「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


“500円で5万円”だった「コロナ保険」で窮地⁉


「運」というものは確かにある。例えば損害保険ジャパンで“企画”を担当していた人々がそれだ。この「コロナお見舞い保険」という商品は、昨年12月から販売を開始した。つまり、ようやく“コロナ”が収束に向かっているような雰囲気が強かったころだ。その頃の見通しとしては、無くなりそうで無くならないが、かといってもう「国内で急拡大することはない」というのが、ほとんどの人達の共通認識だった。だから、この「コロナお見舞い保険」を企画した人達を責めることは出来ない。「運」が悪かっただけなのだ。その時の状況からすれば、無くなりそうで無くならない状態が続いてくれれば、この保険に加入する人はそこそのの割合で継続し、保険の支払いは極めて稀で、その結果として十分に“ヒット商品”となる、と踏んでいたに違いないのだ。或る意味で「地震保険」とか「火災保険」と同様な“万一の備え”として客に奨められる保険の“代表的存在”となるはずだった。ところが、今年に入って春頃から徐々に“新株コロナ”が猛威を振るい始めた。そして急拡大となっていく。コロナ保険は、最初“3か月間で500円”というまことにお安い価格だった。しかもスマホ決済アプリ“ペイペイ”を通じて支払うことが出来る。若い人たちに気安く入ってもらうためには“適切な価格”であり“適切な方法”でもあった。しかも、支払われる保険金は“5万円”なのだ。見舞金という名目だが、500円が50000円になる。若い人の多くは“無症状”の場合も多い。したがって検査して陽性なら“大喜び”できる。意外なほど反響は大きかった。つまり、本来であれば“大ヒット商品”と言えた。けれども新株コロナの威力は予想以上であった。もちろん、保険金であるから、極端に増えてしまったら採算が取れない。こうして、最初500円だった保険料は3倍の1500円に引き上げられた。ところが、それでも加入者は後を絶たない。仕方がなく、今度は保険金を5万円から2万円へと引き下げた。それでも加入者が後を絶たない。こうして、とうとう8月4日から「コロナ保険」は販売停止となる。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言