「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「男染色体」が「女染色体」に崩れ落ちる姿⁉


こういう“場外乱闘”とでもいうか妖しいニュースは、何となく“純粋なるスポーツ”などとは違う「パリ五輪」においては、むしろ“見どころの一つ”になってきたような気がする。ボクシング女子66㌔級で起こった珍事だ。開始から46秒で相手方のイタリア女子選手が試合を棄権した。対戦相手だったイマネ・ケリフ選手が「やはり女子選手に思えない」という理由からだった。奇妙な形となった試合は、当然の結果ならが開始早々ケリフ選手の勝利が場内にアナウンスされた。ダウンを奪ったわけでもなく、レフリーやセコンドが止めたわけでもない。もし異論があるのであれば、もっと早く抗議すべきだった。実際に闘って、パンチを浴びて「こりゃ、やっぱり、女じゃないわ」という感じを得たらしいのだが、闘い出してから、棄権したのだから“明らかに敗れた”としか言いようがない。たとえば、仮に女子が何らかの理由から男子ボクシングのリングに上がったとして、いったんゴングが鳴ったら、もう男子も女子も関係ない。ノックアウトされるまで戦うしかない。格闘技の世界とはそういうものだ。実はアルジェリアのケリフ選手は、昨年の世界大会では性別適格検査において“不合格”となった選手だ。つまり「XY染色体」テストステロン値が高すぎて、まあ「男性過ぎる」ということで不合格だったのだ。だから、パリ五輪に“女子選手”として登場してくること自体が、おかしいという指摘が出るのは当然だった。もっともパリ五輪の基準は世界大会に比べて“緩く”一応クリアしている。だから、別に違反しているわけではない。したがって、途中になって「やっぱりダメです、相手は男です」というのは筋違いなのだ。わたしが、こう書くのには理由がある。なぜなら彼女は女子選手として「優勝できたのか」と言えばそうではないのだ。過去には、ちゃんと彼女と闘って、勝利している“女子選手”も居る。だから、今回だって誰かが勝てるかもしれないのだ。むしろ、だから、どういう女子選手が、このケリフ選手を叩きのめすのか、その崩れ落ちていく姿を観てみたいという不思議な欲求がある。ケリフ選手にしてみれば、こうなったら意地でも「金メダル」を取らないと、国に帰ってみんなから何と言われるかわからない。なにしろアルジェリアの「希望の星⁉」なのだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言