていた”のだ。それを承知で“完全母乳”に挑んだことに彼女の“潔さ”がある。この人はTV出演の時にも決して姿勢を崩さなかった。自らを視る眼が“何”を求めているかを知っているからだった。だから常に短いスカートをはき、肢を露出させた。もちろん“自慢の胸”には自信を持っているように見えた。実際、自信を持っていた胸であったから余計に“縮んでしまった”ことにショックを受けたに違いない。けれども、最近「バストケアトレーニング」を知ったそうで、それに打ち込み始めているようだ。文字通り「大きな美乳」を復活させようと頑張っている。何んと素晴らしい人生だろう。長い人生には、さまざまな理由から突如「自信」が崩れていくことがある。何かを“失ってしまう”ことがある。けれども、十年以上、身に付いていたものは必ず復活できる。2~3年で消えてしまったものを取り返すのは難しいが、十年以上、所有していたものに関しては、努力と忍耐があれば必ず何らかの形で“復活”できる。そういう「運」が潜んでいるからだ。

信じ難い「評価するが8割」という世論調査

2021-03-08

最初は「信じがたい」と思い、その後にネット上の意見も観て、自分だけではなかったか…と或る意味で安心したのがNNNと読売新聞が行ったという“世論調査の結果”だった。つまり、菅内閣の「自粛期間延長」の判断に対する“世間の評価”と、それを下した“内閣支持”を調べるアンケート調査の結果だ。読売新聞を信じるなら、世間的には自粛延長したことを「評価する」が約8割の78%だったというのだ。そして、それを踏まえての内閣支持率は9ポイント上昇し48%であったと伝えている。どれだけの人達による調査結果だったか判然としていないが、どういう調査の仕方だったにしろ、8割もの人たちが「自粛延長」を評価し、それを基に9ポイントも内閣支持に回る…というのが、どうもピンと来ない。ネット上での意見も、その多くは「読売新聞」の“世論誘導”ではないのか、菅内閣に対する“持ち上げ記事”ではないか、という意見が多かった。実際、自粛期間の延長が“コロナ封じ込め”に役立っているのかどうか、いま一つ確証がない。それによって“窮地に追い込まれている多数の業界”が、賛成しているとはとても思えない。仮に「自粛」に賛同したとしても、それが“菅政権のお手柄”でもあるかのような記事の書き方は、どう考えてもおかしい。菅氏本人も、不肖の息子さんの問題が出て来たことで、評価が下がったのなら解かるのだが、評価が“9ポイント”も上がるというのは、どう考えれば良いのか。読売新聞が、どちらかと言えば“右寄り”で、朝日新聞がどちらかと言えば“左寄り”であるのは、誰もが知っている。したがって、その読者に対してアンケートを取った時に、多少の“違い”が出て来るのはやもう得ない。けれども、それがあまりに極端だと、どっちにしろ読んでいた疑問符が生まれる。それなら最初から、社説的な形で、支持を表明すれば良い。一般人を巻き込むような形で“世論調査”として国民に提出するのは、ちょっと問題なのではないか。仮に調査通りだったとしたら、日本人というのは、どうしてそんなにも慎重で怖がりなのだろう。

日本人女性「璃子」のシンデレラものがたり

2021-03-07

ハリウッド俳優のニコラス・ケイジ氏が今年2月に“5度目の結婚”をしていることが分かった。ラスベガスのホテルで関係者だけを集めての“コンパクトな披露宴”だったようだ。まあ5度目ともなれば、華々しく行う方がおかしい。それに、4度目の結婚は“69日間”だったとも言われていて、あまりにも短すぎたので、今回は質素な形を取ったに違いない。彼の“5人目の妻”となったのは、26歳の日本人女性である。しかも女優業である。いったい誰だろうと思いきや「芝田璃子」という“無名女優”だった。職業として「女優」とは名乗っているが、残念ながら彼女が活躍している映画や芝居はない。なぜなら“その他大勢”の形で出演している女優だからだ。過去にTV番組で、自らの生い立ちを話したことがあるらしく、母親が蒸発してしまったことで、児童養護施設で十年くらい過ごしていたらしい。そういう過去は「マリリン・モンロー」に似ている。ニコラスとの出逢いは、映画の撮影所らしいが、要するに“その他大勢”の1人として来ていた彼女を、彼が“見初めた”ということらしい。文字通り「シンデレラ」のような物語なのだ。日本人のわれわれから見ると、さほど“美人”には見えないが、多分、ニコラス・ケイジ氏にとっては“理想的な日本女性”なのに違いない。それが証拠に、彼は披露宴の時に新妻に対しては“京都の着物”を着せているからだ。現在56歳の新郎に対し、新婦は26歳で“31歳”の年齢差があるが、多分双方とも年齢などは気にしていないことだろう。私は、芝田璃子氏の生年月日が不明なので、運命学的な相性などは解からないが、なんとなく勘的に、この二人は上手く行くのではないか、という気がした。一番の決め手は彼女が“一流女優”ではなく“無名女優”だからだ。何度も結婚と離婚を繰り返す男性には、苦労してきた女性の方が良い。児童養護施設で育っている彼女には、多少、仲間はずれにされたり、イジメられたりしたとしても、じっと耐えていく“強さ”が備わっている。その他大勢の“大部屋女優”だったことからも、逆境に慣れている。それに、幼少時代に父母を失っていることからも“父親的な愛”を求める気持ちが強い。だから、よほどのことがない限り、彼女は自分から争ったりしないはずだ。故郷に家族を持たない彼女なら、アメリカで“セレブ妻”として輝いていくのに相応しい。

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