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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


ススキノのガールズバー「無理心中」を図った⁉


普段あまり聞き慣れない言葉に「無理心中」がある。つまり、本人が自殺しようとする時、自分だけではなく「だれかを巻き込もうとする」自殺のことである。現代でもときおりニュースとなるのが「親子による無理心中」だ。むかし多かったのは“恋愛の果て”の「無理心中」で、相手を殺したあとで死ぬ場合と、最初から“一緒に死ぬ形”を取ろうとする場合とがある。昨日の札幌ススキノのガールズバーで起こった事件は、いまのところ“詳細不明”だが、おそらく無理心中で、灯油かガソリンを床に撒いて火をつけたものと思われる。ところが本人の意図とは違って、店内で爆発が起こり、その爆発で本人と相手女性以外にも巻き添えを食らった男性2人が火傷を負い、本人がもっとも火傷がひどくて意識不明に陥っているものと思われる。もしかすると店内にはガスが充満していたのかもしれず、そこで爆発して窓ガラスが割れてしまったが、それが結果的に“他の人たち”を救った可能性もある。とにかくガールズバーの従業員女性に恋をしたか、恨みを持った男の犯行である可能性が強い。わたしの勘では、おそらく無理心中を図った犯人は、その女性だけを“道連れ”としたかったのか、それともガールズバーの“その店”自体も「焼失させてしまおう」と考えたか、いずれにしても一途な愛がいつの間にか変形して“自分と女性が焼失する形”を願っていたのに違いない。むかしから「無理心中」には奇妙な状況が多い。日本の有名人でも、作家の太宰治と山崎富栄の無理心中、同じく有島武郎と波多野秋子の無理心中、哲学者の野村隅畔と岡村梅子の無理心中などがある。これらは実際のところ“合意心中”だった可能性もある。とにかく、昔の作家たちは“生き方”そのものも“小説的”というか“ドラマチック”というか……最近の有名人はどちらかと言えば品行方正な人たちが多く、世の中的にもコンプライアンスから少しでも外れることを許さない。もしも外れた場合は“猛バッシング”して社会から抹殺してしまおうとする。その一方でバッシングをするような人に限って「多様性ある生き方を認める」などと真顔で言う。それなら“ちょっとだけ外れている人”も許してやろうよ。いまの時代、自らの“矛盾した発言”に気付いていない人が、世の中には溢れているのだ。
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