7月, 2024年

暑さに弱かった⁉米Amazon「EV配送車」火災

2024-07-07
あまり知られていないことだが、EV車つまり電気自動車が普及しない理由の一つに、われわれ人間と同じように「暑さに弱い」という意外な理由があるようだ。アメリカのヒューストンでAmazonのEV配送車両が並ぶ路上で突然、火災が起こった。配送車が勝手に炎上しだしたのだ。まだ正式な原因は解からないのだが、もしかすると36.6度という猛暑が原因かもしれない、と言われている。つまり充電ステーションに近いEV車は、暑くなりすぎると発火してしまう可能性があるというのだ。実際、今回の火災だけでなく、5月にはマンチェスターでもEV車両で同様な火災事故があり、一昨年にもカリフォルニアで同様な火災事故が起こっている。どうも充電器というのは熱波に弱い機器のようだ。その影響もあるのか、一時期、未来の救世主のように考えられたEV車だが、いま一つ普及していない。もちろん価格的に高いという問題や、走行距離が限られるという問題や、充電ステーションが少ないなど、解決できていない問題が多いことも理由だと思うが、火災事故につながりやすいとなれば根本的な見直しが求められる。人間も暑さには弱い。近年はどこでも35~6度程度では驚かなくなった。40度でも、まあ一応ニュースとなるくらいで、まだまだといった状況だ。さすがに45度を超えると、それだけで大きなニュースとなる。もし、そういう事態となっていったらEV車両は大丈夫なのだろうか。まあ人間でも大丈夫ではないから、EV車両はもっと大丈夫ではないかもしれない。日本の車両メーカーの多くは、ことEV車両に関しては中国などに出遅れた…ということで心配されていたが、かえって出遅れていたことで、もしかすると、安全性の高いものの開発に先行して恩恵が得られるかもしれない状況になってきた。世の中というのは解からないもので、何でもそうだが、ライバル勢に先行していれば良いと限ったものでもない。慎重に開発を進めることで高評価を得られる場合だってある。最先端のものばかりが評価されがちな傾向があるが、多少、開発が遅れても“安心・安全”で世界に迎え入れられる技術こそ、わが日本の誇りなのかもしれない。

「アメリカンドリーム」が崩れ去った“ふたり”

2024-07-06
日本人が海外で活躍しているのを見るのは、とても快く頼もしい。近年、さまざまな分野で活躍の場を広げているが、実際には“「夢」破れて苦悩している日本人”も多いことを忘れてはならない。その代表例がアメリカ大リーグに“破格の待遇”で入団したカブスの鈴木誠也選手(29歳)と、レッドソックスの吉田正尚選手(30歳)だ。日本人だけでなく、アメリカで「夢」を実現することを「アメリカンドリーム」というが、実際には向こうに行ってほんとうの活躍をして初めて「達成された」と言えることになる。そういう意味でのアメリカンドリームの達成者は決して多くはない。野球選手に限って言えば、いまのところ大谷翔平選手やイチロー選手や松井秀喜選手や野茂英雄投手など7~8名に過ぎないのではないか。どのくらいの選手が大リーガーになったか知らないが、相当数いる。その中で「夢を実現できた」のはほんの一握りなのだ。カブスの鈴木誠也選手は2022年に「5年で100億円」という“破格の契約”で入団した。レッドソックスの吉田正尚選手は2023年に「5年で124億円」という“超破格の契約”で入団した。おそらく日本人の多くには、この“契約金の高さ”が十分にニュースとして伝わっていなかったように思う。もちろん、これらは大谷翔平選手のドジャーズとの契約金に比べれば、低いかもしれないが、通常の日本人選手たちの契約金に比較すれば“異常と言えるほど高い金額”なのだ。どうしてこんな高額になったのかと言えば、それはハッキリとしていて大谷選手の活躍があるからだ。つまり「日本人選手は打撃の方でも活躍できる」と再評価されたからだ。ところが、現段階での二人の活躍は、正直、その金額に見合っているとはいいがたい。鈴木選手は打率257・本塁打11・打点34という数字、吉田選手は打率266・本塁打2・打点16という数字なのだ。これではとてもチームの“主力”とは言い難い。日本なら、そういう主力でも通用するが、打高投低の大リーグでは相当打たないと主力として認められない。したがって、両選手とも球団側からは早くも「放出に動いている」とも伝えられる。厳しい状況なのだ。5年契約だが、おそらくアメリカ人はそんなに待てない。だが、ふたりとも放出を受け入れてくれる球団が現れそうもない。なんとか早急に“大活躍”で見直させるよう頑張るしかない。アメリカというところは、そういうところなのだ。

