1月, 2025年

揺れる「韓国」「欧州」「カナダ」トップ交代

2025-01-07
どうも、ここにきて、あちこちの国の政権が揺らぎ始めている。世界的にも注目されているのは「韓国」だが、実は韓国だけではないのだ。フランスは昨年だけで首相が4人も変わっていることをご存じだろうか。フランスの場合、大統領の国なので、マクロン大統領自体は何んとか継続しているから、あまり変わっているような印象を受けないのだが、実際には“内部崩壊”が続いていて、大統領がかろうじて政権を維持しているような状態なのだ。そのお隣りオーストリアでもファンデアベレン大統領が6日、中道系のネハンマ首相が辞任したことを受け、親ロシア派の党首に連立政権を樹立するよう指示した。ドイツの国内も揺らいでいるし、イタリアの国内も揺らいでいる。要するに欧州各国とも、経済が弱く、インフレにあえいでいて国民の不満が爆発しつつある。欧州ではないが、カナダでも状況は同じで、これまで十年近くも支持されて来たトルドー首相が、6日、支持率低迷を受けて早期に辞任すると表明した。だから、わが日本では石破政権が「いつまで続くか」と言われているが、それどころではない状態が各国にはあって、そういう意味で言えば、まだ「日本」は“頑張っている方(⁉)”と言えないこともない。どうして、こんなことになってしまっているかと言えば、いちばんは“経済問題”だ。世界各国とも、経済面で誰もが納得するような政策を打ち出せないでいる。現在は世界的なインフレ状況にあり、賃金高よりも物価高が上回りやすい。そして、もう一つは“格差の問題”で、各国とも格差の拡大に、格差の是正が追い付いていない。わたしは“SNSの普及”が“格差の問題”を、より複雑に、難しくしている…と思っている。どういうことかと言えば、今は誰でも“身近な人達の状況”を知ることが出来る。或る意味で“知り過ぎる”状況となる。だから、比較しやすく、不満が生じやすくなる。昔は、それほど他人のことは“解からなかった”から比べようがない。ところが今は何でも“すぐ判ってしまう”ので比べやすいのだ。だから、その“格差”というものを感じやすく、意識しやすい。昔だったら問題にならないことが、知ってしまうと不満が出てくるのは当然なのだ。ところが、この“格差の是正”というものは、ほんとうに難しい。政治家はみなそれぞれ努力はしているのだ。だが万人に平等など、出来るはずがない。出来ると思う“錯覚しやすい人物”が政治家を目指す。だからみんな窮地に陥って、苦しんでいる。ほんとうに“格差の是正”を目指す人間は、政治家になどなるべきではない。

「覚悟を決め曝け出す」と、人は生きやすくなる

2025-01-06
最近、芸能人など有名人の中で、体調不良を理由に“その世界”から遠ざかる人たちが多くなっている。タレントの壇蜜氏もSNSを通じて自ら“心身の不調”が続いていて、早急な回復は見込めず、長期の治療になることを覚悟したと告白している。具体的な病名はあげていないが、入退院を繰り返しているようだから、すぐに仕事復帰するのは難しそうだ。近年は著名人でもSNSを通じて、自らの近況を発信するケースが多いので、より具体的に一時的な休業とか完全なる廃業を知る機会が多くなった。コロナ禍以降は特に“体調不良”を訴える方が多くなったような気がするが、一つにはそれだけ“芸能界そのもの”が不安定であることを露呈してしまったせいかもしれない。そういえば壇蜜氏が所属していた芸能プロダクションも倒産したとかいう噂がある。会社そのものが不安定なら、そこで働く人たちも将来に不安を抱くのは当然で、企業規模として“弱小な会社”が多い、芸能事務所は少なくとも“安定した企業”とは言い難い。ただ元々が人気稼業というのは、どの事務所に所属しようと安定感はない。したがって、そういう世界が“向いている人”と“向いていない人”とが性格的にある。どちらかといえば性格的に慎重で計画性の強い人ほど“向かない世界”といえる。安定感を求めるなら、公務員か大企業に就職した方が良い。昔は芸能人のことを“根無し草”と呼んだ。それでも、役者がやりたいとか、人気稼業に付きたいとか、そういう情熱にかられるものだけが“そこ”をめざした。現代では逆に「大金を得たい」という目的や「不労所得を得たい」という意識から、芸能界などを目指す人もいる。それが悪いわけではないが、そうであればなおのこと「波乱万丈の人生」を最初から覚悟しなければならない。或る意味で、そういう“肝の座った状態”となることで、天運は味方し、その人に“華やかな舞台での輝き”を与えるのではないだろうか。公務員と同じような意識で挑んでも大成は難しい。かつて美空ひばり氏はマスコミから猛バッシングを受けた時「石に噛り付いてでも生きていく」と啖呵を切った。わたしはそれを聴いたとき、まだ20代だったが「こんなに有名な人でも、そういう状態に追い込まれるものなんだ」と驚いたことがある。同時に、その不動の意志とでもいうか、見上げた根性とでもいうか、少女の頃から舞台に立っている女性は違うな…と思ったものである。強くなければ“華やかな世界”では生きていけないのだ。

