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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


来年は「化粧品」や「美容業界」が苦境に立つ⁉


資生堂、コーセー、花王、ポーラ……と言えば、日本を代表する化粧品メーカーだ。これら企業は、中国をはじめとするアジア各国への輸出量が多く、広く“そのブランド名”が知れ渡っている。先進国としての“日本の美”は、そのまま化粧品ブランドの担い手としてアジア各国に受け入れられてきた。ところが、ここにきて“日本ブランド”の地位が急速に危うくなっている。その代表は「中国」だ。これまで黙っていても売れていた日本のメーカーが売れなくなったのだ。特に、ここ2~3年、その減退ぶりが著しい。一つには中国の国内事情が影響している。つまり、不動産市況に端を発した経済不況が、本格化してきていて、若い中国女性たちは、高い日本の化粧品に手を出さなくなってきている。それは徐々に他のアジア圏にも伝播しそうな感じで、最近の統計によると、2021年には3700億円の輸出額があった日本の化粧品が、2023年には2800億円の輸出額に落ち込み、今年はまだ途中経過だが1800億円にまで急減している。資生堂の12月決算では、本来は220億円の黒字予想が60億円にまで落ち込んでいる。資生堂ばかりでなく、中国への輸出額ではコーセーが26%減、花王が20%減、ポーラが10%減とそれぞれ急低下して来ている。一つのメーカーだけでなく、どのメーカーも共通して下降気味なのだ。つまり、日本ブランドそのものに陰りが見える。これは中国に限ったことではないが、近年は化粧品とか美容関係に関しては、いわゆるインフルエンサーと呼ばれる人気YouTuberによる動画などの影響力が極めて強い。したがって、そういう人たちに支持されなければ、若い人たちからの支持を得ることが難しくなっている。むかしのように「名前だけで売れる時代」ではなくなったのだ。さらに、これも中国だけではないが、各国とも自国の有名ブランドが確立されつつある。さらに、いまの「日本」は“アジアの中の先進国”ですらも無くなりつつある。日本が、アジア諸国に対して“憧れの国”であった時代は過ぎ去ってしまったのだ。そうであれば、あとは巨大なマーケットとして“アフリカ諸国”に賭ける以外にない。ただアフリカ人は総じて“日本人の繊細さ”と“美的感覚”が同一ではない。どちらかと言えば欧米の“派手な美しさ”への憧れが強い。エステ業界でも最近、問題が生まれているが、来年はもっともっと“美に関連する業界”が窮地に陥っていきそうな気がする。
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