8月, 2024年

日本株「二番底はない」12月「最高値更新」⁉

2024-08-31
今年8月は日本経済にとって記念すべき年になった。それは史上もっとも日本株が大きく暴落し、翌日にはもっとも急騰した年となったからだ。昔から金融市場には「落ちてくるナイフは拾うな」という格言がある。つまり、急落する株というのは、想像以上に“落ち続ける”性質を持っているので「底値」だと思って買っても、さらに“もう一段の底値”が待っているケースが多いからだ。実際、今回だって“底値”と見て購入した人たちは、もう一段の底値で“追加の保証金”を迫られ経済的窮地に陥った人たちも多い。そこで、日本株を扱うだれもが「8月だけで終わりなのか」それとも9月に「二番底」となる暴落はあるのか、不安気に“持ち直しつつある日本株”を眺めている。わたしは今回の“暴落”に関しては、結果的に視れば「日本株」だけの現象となってしまったので「二番底はない」と見ている。これまでの暴落では、必ずと言って良いほど“二番底”があったが、それは“世界的なもの”で「ハッキリとした理由があった」からだ。今回の場合、史上もっとも大きい暴落でありながら“その理由”がない。「日銀ショック」だという人もいるが、それは違う。日銀は「7月に利上げする」と、わたしは6月に述べている。アナリストでもない私に判るくらいなのだから、金融のプロたちに判らないはずがない。アメリカも「9月と12月に利下げする」と、これも同時に述べている。実際、いまや9月にアメリカが利下げすることは“決定的”となっている。6月の時点で、私に判るくらいなのだから、金融のプロたちが判らないはずがないのだ。だから、こういう“前もって予測できた事柄”を「予期せぬ出来事」と見るのはおかしいので、つまりは今回の暴落は「利ザヤ」を当て込んでいた投機家たちが引き起こした“偶然の産物”に過ぎない。だから、時間が経てば正常化するのだ。ショックが大きかっただけに時間はかかる。前にも述べたように、一時的に“円高方向”に触れていたが、それも徐々に私の言った通り“ドル高方向”に戻りつつある。アメリカの「ナスダック」と「日経平均」とはまったく同一の日に“今年の最高値”と“今年の最安値”をつけている。注意すべきは、アメリカの「ダウ」とは連動していないのだ。日本株はアメリカの「ナスダック」に歩調を合わせている。したがって「ダウ」よりも先に“最高値”となり、その後に低迷して、今後ふたたび“最高値更新”を目指す「ナスダック」に追従して、12月に向けて再び「最高値更新」を目指していくのが「日本株」なのだ。

「動画がない⁉」ボゴタ上空「光列UFO⁉出現」

2024-08-30
地球上で「日本」の裏側に位置しているのが“南米大陸”だ。そのせいなのだろうか。南米大陸のニュースはなかなか日本にまで伝わってこない。伝わってくるときには、もうかなりの日数が経ってからだ。その南米大陸に位置する国「コロンビア」の首都ボゴタで“UFO騒ぎ”が起こっている。複数の人たちが、複数の場所から、8月26日に撮影した同じような画像をSNSに投稿した。それらはいずれも「光の列をなすUFO画像」だ。多くの人たちが同一の日の同一の時間帯に、同一方向に光の列としてさまざまな色を点滅するUFOを目撃していたのだ。そして多くの人が“それ”を撮影した。したがって、幻や錯覚ではなく、明らかに上空を飛行していた謎の物体であることは間違いがない。さまざまな仮説や憶測が飛び交っているが、いまのところ真相は不明のままだ。現代は昔と違って、多くの人たちがスマホを持ち歩いていて、いつでも、どこでも、すぐ撮影できる。だから、そういう“不可思議なもの”があればいっせいに撮影してSNS上に投稿する。今回の“謎の物体”も多数の人たちが投稿している。場所は違えど、それらは共通して“一列の光の帯”のような感じで移動していたのが特徴だ。コロンビアだけでなく、南米各地で、今回の“UFO騒ぎ”が注目されているらしい。それなのに、わが日本にも“その動画”があるはずだと思って探してみたが見当たらない。もしかすると、地球の裏側だけに「日本」に届くまで時間がかかるのか…来月辺りになって登場してくるのかもしれない。われわれはどうしてもUFOに関しては半信半疑で本気にしない人も多い。ただ、地震や台風上陸と同じで「万一に対する備え」はしておくべきではないだろうか。昔から中南米はUFOや宇宙人に対する体験談が多い。どう対処すべきかが決っていれば、その“被害⁉”は最小限で済む。日本人の場合、突然いなくなってしまった行方不明者は「北朝鮮に拉致された」というケースも過去にはあったが、もしかすると「UFOに誘拐拉致された人々」だっているかもしれないのだ。もし、ほんとうに宇宙人が飛来してきた場合、日本人は“どう迎え入れるべきなのか”誰も教えてくれない。

