1月, 2025年

「定価」と「無償」の間「3割引き」加えては⁉

2025-01-19
消費者庁が、年間50万トンも発生する「食品ロス」の削減に向けて、販売期限を超えた“弁当”や“サンドイッチ”や“スイーツ”などを店舗から半径350メートル以内に暮らす“生活困窮者”に対して無償提供する仕組みを実施しようとしている。今年の7月頃から政令都市の何カ所かで始めて、その状況を視て本格化に取り組むのだという。それによって「食品ロス」も減らせるし、同時に生活困窮者(非課税世帯など)にも十分に食品が行き渡ることになり、なかなか“良い取り組み”だと、わたしは思う。ただ、それまで通常の価格で売っていたものが、いきなり“無償”に変化するのは、なんとなく違和感も感じる。それに、希望者がアプリによって先着順にクーポンを取得し、その店舗まで出向いて商品を受け取る仕組みも、なんとなく問題が発生しやすい気がしてならない。つまり、その取り組み自体は「大変に良い」と思うのだが、その“方式”には研究の余地がありそうな気がする。まだ実証実験の段階だから、それに基づいた“改善策”を加えて、本格的に全国展開していくのかもしれない。「食品ロス」という点で言うなら、販売期限を超えた食品に関してだが、わたしは「定価」と「無償」の間に「期限切れから4時間以内は3割引き」のような“全コンビニ共通のルール”を定めてしまってはどうか、と思う。そういう共通のルールを定めてしまえば、別に「期限切れなど気にしない人」も多数いるので、そういう人たちは「期限切れ食品棚」から購入していく人たちが出てくるような気がする。そして、そこからも食み出したら“無償に回す”というのも一つの方法ではないだろうか。そうすることで、多くの人たちが“納得する取り組み”になり得るような気がするのだ。近年、フードバンクも同じような取り組みを行っているが、最近は一時期に比べて“持ち込まれる商品”が少なくなってきているらしい。そういう取り組みを行って来ている方達の意見も加えて、不公平感の出ない事業とすべきだ。わたしは大昔、また4歳くらいの時に、自宅にアメリカの空軍が「缶詰セットを提供してくれた」ということで、異国の商品を夢中になって食べた記憶がある。「こんな美味しいものをタダでもらえるなんて、アメリカさんはすごい‼」と感動した記憶がある。なぜか、その時、父親は苦々しい顔をしていたのだが……。

「その部分⁉」に“触れていない”小室佳代氏の本

2025-01-18
一時期、マスコミやネット民から“バッシングの嵐”を受けていたのが「小室圭氏の母=小室佳代氏」だった。日本の皇室と“その関係者”は、わたしなどから観ると“自由の乏しい大変な職務”だと思うが、世間の評価は厳しく、その代表的な存在となってしまったのが「眞子さま」や“その夫”となった「小室圭氏」そして、その母親である小室佳代氏だった。本来なら“母親のこと”は一般の人々にとっては無関係なはずだが、それが“お金の貸し借り”であったため、潔癖感の強い日本の一般人は“許してくれない”のだった。こうして眞子さまと小室圭氏は“入籍”はしたのだが、華やかな“披露宴”もなく、海外へと飛び出していった。今から三年前のことだった。そのあと小室佳代氏周辺に関しては“静か”になった。小室圭・眞子夫妻に関しては“特別なニュース”は聴こえてこない。だから、それなりに“上手くいっている”のだと思われる。小室氏自身は敏腕弁護士としての力量を発揮し始めたような報道もある。眞子さまの方は“よくわからない”が、その方が彼女自身にとって“望むこと”なのに違いない。さて、お姑さんである小室佳代氏の方だが、このほど自伝的エッセイ本を出版された。『ブランニューディ 小室圭さんの母が語る』というタイトルの本だ。そのタイトルからも感じられるように“小室圭の母”であることは強く打ち出しているが、自伝とはいっても、一般の人にとって興味深い“その部分”に関しては、ほとんど触れられていない。もちろん、だからこそ“普通に出版できた”とも言える。解りやすく言えば“逆玉男子を産み育てた方法”とでもいうか、小室佳代氏自身の“料理教室”や“子育て論”や“亡き夫との日々”が主体の本だ。だから、一般の方たちが期待するような“生々しい話”はない。それでも「有名女性と結婚する方法」を望む男子や、その母親にとっては参考になるかもしれない。また“新しい角度からの子育て論”を求む方にも参考となりそうな気がする。一時期、世間からバッシングを受けた方が、やがて何らかの形で才能を発揮し“人気を得ていくケース”は決して珍しいものではない。占星学的な観点から言えば、彼女のホロスコープは上手くタイミングさえ合えば“大いに成功する”可能性を秘めている。もちろん、潔癖感の強い人の中には「決して許さない」人もいると思うが、もしかしたら息子・圭氏と同じで“海外でなら受け入れてもらえる”グローバル型の人物かもしれないのだ。