“3か月遅れ”巡って来た「日経・TOPIX」最高値

2024-07-05
「日経平均」も「TOPIX」も、わたしが既に「桜満開の頃に…」と記した“最高値更新”を3か月余りも遅れて昨日達成した。ちょっと遅い。だが「ドル円相場」でも1ドル=160円を達成するのに、わたしが予想した昨年末よりも3か月余り遅れて達成していた。そう考えれば、私の経済予測は「3か月だけ先を進んでいる」と思えば、基本的には成就していることになる。今日以降については、多少もたもたする日があるかもしれないが、基本的には“一段高を目指す展開”になっていくだろう。かなり昔に「日本」がインフレになる時には、他の国と違って“一気になる”と予測して書いたが、文字通りそういう感じで、最近は何もかにもが値上がりしていて、値上がりしないのは「わたしの占い鑑定料金だけではないか」という声が“空耳”なのか、聴こえて来そうである。だいいち、今時「消費税もゼロ円」って、いったいどういう商売感覚なんだろう。まあ、それはともかく、こういうインフレ下においては「日本」の企業価格を表している「日経平均」や「TOPIX」が上昇していかないはずがない。基本的に“円表示の日経平均”は、海外の投資家からみれば“お得な料金”となるのに違いないのだ。だから、日本人目線で「経済的に苦しいのに株価が上がるのはおかしい」と思う人が居るかもしれないが、訪日外国人たちが日本にやってきて、何に対しても「安く感じる」のと同じように、株価だって日本人からみれば“最高値更新”でも、それは日本円が安くなっている証拠であって、そして物価高に変わってモノの値段がどんどん上がってきているのに比例しているだけの話で、企業価値としての“株価”が上昇していくのは、むしろ自然な現象で、下落していく方が不自然なのだ。ましてやアメリカでは「ダウ」も「ナスダック」も“最高値更新”していく状況で、世界的にもそういう状況で、それに遅ればせながら“日本が乗っかり始めた”という現象に過ぎない。だから、1ドルが今後170円に近づくようなことになれば「日経平均」や「TOPIX」も“先回り”して、もっと上を目指して動くのが自然で、企業業績などあまり気にしすぎる必要はないのだ。それにしても、なぜ、私の予測は“3か月遅れ”で実現していくのだろうか。