過去の「消えない傷」と「消える傷あと」の謎

2024-08-29
肉体的に負った「傷」には、やがて“消えてしまうもの”と、いつまでも“消えず残り続けるもの”とがある。消えない傷あとというのは、それだけ“大きな傷”だったり“深い傷”だったりした場合だ。それでも、何十年も経てば“その痛々しさ”は徐々に薄れていく。じつは、心の傷も、同じように出来ている。多くの人は、それに気付いていないだけなのだ。「心の傷」は「肉体の傷」と違って、眼に見えない。だから、見た眼的には隠されているのが普通だ。それでも、大きな傷はズキズキと痛む。それでも、人生は前へ前へと歩んでいかなければいけない。歩んでいく方が、痛みは少しずつ薄れるように出来ているからだ。ということで、ここに登場するのは女優の杏氏と、唐田えりか氏だ。ふたりとも俳優・東出昌大氏によって傷つき、一方は日本を離れ、一方は芸能界から一時的に弾き出された。それでも、女優魂を持っている二人は、それぞれの形で個性を輝かせつつある。特に唐田えりか氏の場合は、正統な活躍の場を奪われたが、それでも“新たなカタチ”で蘇えろうとしている。Netflixの「極悪女王」というドラマでかつての人気女子プロレスラー長与千種役を演じている。その配信が9月から始まるのだが、その直前にケチをつけるかのような「東出昌大が再婚‼」の発表が行われた。けれども、このニュースに踊らされることなく、杏氏も“ふつう”にSNSを更新し、唐田えりか氏も“ふつう”にSNSを更新した。もちろん、ふたりとも「再婚報道」には何の反応も示していない。それは、もうこの二人にとって東出氏が“過去の男”になったことを意味する。それで良いのだ。むしろ、世間の方が“勝手に気遣い反応”している。強い女性たちは、過去を振り向かない。そういえば「極悪女王」で共演している剛力彩芽氏も、同じころ富豪・前澤友作氏との“別れ”を経験している。辛い別れを経験した女優たちは、一回りも、二回りも大きな女優として再出発している。さらに、この「極悪女王」で主役を演じた芸人ゆりやんレトリィバァ氏は米国に拠点を移すと報道されている。こうして、生れ変っていった女優たちは、新たな世界の中で「運命の相手」をゆっくりと見つけ出そうとしているように見える。

