「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


ネットは使い方しだい⁉「天使」か「悪魔」か


アマゾンの奥地で暮らすマルボ族にとって、インターネットの接続が良かったことより、悪かったことの方が多い…との結論に至りそうだ。2023年9月まで、ブラジルのアマゾン奥地の熱帯雨林地帯に暮らすマルボ族にはインターネット環境がなかった。衛星によるインターネットサービスというものが出来たせいで、アマゾンの奥地であっても“ネット環境”を手に入れることが可能となった。問題はアマゾン奥地での暮らし方が、当然の話だが、われわれ文明社会に暮らす人たちとは相当に違っている、ということにある。或る意味では熱帯雨林地域での暮らし方は、長老を中心としたまとまりがなければ、成り立たないようになっている。文明地域で生きている人のような“楽な暮らし方”は出来ない。それなのに、インターネットが繋がったことによって、若者たちは“さまざまな欲望”に目覚めてしまった。特に問題なのは、働き手の多くが「ポルノ中毒になってしまったこと」であるらしい。働かず、一日中、ポルノを見ていたのではここでの生活が成り立たない。結局、長老たちは会議を開き、今後はインターネットに制限を設けて、特に夕方以降と日曜日はネットに繋がらないよう変えてしまうそうだ。もちろん蛇に噛まれたりしたとき、すぐ当局に連絡を入れて助かった命もある。だから、ネットのすべてがダメだとは思わない。けれども、元々は「慎み深かったわれわれ」がネットの“ポルノ動画”をマネしたり、試してみたがる傾向が出て来ている。アマゾン奥地の暮らしには、自分たち特有の暮らし方がある。総じて大人たちは批判的だが若者たちにとっては“新たな世界”が広がったことは間違いがない。実際、動画を見て都会にでて医療を学びたいとか、外国を旅してまわりたい、とか夢を語る若者たちも出て来た。結局、まだまだ存在する未開文明の地域においては、溢れる情報をどう選択してマルボ族の暮らしにもプラス作用にしていけるか、ということなのだろう。彼らにとっての「文明」はいま始まったばかりなのだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言