「逃亡者」なのに「セミナー6千万円」荒稼ぎ⁉

2024-07-04
こういうのを知ると、つくづく人間には「運」があって、強運な人はどこまでも強運なんだなあと思わざるを得ない。逃亡者カルロス・ゴーン(70歳)のことだ。日本で金融商品取引法違反に問われたゴーンだが、収容先から「音楽機材」と称して運び出されて手配された飛行機に乗り、そのままレバノンへと逃亡した。文字通り「事実は小説よりも奇なり」を地で行くストーリーで、日本警察の“甘さ”が問われる事件でもあった。あれから5年。その逃亡者ゴーンはどうなっているかと言えば、日本と“犯罪者引き渡し協定”のないレバノンで、悠々自適どころか華やかな生活を楽しんでいる。なにしろ「あの事件は日産幹部と日本の司法当局による陰謀だ‼」として、ゴーン被告の方から「日産&日本」を相手取って1575億円の“損害賠償請求”を求めているくらいなのだ。もっとも、レバノン外務省の方が、それを「日本」に送付することを否んでいる…とも伝えられる。とにかく、この人、昔から変わらず「まあ、強気」なのだ。そして現在は優雅にベイルートの豪邸で夫人と優雅な暮らしぶりで、時にはTVにも出たりしている。そして毎年キリスト教系の大学で教授として高額なビジネスセミナーを担当している。20人という人数限定のビジネスセミナーだが、その参加費はおひとり様315万円と超高額なのだ。つまり、それだけで20人集まれば6000万円を軽く超す収入になる。オンラインの参加者も認めていて、そちらも超高額だから、いったいどれだけ儲ければ気が済むのか……という感じなのだ。わたしがむかし好きだった「逃亡者」というアメリカのTVドラマは“無実の罪”を背負った医師である逃亡者が、逃げる先々で知り合った悩める人達を“救う”とか“手助けする”とかしながら、真犯人を自ら捜し求めていくドラマだったが、こちらの逃亡者には「日本とフランスから国際逮捕状が出ている人物」とは思えない自信と傲慢さが感じられる。ほんとうに“あのドラマ”を見せてあげたい。待てよ、キリスト教系大学って、そういうことが許される大学なのか……。

「流行りの歌」「流行りのドラマ」に恋愛を‼

2024-07-03
年間約1000件ものチャットによる“恋愛相談”を若者たちから受けている恋愛カウンセラー・堺屋大地氏のコラムを読んだ。それによると現代の若者たちの多くは「恋愛はしたいが失敗はしたくない」という気持ちが強いそうだ。「生涯未婚」となる可能性の強い人たちの割合は年々増加傾向で、女性では18%、男性では28%にも上っている。この“18%”と“28%”の不釣り合いは、どう考えれば良いのか。男性の方が特別人口が多いというわけではない。つまり、男性側に“何回も結婚している人物”がいる確率が高いから生じることかもしれない。わたしは以前から“流行”ということが、この数字には関係していると思っている。わたしが「青春期⁉」だったころ、巷には多数の“失恋ソング”が流行っていた。当時の恋愛歌謡の八割は“悲恋歌謡”であった。だから、そういう世の中に居ると「恋愛は失敗して、当たり前」という意識が定着する。ところが、現代は恋愛歌謡が極端に少ない。「流行歌」なので“世の中”を反映してなのだろうが、極端に少ない。ましてや“悲恋歌謡”は、もっともっと少ない。いまや「演歌の世界」にしか見掛けない。その演歌の世界ですら、そんなに多く聴かれない。そういう“世の中”になってしまった。これでは恋愛をする人たちが少なくなるのは当然と言える。多くの人が観る「恋愛ドラマ」というものもぐんと減った。現在でも一応“恋愛ドラマ”はあるが、それは“付け足し”のようなところがあって、恋愛だけでは成り立っていない。現代の恋愛ドラマは“複雑”で、昔のようにストレートではなく、結婚に結び付くものともなっていない場合が多い。昔は“単純な恋愛設定”が多かったが、現代のドラマは“訳ありの恋愛”などが多く、だれもが“そういう設定”に溶け込んでいけるような形となっていないケースが多い。いまという時代が“そういう時代”だから仕方がない、と言えばそうなのかもしれないが、なんとなく昔のような“本気度”の乏しい恋愛ドラマが多い。結局、歌謡曲にしろ、TVドラマや映画にしろ、真正面から“恋愛→結婚”という形を扱っていないし、また世の中としても、そういうものが流行っている感じの状況でもない。結局、若者たちが自然に“失恋が出来る”状況を「流行歌」や「流行ドラマ」で“作ってあげる”ようにしないと、少子高齢化の問題は解決できないだろう。