「不公平・不平等」まかり通るのが正常な社会⁉

2024-08-28
近年は「公平」とか「平等」とかいうことを重要視する人たちが多い。世の中的にも“そういう風潮”が蔓延している。けれども、人間社会というのは、どんなに頑張っても本当の意味での「公平」や「平等」にはならない。極力、それに近づけていく努力は必要だが、実際には“虚しい努力”なのだ。このように記すと、必ず「それはおかしい」という人たちが出てくる。そういう人たちは世の中というものの“本質”が解かっていない。たとえば、大雨で川が氾濫して孤立した人たちが3人いたとする。その3人のうち、一人ずつしか救助できない場合、誰を優先するか……という問題である。平等にしたくても、平等には出来ない状況というものが世の中には山ほどあるのだ。結局、誰かを“助けて”誰かを“見殺し”にしなければならない状況になった時、世の中の“平等”とか“公平”とかは通用しなくなる。だからといって、平等に「だれも助けない」のが“正義”だろうか。わたしはそうは思わない。とりあえず“助けられる誰か”を救助すべきなのだ。結局、そういう時、ひとは本能的な差別をする。自分が“優先して助けたい人”だけを救助する。それは平等でも公平でもないが「正しい在り方」なのだ。その“優先して助けたい人”が「幼児」になる場合、「老人」になる場合、「可愛らしい女性」になる場合、どれを択んだとしても“平等・公平”にはならない。秋篠宮家の長男・悠仁さまは現在、筑波大学専属高等学校に通っている。彼が東大に推薦入学する可能性に対して「平等に入試して入るべきだ」との“反対署名”が1万2000名にも達したという。8月25日、日本では44年ぶりだという「国際昆虫学会議」というものが開催され、そのパネル展示の中に昨年、悠仁さまが「共同執筆」された研究も含まれていたという。彼は子供の頃から“昆虫の生態”に興味を持っていたようで、そういう点ではマニアックな少年だったようだ。そういう彼が、今回も世界の昆虫学者たちが出席する会議の場で「パネル展示」とはいえ“その成果”を示し、東大への“推薦入学への布石”を打ったのではないか、と捉える観方が出てくるのは当然かもしれない。仮に“そうだった”としても、良いではないかと私は思う。大学の入試は「運」も加担して合否が決まるケースが多い。それに、もし実力で東大に入る能力がないなら、入った後に困るのが眼に視えている。そうやって、ひとは何らかの形で“天から平等の確認”を与えられていく。世の中とは、そういうものだ。

年齢行くほど「働きたがる」50代以上の日本人

2024-08-27
今年5月に、50代以上のビジネスマンを対象として行われた「定年後に何をしたいか」という調査で、まだまだ働き続けたい、という気持ちを持っている日本人が圧倒的であったという。特に60代以上の人たちにその傾向が強く、いつまでも「働き続けていたい」という気持ちが強いようだ。より詳しい調査結果を見ると、5位は「これまでのスキルを活かしながら、まったく別な仕事をしてみたい」という人たち、4位は「もう働きたくない」という人たち、3位は「家族との時間を大切にし、好きな趣味など行いたい」という人たち、2位は「まだ考えてない」という人たち、そして1位は「これまでのスキルを活かして、同じような仕事に携わりたい」という人たちだったようだ。ただ年齢が行くほど「働き続けたい」という回答が多く9割に上ったという。なんと日本人は“働き者”であることか。もちろん、ひとつには経済的に、そうしないと「ゆとりある暮らしができない」という事情もあるだろう。さらに、もう一つ「健康で社会に役立ちたい」という気持ちもあるのかもしれない。確かに私自身も、若い頃には、齢を取ったら「悠々自適の趣味生活をしたい」という想いが強かった。ところが実際に年齢を重ねて行くと、やっぱり「100%仕事をしない」という気持ちにはなれない。人と逢う形で行う“占いの仕事”は減らしたいが、人と直接逢わなくても良い執筆などの仕事は、出来れば継続したい気持ちが強い。何もしていないと“社会”というか“世間”というか、世の中から“落ちこぼれてしまった”ような感覚や“取り残されていく”寂しさのようなものを感じてしまうからではないだろうか。もう一つ、人間は何もしないでいると、どうしても体力が落ちたり、健康的に脆くなったりしやすい。仕事をして、社会に参加していることで、或る種の緊張感が保たれ、体調管理のようなものが自然と育まれるような気もする。わたしは「他人の眼」というものを意識しないから気にならないが、多くの人は“周りからの眼”というものを必要以上に気にしがちだ。そういう人たちにとっても昼間にぶらぶらしている暮しは「社会」から疎外されてしまったようで耐え難いのかもしれない。