「子供運」の無い人が「子供を得た」場合の謎

2025-01-05
世の中に「オカルト研究家」などという名称を与えられている人は、そんなにいない。だから「もしかしたら…」と思ったのだが、その通り山口敏太郎氏のことについての記事であった。何だろうと思ったら、彼が55歳にして「代理母出産」という方法によって“子供を授かった”という話のインタビュー記事だった。現在は58歳となっている彼は、昔から「オカルト研究家」として知られていたが、そして早くに結婚はしていたようだが、子供が得られていなかったらしい。そしてさまざまな“不妊治療”など奥様は体験していたらしいのだが、それでも妊娠には至らなかった。そうこうしているうちに、奥様にがんが発覚し、子宮と卵巣とを全摘出しなければならない状況となった。がんの治療そのものは成功し、健康体には戻れたのだが、もはや不妊治療どころの話ではない。そこで山口敏太郎氏は、思い切った“賭け”に出る。ドナーから卵子提供してもらって、自分の精子との“受精卵”を作り、代理母の方に出産してもらおうというのだ。もちろん、日本国内においては禁じられた方法だ。そこで彼は2000万円という費用をかけて海外に飛んだ。ウクライナで2021年2月に「代理母出産」の手続きを行ったのだ。こういう場合、厳密に言えば、父親の児ではあるが、母親の児とはならない。母親の卵子ではないからだ。したがって、或る意味では“代理母の子宮”も含めて、彼は欧州女性との児をつくった……というのが正しいだろう。もちろん、子宮を失った奥様は“それ”に同意している。こうして、彼は昨年1月に“自分の児”を得たのだ。彼は、しかし、自分が、もう58歳になっていて、子供の成長期には“バリバリ現役”では居られないことを心配している。ただ“イケメン息子”には満足しているようだ。わたしは「運命家」の立場から、このご夫妻は息子が成長するまで頑張って“子育てをしていく”と思うのだが、果たして息子さんは、彼らが期待するように“山口家の息子”のままで居るだろうか…と心配になる。なぜなら、お二人とも「子供運」は乏しい生れのように思えるからだ。さまざまな妊娠治療をずっと受け続けて、最終的にがんとなり子宮を失った奥様の場合、とても“子供に恵まれる運”を先天的に授けられているようには思えない。代理母出産で2000万円を失った山口氏も、元々それほど富裕とは思えないので、子供と引き換えに大金を失ったわけで、今後も子供に“お金を使い続ける”可能性が高い。息子は成長し、自分の出生経過を知って“良い親子関係”を継続できるだろうか。運命学的な観点からは大いに疑問なのだ。