最近話題の「マンション投資」興味深い⁉視点

2024-07-02
マンション情報誌からの“興味深い記事”が眼に止まった。10年前に比べて、値上がり上昇率のもっとも高い中古マンションは「東京」にあるのではなく「福井県」だというのだ。なにしろ、10年前の平均価格が70㎡で757万円だったのに、現在では1824万円の“約2.4倍”に跳ね上がっており、これは全国一の上昇率らしい。続いて「群馬県」で“約2倍”の上昇率、次が「新潟県」の“約1,96倍”、それから「大阪府」「沖縄県」「東京都」と続くらしい。もちろん、これらは平均価格であり、同じ県内でも格差が出てくる。ただ中古マンション(70㎡)の“平均価格”に関しては、そういう順位で“ここ十年”は推移しているらしい。これらの統計資料を見ると「福井県」や「新潟県」はともかく「群馬県」とかであれば、東京からも近く、主にリモートでも仕事が出来るのであれば、そういう安い地域にマンションを購入して暮らし、何年かして高くなったら“売る”という形も良い方法かもしれない。もっとも、群馬県の中古マンション価格は約2倍になったが、それでも1420万円という安さだ。信じられないような安さだ。だから上昇率で言えば確かに高いのだが、金額的な利益としては700万円くらいということになる。それに交通の便とか日常的な生活に対する不便さなども考慮する必要がある。ただ単に上昇率だけで推し量ることなど出来ないのだ。それに「東京」の場合は、現在の中古マンション(70㎡)の平均価格は約6000万円だが、10年前に比べて70%の上昇率を示している。したがって率だけで言えば、福井や群馬や新潟には負けるのだが金額に直せば断然「東京」の中古マンション価格の方が大きな含み益となる。いまのところ建築資材の値上がりや円安の影響もあって「東京」の新築マンション物件は1億円越えが“普通”と変わりつつある。そうであれば、まだ4~5年前に建てられた中古物件を比較的安く購入できれば、5~6年も経たない段階で、場所によっては1億円越えの“高値で売る”ことも可能になるのではないだろうか。

2024年7月の運勢

2024-07-01

71歳女性が「ミスコン」で活躍する⁉アメリカ

2024-07-01
アメリカという国は、いろいろ問題も多いが、さまざまな“多様性を受け入れていく”という点では間違いなく欧州やアジア圏よりも早い。その一つに「ミス・ユニバース」の出場資格について、これまで「18歳から28歳までの独身で子供のいない女性」に限定していたものを「18歳以上ならどなたでも良い」という風に改めた。つまり、これからは年齢も18歳以上であれば何歳でも良くて、子供が居ても良くて、元男性でも良くて……という風に変えてきている。これは機構による“新たな規定”ということになるので、日本でも「ミス・ユニバース」の出場者であればOKということではないだろうか。そういう風に規定が改定されると、すぐそれに応じて出場者が出てくるところが、いかにもアメリカらしい。今年6月に開催されたテキサス州の大会には、御年71歳のマリッサ・テイジョ氏が出場。地元を勝ち抜いてきて代表としての出場だ。残念ながら「ミス・テキサスUSA」とはならなかったが、その美貌は誰もが感心するほどのものである。決して20代の女性たちに劣って見えるようなところはない。ただ、これが“天然の美”であるのか、現代科学や医療を加味して誕生したものなのかについてのコメントはない。かりに美容外科手術をしているのだとしても、その出来栄えは見事としか言いようがなく、本人は「運動と健康的な生活が老化に対するベストな対策」であると強調している。実際、彼女の場合、これまで多数のフィットネス大会への出場経験を持っており、その点ではまさしく若々しいチャレンジ精神の持ち主なのだ。ミスコンはヒールの高い靴を履くから、そういう点では普段から履き慣れていないとスムーズに歩けず、こういう大会に出場できない。またポーズの取り方にしても、過去にそういう経験をもって居ないと、いきなり70代の女性がステージ上を美しく歩くことはできない。日本女性で30代以上の女性が出場したという話は聴かないが、或いは出場しても予選で落とされているのか、ぜひ日本でも60代とか70代で地方予選でトップに立てるような女性が出て来て欲しい。日本の場合、女性の社会的な活躍比率が“低い”ということばかり注目されるが、このような「場」こそ“アメリカに負けない”日本女性が出てくる場に相応しい。 Newer Entries »