上市町「146㎜」より、塩谷町「110㎜」優先⁉

2024-08-26
近年は一気に雨が降る状態になると「記録的短時間大雨情報」というものが発令される。ただ、この情報の奇妙なところは“降る前”に出るのではなく“降った後”に出る。つまり「予報」ではなく「事後情報」のようなのだ。どうも解かりにくいし紛らわしい。その大雨情報によれば、昨日は富山県の上市町というところで1時間に146㎜という“猛烈な雨”が降ったらしい。通常はその100㎜を除いた“46㎜”でも“激しい雨”と表現されるような雨の降り方だ。その三倍以上なのだから、その強烈さが解かる。ところが、この稀なる雨についてニュース番組はそれほど大きく報道していない。ネットで映像がないか確認してみたが、あるにはあるがほんとうに現地まで足を運んだ報道機関の映像ではない。確かに富山県の東の方で、上市町自体が人口の多い地域ではない。けれでも、異常なほどの雨なのだから取材するのが当然のような気もするのだが……。その一方で、中央のマスコミは現在の栃木県にある鹿沼市や塩谷町で降った1時間に110㎜の雨については繰り返し報道し、土砂崩れなどの警戒を呼び掛けている。もちろん、この1時間に110㎜という雨の量も“猛烈な雨”であることは間違いがない。ただ言うまでもないことではあるが、1時間に146㎜の雨の方が、1時間に110㎜の雨よりも、はるかに強烈であることは明白なのに、、一方はその映像も明らかにプロ撮影の報道映像であり、その警戒呼びかけも頻繁で、富山の方とは“その心配度合い”のようなものが違っている。多分、ひとつには東京から近い栃木県の市や町と、東京などから遠くて辺境の富山の町という違いもあるのだろう。だが、少なくともどこかの放送局は上市町の“強烈な雨映像”を流しても良いのではないか。そんなに“取材する価値もない地域”なのか。同じ「日本」でありながら、しかも前日、翌日の違いでありながら、一方のみ“肩入れて報道する”のは、どうも違和感を覚えるとでもいうか、もう少し“報道の公平性”というものを見せて欲しいと思うのは、わたしだけなのであろうか。

日本の育休制度「世界一」だった…と言われて⁉

2024-08-25
ときどき「信じがたい事実」というのが公表される。もちろん、ユニセフの調査だから間違いではないんだろう。だけど、どうしても本当なの⁉って思ってしまう。日本の「育休制度」が“世界一”だという話だ。いつの間に、日本は“そんな立派な国”になったんだ。ほんとうだろうか。やっぱり疑ってしまう。日本の「育休制度」の中で「産後パパ育休」が正式採用されたのは2022年10月からなのだそうだ。だから、まあ“世界一”と言っても最近の話で、それも一応というか、基準としては…とでもいうか、実態が“それ”について来ているかどうかは微妙なのだが……。ともかくも「世界一」は良いことだ。最近の調査によると、民間企業で男性が実際に“育休”を活用する確率は22年度が17%で、23年度が30%と急上昇している。「みんなが取るなら自分も取る」みたいな日本人的発想で、あっという間に普及していきそうな勢いではある。ただ「育休期間」の規定はないようで、ようするにそれぞれの企業や職種によっては一律には出来ない、ということのようだ。まあ、男性の“育休期間”は確かに難しい。大昔の記憶を辿ってみると、わたしがまだ会社勤めをしていて、娘が産まれた時、妻は実家の方の病院で生んでいて、数週間ほど向こうに居た。だから、わたしは娘の出産には立ち会えなかったし、出産後も黄疸症状があったので隔離病棟に居て、すぐ抱き上げることも出来なかった。実際に娘を抱いたのは3週間以上経ってからだったように思う。昔はそういうケースが多かった。言ってみれば、こと出産に関しては「男は蚊帳の外」みたいな雰囲気があった。それでも、実際に実家から戻ってくると、嫌でも“育児”を手伝わなければならない。何をどうすれば良いのか、最初のうちは手間取ったが、慣れて来ると“おしめを取り換える”作業とか“ミルクを与える”作業とか“湯船に入れる”作業とか、それなりにコツが掴めていった。そうは言っても、わたしの頃は育休などないから、夜中に“ミルクを与える”役割は、なかなかに大変であった。そういう意味では“良い時代”になったものだ。ただ、まだ30%の男性しか活用していないのはちょっともったいない。どのくらいの期間が妥当なのかはわからないが、経験的には3~4か月休めば十分な気はする。まあ、だけど、そういう感じで夜中起きてミルクを与えていた娘も、成長してしまえば“なんの音沙汰”も無くなる。だから、まあ男性たちは育休期間を上手に活用して、女性の子育ての大変さを理解できれば、それで十分な気もするのだが……。