探し物で“関係ない”「貴重なタロット」続々発見

2025-01-17
多くの人たちが同じような体験をしているに違いない。どこに仕舞ったのか解からなくなって、それを見つけ出すため“モノ”を探している時、本来の“探し物”とは全然関係がないのだが、思わぬ「発見」をすることがある。それでなくても、近年のわたしは“記憶力”が怪しくなっている。それらの「貴重な手型」は捨ててしまうはずはないのだが、引っ越した時「いまは必要ない」と、どこかに仕舞い込んだに違いない。ところが急に必要な状況が生まれてきた。だが、どこに入れたのか想い出せない。そこで片っ端から仕舞っているものを引っ張り出し、中を確認することになる。そうしているうちに、わたしは本来の目的も忘れて「こんなものがあったのか」と……しみじみ見入るものに出逢うことになる。一時期、集めていた“さまざまなタロットカード”を収めた段ボール箱に出逢ったのだ。自分で購入したものもあれば、人からの“頂き物”もある。オーソドックスなタロットもあるのだが、どちらかというと今では製造も販売もされていない貴重品が多い。試しに2~3度使ったものもあるが、一度も使うことなく“封印”を切らず、手付かずのままになっているカードも多い。海外から直接購入したものの中には、枚数的に合っていない“不良品”もある。日本ではタロットカードというと「大アルカナ」と「小アルカナ」とを合わせた78枚が定番だが、海外のカードには大アルカナだけのモノもある。小アルカナも「トランプカード」とほとんど変わらないような作品もある。そうかと思うと、一般的な小アルカナとは“似ても似つかない”ような図柄のカードも多い。「日本」をテーマにした“浮世絵カード”とか“忍者カード”もあれば「易」をテーマにした“イーチンカード”とか“墨色カード”もある。他にも「マヤ文明」をテーマとしたカードや「ロシア」がテーマの“ブラックカード”とか、アールヌーボーのカードや有名画家の作品をモチーフにした“ルネサンスカード”とかもあるが、それぞれ製作している国によっても、大きさや紙質が違ったりする。わたしは普段“エジプト系のカード”しか用いない。一時期用いていた「トートのタロット」は紙質が悪く実占向きではなかった。最近は、必要とする時以外は実占でカードを使うということが少なくなった。どちらかと言えば来客時は、易占を使って済ませてしまうケースが多い。せっかくの珍しいカード多数を発見したのだから、せめて封印を解いて試しに2~3度は使ってあげなければ……。

