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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「44年前の殺人」の真犯人が「DNA」で逮捕‼


犯罪捜査という点にかけては、日本よりもアメリカの方が圧倒的に進んでいるような印象を受ける。「日本」はどうしても“管轄地域”の問題や“持効性”の問題や“担当異動”の問題などあって、さらには“捜査スタイル”自体に“思い込み”とか“情緒性”とかが加味され易くて、ほんとうに“合理的な判断”や“科学的な証拠”だけで追い詰めていく手法が、いまだに確立されていないような印象を憶える。アメリカのワシントン州で起こった44年前の殺人事件が、今年になって真犯人として浮上した男が容疑者として、このほど逮捕された。犯行当時は21歳で、現在は65歳になっており、しかもワシントン州ではなく、アーカンソー州での逮捕となった。ドロシー・マリア・シルゼルさん(当時30歳)が自宅で何者かに、性的暴行を受け、頭部を殴られ、首を圧迫されて死亡したのは1980年2月26日のことだった。その当時、容疑者と思しき者のDNAは採取されていたが、現代のように精密な鑑定法が確立されていなかった。結局、当時は可能性のある人物は11名ほどにまで絞られたが、そこでストップして“未解決事件”のまま放置されていた。それが2022年になってDNAの“遺伝子系譜学”という判別法が確立され、再び“未解決のままの事件”にも採用されるようになった。こうして、最終的に容疑者は2023年9月の時点で“二人の兄弟”のみとなった。その後も、地道な捜査は続けられ、今年に入って決定的な証拠が“煙草の吸殻”から採取され、それが事件当時のDNAと完全に一致したのだ。こうして44年後にはなったが真犯人が“科学的な証拠”によって突き止められた。おそらく日本では、こういう継続的な捜査は難しいのではないだろうか。刑事たちの“思い込み”によって“真犯人にしたてられてしまう”とよほどのことがない限り、周辺の“あやふやな証拠”によって“証拠固め”が行われ、状況的に「お前がやった」と決めつけられるのが日本の捜査手法だ。もっとDNAのように信頼できるものを根拠とした“現代的捜査方法”を確立していかないと、いつまでも“状況的に犯人らしい”という形で逮捕され、裁判が進行していくような気がしてならない。
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