パウエル発言で「1ドル=144円」は「妥当」⁉

2024-08-24
わたしは既に6月の時点で「日本」は7月に“利上げ”を行い「アメリカ」は9月と12月に“利下げ”を行うと記述している。これは別に特別な予測ではなく、状況的に視れば誰もがそう感じるいたって“当然な予測”を行っていたに過ぎない。それなのに、実際に日銀が7月に“利上げ”を行い、いまアメリカのジャクソンホールでFRBのパウエル議長が“9月利下げ”を示唆したということで、改めて金融市場が“それ”に反応している。その結果、ドル円相場で1ドルは145円を切って1ドル=144円まで“円高修正”が進んでいる。だが、ちょっとおかしい。日銀による“7月の利上げ”も、FRBによる“9月の利下げ”も、既に6月の時点で状況的に決まっていたことで、今更…という感が否めない。「日本株」が暴落をしたのも、日銀の“7月利上げ”がキッカケだったといわれているが、それも奇妙で、そんなことは前々からわかっていたことで、あの時には一日でドル円相場が20円も“円高”に動いて、その結果「日本株」は“異様な形で売り叩かれる”という現象が起こった。ところが、その一日後にはまた日銀副総裁の発言で“円安方向”に大きく傾き、その結果、今度は「日本株」のかつてない急騰が起こった。つまり、何のショックだか未だに解からない急落と急騰が目まぐるしく生じたのだ。そして昨日まで比較的安定していたかに視えた“ドル円相場”は、予想されていた通りの発言をしただけなのに、また大きく動いて1ドル=144円さえ切りそうな付近まで“円高方向”にブレている。しかし、為替相場というのは何も“ドル円相場”だけではない。“ユーロ円相場”というものも存在しているのだ。この“ユーロ円相場”は、もちろんユーロと円との対比から生じるのだが、実質的には“ユーロとドルとの関係”から定まってくる。そして、何十年もの間“ユーロ円”と“ドル円”との間には大体10円くらいの開きがあった。つまり“1ユーロ=150円”なら“1ドル=140円”くらいで推移するのが妥当なのだ。その点から言うと、現在1ユーロ=161円なのだ。したがって、本来は現在1ドル=151円くらいが妥当な為替金額なのだ。それが1ドル=144円になっているのは“投機筋”と呼ばれる人たちが意図的に“円高方向”へと動かしている。つまり強引なまでに「円」を買い続けているからだ。したがって、今すぐはムリだが、徐々に“1ドル=150円前後”の“円安方向”へと軌道修正されていくだろう。

「スシロー」10時間も並ぶ一方で“水産物停止”⁉

2024-08-23
「中国」という国は矛盾が多い。昨日も北京に新しく開店した「スシロー」に開店前から長蛇の列ができ、とうとう昼過ぎには“10時間待ち”にまでなった。実際にそんなに待つ人がいるかどうかわからないが、お腹を空かし腹ペコで食べた“日本の回転ずし”が「美味しい」のは当たり前で、飲食店の“何時間待ち”は、どの業種よりも効果的なのだ。「スシロー」が中国に進出したのは2019年のことで、まだ3年半くらいしか経たない。それなのに、もう45店舗目だ。奇妙なものは、国家としての「中国」は「日本」に対して福島の原発処理水放出問題が生じてから未だに「日本の水産物全面停止」を解いてはいない。言ってみれば、国を挙げて「日本のお魚は危険だから食べないでください‼」を続けているわけだ。それにもかかわらず、日本の水産物で、しかも“その生もの”である寿司店はオープンさせ、それに“10時間待ち”の客が並ぶ。この矛盾した状況は何だろう。まあ、ハッキリ言って国民は「国家」の言うことを信じていないという証明のようなものだ。その一方で、中国人たちは“情報のキャッチ”が早い。「日本の回転寿司は美味い」と評判になり「スシロー」はわずか3年半の間に45店舗もオープンさせることが出来たのだ。したがって、中国という国は「国家」としての“顔”と、庶民としての“顔”を持ちながら存在している。「国家」として“流れてくる報道”をそのまま受け止めてはいけないのだ。実は数日前、これは日本のNHKの問題なのだが、ラジオのNHK国際放送の「中国語ニュース」の中で、あってはならないことが起こった。中国籍のスタッフの一人がニュース番組の中に割り込み「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦問題を忘れるな。尖閣諸島は中国の領土です」と言い放っていたのだ。もちろん、そんなニュース原稿はなく、生放送だったので変更が効かなかったらしい。これは国際的な大問題である。日本の「国家放送」ともいえるNHKの中国向けニュース番組の中で流されたという点が大きい。すぐ契約解除したというが、それにとどまるような問題ではなく公安警察が出てくるべき事件だ。もちろん、こういう人もたまにはいるが、多くの中国人は“汚染水”など関係なく純粋に“日本の回転寿司店”に並びたがるような人達だ。この二つを“区分け”しながら付き合っていくことが、この国の人たちには必要なのだ。

