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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


結局は「お金かよ⁉」という「哀しい選挙結果」


選挙の結果は、予想以上の与党の惨敗、野党の大勝という結末となった。野党が全体的に得票数を伸ばしたが、実際に集計結果をよく見て観ると、同じ野党でも比率的に“もっとも票を伸ばした党”は「立憲民主党」ではなく「国民民主党」の方であった。なにしろ、これまで“7議席”しかなかったのが“28議席”に増えたのだ。文字通り「大躍進」と言っていい。そこで、考えるべきは、これだけ得票率を伸ばした政党は、いったい国民に対して「何を訴えていたのか⁉」という点だ。実は、この政党はそんなに“独自色”を出しているわけではない。彼らが、今回、スローガンとして掲げていたのは「手取りを増やす」という言葉だ。それだけなのだ。具体的には「1給料・年金が上がる経済の実現」「2自分の国は自分で守る」この二つのことだけが、彼らの具体的な主張なのだ。解りやすいというか、確かに……とでもいうか、それ以外は特別“際立った主張はなく”そのことが逆にプラスに働いたようで、結果的には“4倍の議席数”を獲得することとなった。もちろん、これまで地道に活動を続けてきた党首・玉木雄一郎氏の努力の成果ともいえる。或る意味では“この人”でもっている「党」なので、この人の“今後の動向”がそのまま“今後の日本”に影響を与える可能性が出てきたともいえる。ただ今回のスローガンは「手取りを増やす」で、要するに給料も年金も“実質手取りが少ない”ということを訴えている。ナルホドその通りであるから、わかりやすいと言えば、これほどわかりやすいスローガンもない。しかも、給料だけでなく、年金も加えている辺りに、この人の“そつのなさ”が窺われる。ただ改めて「政党のスローガン」として捉えなおすと、なんとなく、ちょっと恥ずかしい。いろいろと引かれてしまう“その部分”を増やして、もっと良い生活を……という、苦労の滲み出たスローガンなのだ。何が言いたいのかというと、要するに、最終的には「少しでもたくさんお金を貰おうよ」ということを言っているわけで、それを多くの国民が「そうだ、そうだ‼」と投票したわけで、やっぱり「日本」の抱える最大の問題は“経済的な豊かさ”から遠のいてしまった…という“その部分”にあるのだということを、改めて感じさせられた今回の選挙だった。
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