「超築浅マンション」の「転売禁止」の動き活発

2025-01-16
東京や大阪など都会の中心地域での「超築浅マンション」の転売が活発化している。しかも、その転売価格が「高すぎる」のだ。昔から「不動産投資家」と呼ばれる人たちは居て、築浅マンションの転売は密かに続いていたのだが、ここ最近、その動きが目立って“規制”が強く叫ばれつつある。確かに“需要”と“供給”の関係だから、表面上「築浅マンション」は求める人たちが多い分、購入した時の価格よりも半年とか一年くらい寝かせた方が、より“高い価格”で売れてしまうケースが多い。なにしろ、ほとんどの不動産投資家たちが扱う物件は“超人気物件”で、あっという間に「売れてしまう」ような立地や景観のところばかりなのだ。だから完成後間もない“超築浅物件”は、近年の傾向から“中古”であっても実際には“暮らしていない”物件も多く、実質的には新築と同様で、しかも、その階数とか、間取とか、方位配置とか、多くの物件より“優位的なもの”が用意されている。そういう“最初に売れてしまうような物件”が中古市場で売り出されるのだから、多少、高くても購入者が出てくるのは当然といえる。ましてや、ここ数年、マンション価格はどんどん上昇している。一年くらい経って、当初の価格より多少高くても、購入したがる人達がいるのは当然だと言える。ただ、そういう投資家たちが増えると、実際には“空き部屋のまま”中古市場に出てくるケースも多くなり、問題視されることが多くなったのだ。さらに、これらの物件が“中古市場価格”それ自体を押し上げている。データによると超築浅物件の転売件数は、十年前の三倍にもなっている。そこで、実際には暮らさないのに“購入する人たち”への制限が設けられ始めている。不動産会社の中には「5年以内の転売を禁ずる」という項目を付記した契約書に変えたところや、購入戸数を制限する項目を設けた不動産会社もある。中古市場の高騰化が続くと、一般の人たちの購入意欲が減退してしまう。つまり“不動産市場”そのものの衰退につながる。もっとも、超築浅物件の転売が活発なのは“一部地域”に限られてもいる。土地そのものが値上がりしていく可能性のない地域のマンションに不動産投資家たちは手を伸ばさない。完成しても埋まっていないマンションも多く、そういうマンションでは当初価格より“何百万円も値下げし”それでも埋まらず困っている。不動産市場は“二極化”の動きが顕著なのだ。

中華圏で用いている「春節」は“厳密”には間違い

2025-01-15
今年も中華圏(中国とその関係国)においては1月29日から「春節」が始まる。その第一歩として昨日から「春運」がスタートした。これは中国国内の交通機関を「正月用の特別態勢に切り替えること」を意味する。なにしろ、延べ90億人もの人たちが、この期間に「何らかの移動を試みる」というのだ。中国では「春節」は8日間もの連休となるので、何らかの動きを伴うのは当然かもしれない。今年の場合は、日本も含めた近距離間の海外旅行が人気のようだ。ところで、中華圏で言うところの「春節」は厳密にいうと正しくない。どうしてかというと、彼らが用いているのは「旧暦(太陰低陽暦)」だからだ。実は「春節」の「節」は「24節気」から来ている。この24節気というのは、より正しくは「12節」と「12気」とを合わせた名称で、その“年間の区切り”が最初の「春節」ということになる。つまり、ここから一年がスタートして「春・夏・秋・冬」が区切られる。この風習は前漢代の時代から正式には始まったもので、それ以前から「24節気」は存在していたのだが、一年のスタートは「春節」ではなく秦王朝の時代は「冬節」である「立冬=旧10月」を“年初”としていた。これは五行の“相勝説”に基づいて「水の王朝」を意識していたからだ。時代が変わり「木の王朝」である前漢王朝となって“木の季節”である「春」が一年の最初へと変更になったのだ。ただ「24節気」は王朝とは関係のない古代天文学上の“区切り”で「原初太陽暦」に基づいている。「立春」とか「冬至」とか「大寒」とか呼ぶものは、すべて原初太陽暦である「24節気」の方に基づいている。だから、例えば、わが日本では「節分」という行事を行うが、あれは24節気上の「立春の前日」と定まっている。その「立春」こそが「春」の“節入り日”だからだ。だから、ほんとうは「春節」というのは2月4日前後の「立春」を“祝う行事”で、俗にいう“お正月”である「旧1月」は、この立春時に合わせ“調節された暦の1月”となっている。いつの頃からか中華圏では、この旧(太陰暦)1月1日の方を「春節」と呼ぶようになったが、ほんとうはあくまでも24節気上の“春の区切り”である「立春」こそが、正しい「春節」の始まりなのだ。

