たいていの事件には「目的」がある。だが、稀には“目的が不可解な事件”もある。7月24日に大阪で発覚した“墓石荒らし事件”。阪南市の「鳥取墓地」と「自然田墓地」が狙われたのだが、極めて不可解なのだ。例えば鳥取墓地の場合、6000基近くの墓があるのだが、そのうちで“無縁仏”等の古い墓だけが狙ったように壊されている。これが数十基程度なら“愉快犯の仕業”として片付けることもできる。けれども300基以上なのだ。とても単独でできるような作業ではない。墓石は動かすだけでも相当な労力がいる。自然災害ではないのは、“新しい墓”は一切壊されていないことからもわかる。明らかに“何かの目的”を持っていると思われるのだが、その目的がつかめない。墓地の近隣に暮らす70代の男性が奇妙な証言をしている。21日の午前0時ころ、雷のような轟音を聴いた、というのだ。まさに“真夏のミステリー”である。何よりもお盆に近く、墓地管理委員会にとっては迷惑この上ない。一応、考えられるのは“古い墓”を“新しい墓”に変えさせるための強引な手段。或いは、その地域の“古い霊”に祟られていると勘違いした人物や一家の仕業。それにしても、300基以上の墓を壊し続けるのは大変な作業である。通常なら、何基か壊せばくたくたになる。万が一「雷のような轟音」の証言が正しくて、天空から“天罰が下る”かのように一瞬で壊された、などという神話伝説のようなことがありうるのだろうか。もし、これが“墓石会社”に勤めていた若者たちが、辞めさせられた腹いせに“墓石を壊していった”というのなら、筋道としては一応通るが“古い墓”だけを選ぶというのは、むしろ逆のような気がする。はたして“罰当たりな犯人”は捕まるのか、各地に普及しないことだけを祈る。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む