「米・中・露」と討論できる「高市早苗」降臨⁉

2024-08-22
最近、わたしがいちばん感じたのは、この人に「格」と「品」が出て来たことだ。特に、話をする時に、そういうものが出て来た。これは政治家として成功していく第一の要素なのだ。いまの高市早苗氏であれば、アメリカからトランプ氏・ハリス氏どちらの大統領が出て来ても、ロシアからプーチン氏が出て来ても、中国から習近平氏が出て来ても、対等に語り合って、意見を戦わせることが出来そうだ。「日本」を背負って首相になるということは、この“対等の語り”が出来なければならない。それには、なによりもさまざまな点に関して、明確なビジョンを持っていなければならない。その点が、他の候補者たちからはいま一つ感じられないのだ。特に石破氏に欠けているのは、この「格」の部分で、この人は“素質”としては十分にさまざまな要素を持っているが、なによりも良くないのは“歯切れが悪い”ということだ。これは現代の政治家として、欧米の政治家を相手にしようとする時“致命的な欠点”になる。小泉進次郎氏は「品」は間違いなく存在しているし、運としての「格」も存在はしている。ただ今の段階でトランプ氏やプーチン氏や習近平氏と対等に話せるかというと、どうも心もとない。軽く“いなされて”しまいそうな気がする。父親の小泉純一郎氏には「信念」という看板があった。良くも悪くも「信念」の強さは群を抜いていた。それが、息子にあるかというと疑問なのだ。同じことは小林鷹之氏にも言える。この人はまだあまり“重要職”を歴任していないので、そういう点でも現段階で言えば「格」がなさすぎる。とても米・中・露の首脳たちと“対等に話せる”気がしない。ただ、ひとつだけ、この人は“悪いことはできない人”だと思う。逆に言うと、なので果たして政治家向きなのか、やや疑問もある。河野氏は政治家としては、ちょっと眉が濃すぎる。眉の濃い政治家はどうしても情に流されて“ワルイ奴ら”に摑まりやすい。信念は感じられるが“臨機応変さ”に乏しい。前にも述べたように「日本」を背負って立つ人物には、その本人自身の「運」が弱くてはどうにもならない。そういう意味では「運」の強い政治家に首相になってもらわないと、長続きしないし、その間に国力が飛翔できない。特に「経済」と「防衛」と「女性」に強くなってもらわないと、国家としての「日本」が低迷してしまいそうで……。