暖房設備がない台湾「院外心停止」で437人死亡

2025-01-14
地球温暖化で気温が上がっている……という神話は、いつの時代だったか。台湾では予期せぬ寒波の到来で死者が続出している。今年に入ってからだけで437人もが“寒さ”に身体が適応できず亡くなってしまったというのだ。その寒さというのは1月6日や9日の“10度に達しない気温という程度のものだ。わたしの暮らす北海道なら、こんな気温どうってことはない“暖かな日”の気温だが、どうも台湾の人たちの身体では調節が効かず“受け止めきれない温度”らしいのだ。初めて知ったことだが、台湾の場合、日頃が暖かいというか…暑いというか…それが日常なので、未だに暖房設備というものが各家庭に施されていないらしい。それが結果的に、予期せぬ寒波襲来に耐えられない状況を作ってしまった。台湾では10度以下になるだけで「低温特報」というものが発令されて、危険を知らせているという。ただ各家庭に暖房設備がないため、その注意報を発令されても、部屋の中をすぐには温める方法がない。北海道のような寒冷地帯で育つと、多少、寒くなっても、身体が“それ”に合わせるよう自衛する本能が働くものだが、台湾の人たちの身体は、そういう本能が乏しいのかもしれない。若い人たちより、高齢の人たちの方が「院外心停止(OHCA)」という形で死亡する危険が高いようだ。日本では夏場に、気温が上昇した時、高齢の人たちがエアコンなど使用せず室内で死亡してしまうのと似たような状況かもしれない。近年は地球温暖化ということで、寒さよりも暑さの方に対処法が向かいがちである。ところが去年も韓国では正月にソウルでは-20度、平昌では-28度を記録している。アメリカでは寒波によって90人以上の死者が出ていた。地球温暖化はどこへ行ってしまったのか。とにかくIT大国である台湾が「寒波に敗れる」というのはどう考えても理不尽だ。もっと身近な“家電製品”で応急処置が出来ないものなのだろうか。北国仕様のエアコンを日本から贈ってあげてはどうだろう。何かの報道であったが、インドなどでも各家庭には未だに“冷房施設の無い住居”も多いようだった。どうも、この辺、暑さ寒さに対する自然界のと共存は、そんなに難しいことではないような気がするのだが、IT大国ほど活かしきれていないような……。

「人生の荒海」に、立ち向かっていく姿は立派

2025-01-13
タレントの「てんちむ(橋本甜歌)」が最新の動画で、自らがプロデュースした「ナイトブラ訴訟事件」における顛末と今後の動向を語っているとの記事があった。昨年12月に行われた判決では、最終的にメーカー側に対しての損害賠償額は3億8千万円という金額になったらしい。確か、問題のブラジャーは「これを身に着けることによってバストが発達する」というたぐいのもので、元々が“妖しい要素”を持ってはいるのだが、彼女の場合、メーカー側に対して“豊胸手術を行っていた事実”を隠して広告塔となったことで「ナイトブラの信頼性が著しく損なわれた」として、巨額の損害賠償訴訟となったのだった。まあ、わたしが弁護士なら、それでは実際に豊胸手術を行っていなかった場合「どれだけの効果があるのか」実験してもらって、そのデータを引き合いにして、損害賠償額を低くさせる方法を取るだろうとは思う。もっとも、こういうものは「イメージの問題」だから、最初に「CMタレント採用」の話が来た時点で、本来なら伝えなければならない。不動産屋が“事故物件”であることを隠していたのと同じような問題だからだ。それにしてもタレント個人に対しての「損害賠償額3億8千万円」は重い。通常のタレント活動とか、動画配信とかで稼げるような金額ではない。それなのに、彼女は自己破産の道を択ばず、真正面から「返済していこう」と決めたようである。そのため「荒稼ぎしなければならない」と決意を表明している。まあ、結論から言えば、自己破産しないなら、そういうふうに覚悟を決めて挑むしかない。「荒稼ぎ」の方法が問題だが、少なくとも31歳の女性が、だれをも頼らず、何とか自分自身の力で「金を稼いでいこう」と決意し、それを公表したことは“見上げた根性”とも言うべきもので、強い決意と度胸の表れであると、わたしは思う。そして、わたしの勘では、この人は予想よりも早くに、それらを完済し終えるのではないか、という気がする。この人が、どういう人たちとの関わりを持っているのか知らないが、少なくとも財力をある人の中には、この人に仕事を与え、その報酬で返済できるようバックアップしていこうとする人物が出てくるような気が、わたしにはする。この人は干支暦的に言うと「甲辰」日の生れで、それは丁度、昨年の年干支だった。つまり、彼女は昨年「60年に一度の運命の転換期」に当たっていたのだ。大いなる変身と“ゼロからのスタート”は、やがて再び“巨富を得ていく”バネにすればいい。人生は「ゼロ」に戻った時からがスタートなのだ。

