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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「昭和レトロな喫茶店」が20代から支持集める⁉


4月29日は「昭和の日」そして今年は「昭和100年」に当たる年らしい。ということで、秘かに注目を集めているのが“昭和レトロな店”ということであるらしい。その代表的なものとしては「レコード店」があり、これに関しては世界的にも秘かなブームを呼んでいて、特に日本の場合には“80年代の和製ポップス”が“Z世代”などレコードというものを知らずに育っている世代に受けが良い。彼らの中にはレコードを「なんかオシャレだし…」と表現する者もいる。もう一つ、彼らに人気を集めつつあるのが「レトロ喫茶店」だ。こちらは“あえてレトロを意識した雰囲気”にして、最近になって開店させた若い店主の店が注目を集めている。ただ単に“古いだけの店”とは違う場合が多い。内装も“レトロな雰囲気にしてある”ことが条件で、置いているゲーム機も昭和の“レトロなゲーム”が好まれるらしい。若者たちは、レトロな喫茶店に対して「なつかしい」とか「おちつく」とか「温かみがある」とか言う。そうなのだ。現代は確かにあらゆるものが機能的にはなっているのだが、スタイリッシュではあるのだが、どこかよそよそしい。「昭和」という時代が持っていた“人間臭さ”のようなものが“置き去り”にされている。だからスタイリッシュで機能的なのだが、どこか味気なく、温かみに欠けている。「昭和」のモノは何であれ多少面倒で手間暇が掛ったりするのだが、それだけ情愛豊かな香りのようなものが漂っている。今の若者は“それ”に飢えているのだ。人と人とが繋がる“むかしの喫茶店”のようなものが無い。そう喫茶店には“ココロを座らせる”場所があった。いまのカフェも、そういう工夫はいろいろしているのだが、どこかマニュアルっぽい感じが抜けない。だから、本当に意味での「あたたかみ」や「なつかしさ」は得られない。こうして徐々に“レトロな喫茶店”が増えていって、昔のように“何となくの時間を過ごす”人たちが増えていけば、もっと日本は“心豊かな国”に戻れるだろうか。もう少しだけ、心にも、財布にも“余裕のある状態”がやって来ないと、ほんとうの意味での「昔」には戻れないかもしれないが、それでも、少なくとも“偶然の出逢い”がレトロな喫茶店から生まれて愛を紡ぐ人たちが増えて来るには違いない。
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