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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


40度を25度に変える必需品「ネッククーラー」


そういうグッズがあるとは知らなかった。しかも、今年になって登場したのではなく、既に2015年の頃から開発されて市場に出回っていたのだという。それが首掛け式の冷却機「ネッククーラー」だ。暑さ対策として登場した電化製品で何んと100万台を超えるヒット商品になっている。最初の頃から改良に改良を重ねて、現在の形状やデザインへと進化して来たらしく、見た目的にも「ヘッドホン型」で首に掛けているだけなので、特別な違和感がない。スイッチ2秒で「冷たくなる」速さもウリで外気温との温度差はマイナス15度~17度。仮に戸外が40度の暑さでも、首やその周辺は25度の“冷却された状態”を保てるグッズなのだ。価格もさまざまだが5000円程度のものが高性能らしい。もっとも、わたしは普段、街中で見掛けたことはないので、まだまだ“普及途上にある”といえそうだ。何しろ、今年は異常気象である。アメリカのカリフォルニア州デスバレーでは56度を記録している。中国のトルファンでは52.2度を記録している。アメリカのフェニックスでは45.6度。イタリアのシチリア島では48度。スペインのラパルマ島では44度で山火事も発生している。これらからみれば、日本で39度とか言っても、まだまだ序の口といえそうだ。もっとも日本の場合、湿度が高いので、実際には気温以上に暑く感じられることも多い。服装だって、日本人は比較的きちんとしている。したがって、そういう「日本」で“暑さ対策”として手ごろな価格で見栄えも悪くないヘッドホン型の「ネッククーラー」がヒットしたのは大いに理解できる。何しろスイッチ一つで一気に“マイナス15度の首回り”になれるのだ。こんなありがたいことはない。100万台ものヒットとなったのは、デザインや見た目が違和感なくオシャレな感じに変わってきたせいだろう。どんなに涼しくても、見た目に違和感があると歩行中の印象度は良くない。新製品の場合には色やデザインもいくつかあって、子供用もあって、女性向けもあって、より歩行中でも“おかしく視えない工夫”がなされている。これこそがヒット商品となった秘密ではないだろうか。
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