「日本人6人もいる」ミャンマーの詐欺監禁拠点

2025-01-12
世の中には、ちょっと“信じられないような話”というのがある。21ヵ国総勢6000名もの人物が拉致され「特殊詐欺」の訓練を受けている……というのだ。そして、その中には、日本から出向いて行って拉致された“日本人6人”も含まれているというのだ。今年に入って、中国人俳優の王星氏の恋人からタイ警察とタイ中国大使館の両方に「恋人の王星が拉致された可能性が強いので捜査してほしい」と連絡が入った。彼女は恋人がバンコクに到着してすぐ迎えに来ていた車に乗り込んだが、その後、タイとミャンマーの国境付近で急に連絡が途絶えてしまった……と状況を伝えたのだ。彼を迎えに来ていた車の走行位置から場所が特定され、その3日後になって、王氏は“丸刈り剃髪された状態”でタイ警察によって保護された。タイとの国境に近いミャワディという地域には犯罪組織の拠点があるということで、場所の特定が早かったのだ。もっとも救出されたのは王氏一人で、おそらく監禁されているだろう他の人たちは保護されていない。王氏の場合、SNSで“仕事上の招待”という形での連絡があって単身バンコクに行ったという。ずっと恋人と連絡を取り合っていたことで、早期に“救出願い”が出されたが、そうでなければ簡単には発見されなかったことだろう。何しろ武装組織がワンボックスカーで拉致して、そのまま自分たちの拠点へと連れていくやり方で、本人は途中から「おかしい」と感じるが、辺鄙な外国の地で、言葉も通じず、誰にも相談のしようがない。もちろん拉致と同時にスマホやパスポートなどは取り上げられ、剃髪されてしまうから、もう逃げ出すことも難しい。王氏の話では、拉致された監禁場所では中国人相手に“特殊詐欺を働く方法”について訓練させられていたという。王氏と似たような形で連絡を絶ってしまっている中国人が何人もいるらしい。報道の中には、その拠点には世界各国から6000人もの人たちが監禁されていて、特殊詐欺の訓練を受けているという。その中には日本人6人も含まれているという。だったら、すぐ救い出せば良さそうなものだが、身内から「行方不明届」が出ていて、確実にタイに渡った記録があって、その後の足取りも“或る程度”まで判明していないと、手出しが出来ないのが現状のようだ。なにしろ、ミャンマーの警察は信用できないらしい。こういう“大掛かりな犯罪組織”は国際警察が協力し合ってでも挑まない限り、一網打尽とはいかないのだろう。もはや「特殊詐欺」は日本だけの問題ではなく、世界の大問題なのだ。

「木魚」を叩けば、だれも傷つけずに済むのに

2025-01-11
法政大学のキャンパス内で、社会学部の女子学生で韓国籍のユ・ジュヒン(22歳)が、ハンマーを手に持って後ろから次々と学生たちの後頭部を殴り、8人に怪我を負わせたのち取り押さえられ現行犯逮捕された。動機は判然としていないが、本人の供述では「仲間からイジメられ」日頃の鬱積を晴らそうとしたらしい。ただ教室内の出来事で、撮影された映像を見る限り、特定の相手というより、無差別に暴行を行っている印象が強い。ハンマーは木製だったから後頭部を殴っても怪我だけで済んだが、もし鉄製だったら、間違いなく多数の死傷者が出ていたと思われる。韓国のドラマなどを観ていつも思うのだが、突然、感情的になって相手を罵倒するとか、怒鳴りつけるとか、暴行するとかいうような場面が多い。どのドラマでも、必ずと言って良いほど“そういう場面”が出てくる。日本人なら、そんなに唐突に怒鳴りつけたり、罵倒したり、暴力を振るわないだろう……と思うような場面で、必ずと言ってもいいくらいに修羅場が訪れる。つまり、彼らにとっては、それは“通常の感情表現”のように描かれている。したがって、そういう環境で育った女子学生が、日本の大学に来て、いろいろと不都合を感じた時に、その感情の処理の仕方を上手く出来ていなかった可能性は高い。もちろん、だからといってハンマーで無差別に学生たちの後頭部を殴り付けるなど許されることではないが、日本の環境に十分適応できていなかったのは確かだろう。近年、日本にはさまざまな国から、さまざまな留学生や実習生が来ている。日本人はどちらかというと島国で鎖国期間も長かったせいで、外国人に対しての対応が必ずしもフレンドリーとは言えない。どちらかと言えば“よそ者を排除する”傾向は窺われる。したがって「郷に入ったら郷に従え」で自分から、その地域に“溶け込んでいこう”と努力するタイプの人は良いのだが、そうではなく“自分のスタイル”或いは“本国のスタイル”を維持していこうとする人にとっては“暮らしにくい国”となってしまう。身近に“似たような人達”がいれば“仲間”を得られるが、そうではない場合、孤立してしまいやすい。今後、増えていく可能性が強い留学生の“扱い方”として、招き入れる側にも十分な“受け入れ態勢”が整っているかどうか、改めて見直す必要がありそうな気がする。

