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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


26年前にも「似た予感」を持った「SBGの株価」


人間の「記憶」と「予感」は、どっちの方が人を支配しているのだろう。時々わからなくなる。あれは今から26年前、つまり1999年のことだ。わたしには妙な予感があった。「この株を今買っておけばどんどん上がって金持ちになるな…」という“ヘンな予感”だった。この株とは、その当時の「ソフトバンク」現在の「ソフトバンクグループ(SBG)」のことだ。わたしは当時まだ“株取引”を始めて間もない初心者だった。だから、実際のところ、あまり株の世界のことは詳しく知らなかった。ただ、当時から既に買い始めていたので、この企業が株式市場で“注目を集めている”ことだけは知っていた。何かのニュースで、そのソフトバンクの株価が「3万円を超えました」という報道があった。それを聴いたとき、わたしの中で妙な“予感”が生じた。別に特別な理由があるわけではないのだが、この株を今買っておけば大金持ちになれる…という予感が、どこからか生じたのだ。ただ「3万円を超えた」ということは、この株を購入するには、300万円以上の元手が必要だ、ということになる。当時のわたしは、手元に300万はなかったが、既に購入している株をすべて売却してしまえば、400万円くらいにはなったはずだ。だから、まったく買えないという価格でもなかった。そうは言っても、それまで購入していた株を“すべて手放す”というのは出来ない。急騰している株は、いつ暴落するかもわからない。そんな株に、ちょっと予見が走ったからといって、すべてを託する勇気はなかった。つまり、自分の予感を、それほど信用していなかった。ところが、それ以降もソフトバンクの株価は値上がりし続け、あっという間に、わたしの購入できる金額を上回っていった。そしてとうとう翌年2月には“19万8000円”という史上最高値をつけた。仮に、この時に売れば、一つの株だけで1900万円が手元に入ってくる計算になる。300万円を投資しても、十分に元が取れた計算だ。但し、このあとすぐ「ITバブルの崩壊」がやって来て、それと同時にソフトバンクの株価も急落していった。19万8000円だった株価は800円台にまで下がっていったのだ。なぜ、こういう昔話を書いたかというと、いまソフトバンクグループの株価が急騰し始めているからだ。そして、あの頃と同じ予感を、わたしに囁く。けれども、果たして、これはほんとうの予感なのだろうか。それとも昔懐かしい“失敗した記憶”が蘇っているだけだろうか。そのどっちなのかがよくわからない。たぶん、その両方のような気がするのだが、それでも、あの時と同じく、7月頃から急速に上昇し始めた株価は、いま16705円となっていて、170万円ほどの資金が居る。あの時のことを考えて勇気を出すか、それとも「自分の予感力」など信用せずに見過ごすか……難しいところだ。
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