「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


卑弥呼は「邪馬台国」の女王ではなかったのか⁉


古代日本史には謎が多い。その代表的な謎の一つが「邪馬台国」に関するものだ。まず「邪馬台国」そのものの位置が未だに判然としていない。近年はどちらかというと“九州説”よりも“近畿説”の方が有力なようだが、決定的とは言い難い。最近、新たに飛び出してきた有力な仮説では、これまで“邪馬台国の女王”とされて来た卑弥呼が、実は邪馬台国という「国」の女王ではなくて、29の“クニ”で形成された“連合国の盟主”に過ぎなかったのではないか……という説だ。瀧音能之監修『ヤマト建国の真相』という本で明らかにされている最新仮設だが、さまざまな歴史的事実から「邪馬台国」は「ヤマト国」を意味していて奈良盆地にあることが示唆され、卑弥呼は古代日本に存在した“いくつものクニ”の盟主ではあったが、日本国の女王とは言えなかったのではないか、という仮説展開だ。ただ、この説にも奇妙な点はあって“女王国”が存在していたことは認めているし、その女王の宮殿が邪馬台国に位置していたことも肯定している。そうなると、むしろ一国の女王ではなかったが、連合国のトップとして采配を振るっていたことになり、丁度、現在、欧州ではEUトップの女性が、どの国のトップでもないが、欧州全体のトップのような形になっているのに近い。だが、EUの主要国は男性がトップを務めているが、邪馬台国の場合「女王国に服属する…」という表現が使われていて「邪馬台国」自体は“女王の国”という“ややこしいこと”になる。古代史というのは、一見すると矛盾した部分も多く、それがのちの発見で明らかとなったり、繋がってくるケースも多いので、ひとまずは「女王ではない可能性もあった」に留めておくのが良さそうだ。もっとも、この卑弥呼の行政能力が“呪術=神託・占い”に基づいていたことは明らかで、そういう点からいうと、現代でも女性の方が呪術や占いに長けていることは多いから、女王国だったのも不思議ではない。現代の日本は、圧倒的に男性の方が政治世界で覇権を握っているが、元々は、というか今から1800年ほど前は、神聖視された女性たちが“牛耳っていた国”だったのだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言