「火災・地震・ウイルス」人は誰も脆くて弱い

2025-01-10
アメリカのロサンゼルス近郊で7日の午前から山火事が4カ所で発生し、いまだ消火の見通しが立たない。18万人もに避難命令が出た、という報道もある。いつも言うことだが、アメリカは自然災害に弱い。日頃、自然科学で世界をリードしているが、その割には“大自然の脅威”に対しては、科学的な“力”で、それを抑え込むことが出来ない。火災とか、地震とか、暴風雨とか、土砂崩れとか、未知の病原菌とか……そういうものに対しての研究者が少ないのか、研究しても“抜本的対策”は見いだせないでいるのか、とにかく大自然の脅威には弱い。今回は火事の火元がハリウッドに近かったせいか、多数の有名人たちの邸宅も火災で消滅しているらしい。パリス・ヒルトン、キャメロン・マシスン、アンナ・ファリス、リッキー・レイク、ビリー・クリスタルなどの邸宅が火災で焼失した……という報道もある。日本の有名人で、その周辺に居住しているYOSHIKI、桃井かおり、大谷翔平などの邸宅が“避難区域”に属しているのではないか…という報道もある。その周辺は豪邸が多く、家と家との距離は、日本のように密集していない。したがって、自宅というならともかく、燐家からの“もらい火”による火災は想定できない。もちろん、その周辺に豪邸を持つような人達は自宅も複数あるとか、新たな家を建てれば良いとか、いますぐ経済的な窮地に立つことは少ないとしても、お金には代えがたい“想い出の品”とか“一つだけの記念品”など詰まっているに違いない。火災だけでなく、地震や、竜巻や、豪雨や、ウイルスや、土砂崩れや、津波など、予期せぬ災難によって、家や財産だけでなく、自分の命を奪われること、家族や身近な人達を喪ってしまうこと……時には職場とか、輝かしい将来をも奪われてしまうこともある。大自然の破壊力を「未来の人類」は阻むことが出来るだろうか。自然災害は、その後の人生を狂わせることが多い。いや、もしかすると、それも含めて、われわれは「運命」と呼ぶ“巨大な船”に身を任せているのかもしれない。

