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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


世界で通用するのは「われ関せず型」の人物⁉


歌手の松田聖子氏が再び“海外進出”に意欲を燃やしているらしいとの報道があった。彼女の場合、若い頃に一度海外に拠点を写そうとしたが、上手くゆかず日本に舞い戻ってきた過去がある。近年は80年代和製ポップスが世界的に人気を博していることもあり、いまであれば“世界の歌姫”として受け入れられるのではないか、という思惑があるらしい。だが私は上手くゆくようには思えない。なぜかというと「松田聖子」という歌手はキャラクターとして日本人向けに出来ているからだ。どちらかというと海外で通用しやすいのは「我が道を行くタイプ」の人たちである。多少批判されても、それは気にせず、自分のやりたいことをやりたいように推し進めていくタイプだ。日本人でも、総じてそういう“マイペース型”というか“われ関せず型”というか、そういう人たちが成功しやすい。特にアメリカの場合はそうである。松田聖子という人は、或る意味で日本人が最も好む“繊細さ”と“気くばり”を備えている。そういう人は日本人受けは好いのだが、アメリカ人にとっては“解かりづらいタイプ”となってしまう。どちらかと言えば、生き方として“我が道を行く”を貫いている「浜崎あゆみ」の方がそういう意味で言うなら向いている。実際、彼女の場合には外人と結婚もしている。松田聖子は3回結婚したのだが、いずれも日本人であり、日本人的な男性たちだった。いま例えば「大谷修平」は世界的なアスリートとなったが、彼もどちらかと言えば“われ関せず型”で、だから水原一平の“裏切り”があっても、それによって憔悴してしまうことがなかった。日本人はどうしても周囲というものを過剰に意識し、その周囲にとっての“好ましい姿”であろうとしすぎる傾向がある。けれども、どちらかというと世界に通用する人物の多くは、悪く言うと“自分中心”で“人は人、自分は自分”と割り切れるタイプなのだ。したがって、もし松田聖子氏が“世界に羽ばたく”とすれば、それらキャラクターとしてのマイナスを振り払うほどの“歌”や“歌声”でなければならない。それを引っ提げてなら、再びのチャレンジは成功するに違いない。
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