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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


100年ぶりの「クリムト」死の前年作品50億円‼


オーストリアを代表する画家の一人グスタフ・クリムトの「リーザ―嬢の肖像」がオークションにかけられ、約50億円で落札された。この作品は100年間の間“行方不明”となっていた作品で、死の前年に描かれた最晩年の作品でもある。正直、クリムトの作品に多い金色は多用されていない。幾何学文様も少なく、クリムトの作品としてはやや生命力に乏しい。彼の代表作である「接吻」とか「抱擁」とかにある“愛の持つ生命力の強さ”が、この作品ではあまり感じられない。そういう意味では作品としての魅力はいま一つだが、それでも50億円の値がつく。それだけクリムトの作品は魅力的であり貴重なのだ。ところでクリムトの作品には金色の丸や四角の文様がちりばめられていることが多いが、これは彼の父親が金物細工師であったことと無関係ではない。無意識か意識的かは解からないが、彼自身も金物細工師になろうとした時期もあるという。われわれは無意識に家系的な仕事や職業とか、家系的な地域や土地とか、家系的な病気や体質とか、そういうものと関わりながら生きていくことが多い。わたしなども、父親の祖父が“易や家相”の研究者だったと言われ、自宅建設などに大金を投じていたらしい。その結果、先祖からの財産を無くしていったのだと言って、父親はそのせいで「占い」が大嫌いであった。ひょっとすると、わたしが“占い”に向かったのは曽祖父のせいかもしれないのだ。いま思うと、それらのことについて父親からもっと詳しく話を訊いておくべきだった。もっとも、父親も祖父のことだから、詳しくは知らなかったのかもしれない。ところでクリムトの作品だが、肖像画もいくつかあるが、やはり彼の作品では“愛情”をテーマにしたものが、圧倒的に生命力がある。彼の「接吻」や「抱擁」には不可思議な生命力がある。特に「抱擁」は身体自体は“金文様”で埋め尽くされていて、ハッキリとした形は解からないのに、それでいて双方の“抱きしめ合う力”が痛いほど感じられる、不可思議で素晴らしい作品なのだ。
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