50年後と言えば、多分、これを読まれる人たちの多くは亡くなっている。だからと言って、いい加減なことを書いた、と思われても困る。実際にアメリカで行われたアンケート調査の結果、49%の人たちが「今後50年以内に、ロボットとのsexは当たり前のものになると思う」と回答しているのだ。もちろん、アメリカ人と日本人とでは“情緒性”に開きがあるから、この数字が日本にもそのまま当てはまるとは思えない。だいいち日本では、まだまだ“そういうロボット”を見掛けないではないか。どこかで研究はされているかもしれないが、少なくとも表面上、日本で“そういうロボット”を製造している話を、私は聴いたことがない。けれども、少なくとも“ロボットとのsex”に対して、欧米人が“特別なこと”として捉えていないことは間違いなさそうだ。なぜならオーストラリアの法律協会が発行している8月号の会報には「セックスロボットが普及していった場合の法律上の諸問題について」議論が戦わされているからだ。つまり、この記事内容から推測するに、オーストラリアでは既に「セックスロボット」の“初期段階”は製造されていて、もしかしたら販売もされていて、それゆえ今後の“問題点”を整理しておこうというような議論に思えるからだ。なぜ「セックスロボット」が普及していくのかについて、調査では「売春や一夜限りの相手に頼りたくない」というのが一番の購入動機のようである。う~ん、妙に納得させられる動機だ。もっとも、私が垣間見た“現在のロボット”の姿は、日本人が飛びつきたくなるようなものではない。たしかにボディラインは素晴らしいのだが、あきらかにロボット過ぎて、親しめない。「顔」は卵のように丸くて“眼”と“口”はかろうじて存在するが、宇宙人のようである。とにかく何ていうか“全身黒光り”していて怖いのだ。情緒性のかけらもない。日本では昔、或いは今でもかも知れないが「ダッチワイフ」としての“等身大人形”が製造された。そこで“売れ行き”を左右したのは、人間らしい“可愛らしい表情”をしていることだった。つまり「ロボットに視えないロボット」が日本人には受けるのだ。ところが、欧米のロボットは「顔は無くても良い」みたいな無機質な作り方で、五本の手指の動きなどは、実に精密に作られている。この違いはどこから来るのか、少なくとも当分、日本では「セックスロボット」に関しての法律論議は起こってきそうもないような…。
彼がTVに出始めた頃、わたしは彼の発言に対し「それはないだろう」と思うことが多かった。それに、どこか人間としての“冷たさ”を持っているようで、その部分も私には好きになれなかった。た 続きを読む
たまたま2人の人物の新刊書と、それにまつわる自伝的なインタビュー記事を目にした。その一人は元将棋棋士の桐谷広人氏であり、もう一人は元プロレスラーの赤井沙希氏である。元棋士7段であっ 続きを読む
「北朝鮮」という国は、ほんとうに解からない。11月29日は北朝鮮で航空隊が創設された記念日「航空節」だが、それに合わせて金正恩氏と“その娘=ジュエ”氏とが空軍司令部を訪れたと報道さ 続きを読む
通常、政治家が“新党”を結成すれば、なんとなく一時的ではあっても“新鮮な雰囲気”が漂うものだ。ところが、今回の新党結成の記者会見は、そういう“新鮮さ”というものがまったく感じられな 続きを読む
単身者や核家族が多くなったことで、ペットを飼う人たちが増えている。犬や猫だけでなく、近年は“さまざまな生き物”をペットとしている例が多い。彼らのほとんどは、そのペットを「家族」とし 続きを読む
ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
歴史というのは、時として“逆戻り現象”を生み出す。日本は昭和初期(1920年代後半)の頃、結婚の7割以上が“お見合い”によるものであった。それが徐々に“恋愛結婚”が増えていって19 続きを読む
昔から「死人に口なし」というが、わたしは前から疑っている。ほんとうは死人でも“口がある”場合があるような気がするからだ。特に、殺人事件とか予期せぬ事故に巻き込まれるとかして亡くなら 続きを読む
作家の伊集院静氏が亡くなった。わたしがこの人に注目したのは、彼がまだ作家デビューしたての頃、たまたまその履歴に作詞家としてのペンネームがあり、その名の方で想い出す作品があり「おもし 続きを読む