もし熟睡中、見ず知らずの相手から放尿されたら

2025-01-09
世の中「予期せぬ出来事」というのは…ある。けれども、その出来事が、どう対応して良いか分からないような珍事だった場合、とっさに言葉も反応も出てこなくて、後になって“ぶつけようのない怒り”がこみあげて来たりする。その典型のような出来事が12月27日、サンフランシスコ→マニラ行きのユナイテッド航空機内で起こった。その機内のビジネスクラスに載っていたジェローム・グティエレス氏は離陸から4時間経って、安全ベルトを締めたまま横になり、日頃の疲れもあって深い眠りに陥っていた。……その時、彼は“異様な感触”を感じて目を覚ました。身体が“濡れていくような感触”を感じたのだ。確かに濡れていく。シャワーを浴びているわけではない。だが感触としては“それ”に近かった。ただ“洋服を着ているのに”シャワーを浴びている。何かがおかしい。彼の意識は徐々に目覚めた。本格的に目覚めた。すると、自分の身体の腹部から太腿に賭けて向けられたシャワーには“臭い”が伴っていた。だれかが“自分の身体”に向けて放尿しているのだ。やっとのことで彼の頭脳は、そのことに気付いた。けれども、なぜか声が出ない。どういって良いかわからないのだ。「止めてください‼」というべきなのか「どうしてですか⁉」というべきなのか「なにやってんだ⁉」と怒鳴るべきなのか、暗いし、視えないし、安全ベルトで動けないし、瞬時の反応が出来なかったのだ。結局、彼は、放尿が終わるのを待った。そうして、そのあとで乗務員を呼んだのだ。結果的には、酔っていた乗客が、誤って“彼の身体”に向かって放尿していたことが解かった。それは解かったが、航空会社の対応は“良い”とは言えなかった。こういう場合に備えてのマニュアルが存在していないようだった。その結果、彼は、その後の8時間“腹部から下半身に賭けて濡れた状態のまま”着陸するまで過ごさなければならなかった。グティエレス氏とその家族は、航空機を「引き返すべきだった」と訴訟も辞さない構えだ。前例のない事件だけに、どういう対応が正しかったのかの判断は難しい。とりあえず「放尿男」は“永久出禁”になったという。今後は機内に“着替え用の服”など備えておくべきであろうか。これから見ると、どこぞの俳優が隣りの家のトイレを借用した件など“許せる”ような気もしてくるから、不思議だ。

「貸金庫」を一度も開かぬまま亡くなっていく人

2025-01-08
わたしは、幸か不幸か、一度も「貸金庫」なるものを使ったことがない。まあ、貸金庫を使うほどの財産があるわけでもないから当然といえば当然なのだが……。三菱UFJ銀行の都内支店「貸金庫」から、4年半の間に十億円以上もの金品を窃盗していた女性元行員がいた事実が明るみになっている。さまざまな報道によれば、窃盗犯罪は昨年の10月末に発覚し11月に解雇されている。40代の女性元行員は、当時「貸金庫」を一人で任せられていて、そのマスターキーを利用し、勝手に貸金庫を開けて、中の金品を質屋に出向いて金銭に変えていたらしい。現金は“そのまま着服”し、利用者が「貸金庫」を開ける時だけ、別の「貸金庫」から補填して発覚を防いでいたらしい。犯行は2020年4月~2024年10月迄のあいだ繰り返し行われていたという。本人が営業課長という役職にあって、マスターキーを管理できる立場にあったことが発覚を遅らせる原因となったようだ。この犯罪は銀行内部で行われたにもかかわらず、被害総額や被害者数が判然としていない。いまのところハッキリした20数人には銀行側が補填し、残りの方たちについては順次、調査を進めているところらしい。預かった銀行側が“その金額”も“その人数”もはっきりさせられないのは「貸金庫」というものの性質上にある。つまり、その中に「何を入れたのか」は、銀行側も正確には把握できないのだ。特に“宝石類”とか“貴金属”に関しては、その証明が難しい。たとえば両親とか祖父母から“譲り受けた品”などの場合、その鑑定書とか証明書類とか、そういったものまで一緒に保管するケースは稀だと思う。したがって「祖母の遺品の指輪5個」とかいう程度までなら判然としていても、それが消えていた場合、どういう品だったかを正確に文書化するのは難しいのだ。容疑者である元女性行員は、犯行を認めているが、未だ逮捕はされていない。まだ犯行容疑が正確に特定できないからだ。それにしても、4年半もの間、秘かな犯罪は続けられていた。それなのに、だれも“それ”に気付かなかった。一つには容疑者が「質屋」で宝石や貴金属を換金していたことだ。他の場所なら身分証明とか品物に対しての事情とか訊かれるが、質屋は基本的に「だれにも知られず、詮索されず換金できる場所」なのだ。実際、貸金庫に宝石や貴金属を預けながら、それを一度も開くこと亡くなっていく人は意外なほど多いのではないか。そして、その遺族が受け取るとき、その中身が減っていたとしても、気付かないままのケースが有り得るのではないか。金の延べ棒が3~4本減っていたとしても、貴金属が5~6個無くなっていたとしても、気付かない相続者が「そのまま取り出すこともせず、確認しただけで鍵をする」そういう遺族も居るような気がしてならない。 « Older Entries