魔界に足を踏み込んだ「暗夜・桐木」蜂で重体

2024-08-21
ちょっと心配な報道が目に入った。心霊系YouTuberとして「最恐イベント団体」を主宰している桐木けん坊氏がスズメバチに6箇所刺されて重体だというのだ。わたしは中年以降“怖いもの”が苦手になったので、最近は“そういうもの”を視ないが、若い時には“心霊系のもの”は大好きだった。だから、そういうものを“好む人たち”の気持ちが解からないわけではない。ただ、いつの頃からか“心霊系のもの”は特に受け付けなくなった。この心境上の変化が、どうして生まれたのかは分からないのだが、もしかすると、心霊系のものに“関わること”は「魔界に足を踏み入れること」のような感覚が自分の中に生まれてきたせいかもしれない。わたしは十代の頃はいわゆる“霊媒体質”で、すぐ“金縛り”にあったり、幽霊的なものが視えたり、霊視的な現象が起きたり、幽体離脱が行われたりした。そういう経験を持っているので、俗にいう“心霊体験的なもの”は、もういいとでもいうか、あまり視たくも感じたくもないのだ。もちろん、わたしは占い師なので、職業柄どうしても“その種のこと”との係わりは今も無縁ではない。ただ極力、いまは普段のくらしの中に“そういうこと”を持ち込むべきではないと考えている。「怖い」というのは、ただ単に精神的な“怖さ”だけではなくて実質的な“よくない現象”とも関わりやすいからだ。そういう意味で、今回の心霊系YouTuber桐木氏がスズメバチに襲われたことは、彼の行なっている「事故物件に夜通し滞在する」などといったイベントと無関係ではないように思うのだ。自らが主宰となって“心霊現象”に関わることは、よほどの覚悟をもって挑まなければ“魔界の作用”に翻弄されていくような気がする。つまり、霊の目撃とか情報とか事件とかが多い事故物件の探索や滞在は、身に危険が及ぶことを覚悟なら良いが、そうでなければやめた方が良い。昔から“霊的なこと”を扱う人や“霊的な指導”を行うような人には“不遇な晩年”を歩んだ人が多い。霊的なことは、通常の人間社会で行うのと同じような感覚で「目上の方たちに礼を尽くす」ような感覚で接していくのがいちばん良い。そうすれば何も問題ないが、それを“商品化”したり“金儲け”の手段としたりするのは、自ら「魔界」に足を踏み入れてしまうことになるので、その覚悟をもって日々向き合わなければ“幽界からの恨み”をかってしまう可能性が強いのだ。

「日本の若者」より病んでいる「韓国の若者」

2024-08-20
最近の“若い人たち”を視ていると、だいたい二つに分かれる。その一つは、きわめて健康的というか、健全というか、恵まれてすくすく育った感じの人たちだ。とても“ヘンな言い方”になるが、どこに出しても恥ずかしくないような人達だ。もう一つは、自ら“未来への希望”を失ってしまったかのように、ヤル気を失ったような人達だ。奇妙なことに十代半ばくらいから、その二つのどちらかに分派していく。この状態を、もっと極端に解りやすく、統計として表しているのが日本ではなく“韓国の若者たち”だ。おそらく、日本の若者たちよりもずっと韓国の若者たちの方が病んでいる。それを示すかのように、韓国において15歳から29歳の“何もしていない”若者たちが急速に増え始めているのだ。そういえば、韓国は日本以上に“恵まれた若者たち”と、そうではない若者たちとの格差が激しい。近年になって特に、韓国では“世界的に活躍するアーティスト”などが増えた。アスリートも増えた。さらにはIT分野に関わる特異な覇者も増えてきた。その一方で社会から脱落していく若者も多い。もちろん日本でも、欧米でも、そういう人たちは居るのだが、より鮮明に表れているのが韓国社会だ。現在、韓国では15歳から29歳の若者で、病気や障害を持っているのではなく仕事を“休んでいる”若者たちは昨年より4万人増えて、44万人も居る。この人達の中には「今は求職の意志がない」という人たちが76%もいるのだ。本来であれば、仕事をせず、焦りの意識なども生じやすい年齢のはずなのに、求職せず「休んでいる」ことに満足している若者が多くなってきているのだ。それは韓国社会が子供時代から“競争社会”としての色合いが強く、子供達の受験に対しては「白バイが先導している」という事象一つとっても感じずにはいられない。まるで大人社会の方が「人生は受験で決まりますよ」と教えているようなもので、それ以外の選択肢が“存在していること”を教えようともしない。きわめて偏った思想が蔓延している。運命学的に言えば、受験でのつまずきなどいくらでも取り返せるし、人生の成功とか失敗とかは若者たちが思うほど単純ではなく、実際には晩年になるまで本当のところは解からないという真実もある。少なくとも、日本ではまだ韓国のような“単純な捉え方”で大人社会が観ていないことが“救い”のような気がする。 « Older Entries