本田圭佑・前澤友作・井村俊哉の理想と現実⁉

2025-01-04
元サッカー選手で現・投資家の一面を持つ本田圭佑氏が新しいベンチャーファンドを設立し、SBIや三井住友などの金融系企業から153億円の資金調達をした…と報道されている。設立したファンドは「X&KSK…(省略)」という名称で「デカコーン創出を目指す」という触れ込みのようだ。そういえば、昨年には元企業家で現・投資家の前澤友作氏も「カブアンド」という奇妙な名称のファンドらしきものを立ち上げている。更に、その少し前には元芸人で現・投資家の井村俊哉氏も新しいファンドを立ち上げていた。それぞれ詳しい内容に関しては、調べていないのでわからないが、共通しているのは、才能と財力を持った人たちが、新たなる“投資事業”を始めて、一般の人たちにも、その参加を募っている…構図だ。日本で有名投資家と言えば、真っ先に思い浮かぶのが孫正義氏で、いまや彼の投資ファンドは500兆円とか1000兆円とか、とてつもない額の投資になっていて、その投資結果も大きな成功をもたらしているものもあれば、大きな赤字を生み出しているものもある。多数の企業に出資しているので、表現は良くないが「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」方式とでもいうか、とにかく多数のユニコーンに投資して、そのうちのいくつかが大成功すれば“結果オーライ”のような状況に視える。孫氏のようにオイルマネーの資金源を有していれば、そういう感じで“あちこち”に投資し、その中から「ダイヤモンドの原石」を見つければ良いのだが、ここに示した本田氏や前澤氏や井村氏は、まだ孫氏と“肩を並べる”ほどの投資家とは言えない。ただ今後実績を積んで“肩を並べる”ほどになっていく可能性はある。特に、この三人の良いところは、日本のベンチャー企業に対しても投資しているところで、その点、孫氏は「日本には未来を担う企業がない」ということで、ちょっと冷たい。三人の中でも、特に本田氏は“日本のベンチャー企業投資”に対して積極的で、そういう意味で今回も、日本の金融大手が“手を貸す形”を取ったのかもしれない。或いは逆に、金融企業側が「世界の本田圭佑」の名前を広告塔としてファンド設立をもくろんだのか、どっちがどっちでも良いが、日本ベンチャー企業の中からも、世界をリードしていくような企業が育って、それに投資した日本人たちも「裏切られた」と騒ぐのではなく、大いに潤うような“そういう時代”がやって来ることをひそかに期待したい。

私が12年前に指摘「クフの地平線」がTV登場⁉

2025-01-03
年末年始になると「大ピラミッド関連」のTV番組が、なぜか毎年のように特集される。今年もそうだったが、その中にNHKで特番を組んだものがあり、エジプト学者の河江肖剰氏が出演しているものがあった。ギザの“大ピラミッドの謎”について、これまで考古学的に判明してきたものを解説しているのだが、特別、珍しい発表とか発見とかもなく、どちらかというと「すでに知られていること」をなぞったに過ぎない。ただ、その中に「クフの地平線」を扱った部分があり、それが“新しい発見の一つ”でもあるかのような形で解説されていた。何を、いまさら…と、わたしなどは思ってしまう。クフ王ピラミッドとカフラー王ピラミッドの中間に“夏至の太陽”が沈んでいくことは、昔から知られている。わたしは今から12年前に『古代エジプト守護神占星術』という本を出しているが、その中にも記述している。今回も河江氏は、建造当時のパピルス文書の中に「アケト・クフ」という“大ピラミッドの名称”が記されていることを述べていたが、この名称自体、日本語に訳せば「クフの地平線」で、つまりは建造当初からギザの大ピラミッドは「地平線=地球が球状であること」を暗示する名称でよばれていた。エジプト数学を調べればわかることだが、彼らは“円の面積”を求めるとき“正方形の面積”で代用しようとしている。したがって、古代エジプト人にとっては「四角錐の建物=半円球の建物」は同義なのだ。それゆえ、もし彼らが「地球北半球」を“石の建造物”で表そうと思ったなら、必ず、四角錐の建造物となる。そして、彼らの暦の起点である“夏至の日”の太陽が、クフ王ピラミッドとカフラー王ピラミッドの中間に沈んだなら、それは“地球が丸い”こと、太陽の影響下にあること、ギザの“二大ピラミッド”がどちらもほんとうはクフのピラミッドで“二つセット”で「クフの地平線」を表すものであることを、暗示していることに気付かなければならない。なぜなら、古代エジプトの「地平線」を表す文字は、文字通り「二つの山の中間に太陽が挟まれた形」として表記されているからだ。そして、二つのピラミッドの手前には「スフィンクス神殿」がある。よく「カフラー王の神殿」とごっちゃにされているが、スフィンクス神殿の方が考古学的に“古い時代”であることが明らかになっている。スフィンクスの古代の名称は「地平線の太陽神」で、文字通り“二つのピラミッド”の守り神なのだ。 Newer Entries »