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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


何をするのでも「10年の準備10分の成功のため」


わたしの記憶が確かならアムンゼンだったような気がするのだが「10年の準備10分の成功のため」という言葉を遺していたような……。この事件の容疑者は、あまりにも「後先を十分に考えていなかった」という気がしてならない。大阪市平野区の業務用スーパーの店で4月13日午後9時半ころ、店長を刃物で脅し、金銭を奪おうとして失敗しバイクで逃走した男が、5月3日に逮捕された。無職で37歳の男だった。警察は防犯カメラなどで犯人のその後を追跡し、とうとう自宅を割り出すことに成功した。防犯カメラから昼0時15分くらいに、容疑者が店に侵入したことを突き止めた。つまり9時間以上、犯行まで間があったことになる。どうしていたのかというと、2階から屋根裏に通じるところを駆け上がって屋根の上で、その間を過ごしたようだ。だが、その間、彼は食事もしていないし、トイレにも行っていない。しかも犯行当日は大雨だった。そういう中で9時間以上も、店長が一人になるのを、屋根で待っていたのだ。つまり、この間、彼は忍耐強く待ち続けていたのだが、最初からこんなに長時間待つことを予想していただろうか。おそらく店長が一人になるのが、そんなに遅いとは考えなかったと思うし、当日の天候も、そんなに悪いとは思わなかったことだろう。彼は一応計画を立てた。でなければ屋根裏になど上らない。つまり何らかの理由から2階から屋根に上がれることを知っていたのだ。ただ、彼の計画は、あまりにずさんだった。店長が夜まで残っているなら、夕方にでも店に入れば良さそうなものを、昼間に入った。多分、昼のその時間帯がいちばん店員たちが食事などで居なくなるからだ。つまり、彼は怪しまれず、2階から屋根に上がって、時間を待ちたかったのだ。けれども、自分の食事とか、尿意とか、その日の天候とか、店長の体力とか、犯行後の行方のくらまし方とか……あまり深く計画・準備することなく、実行に移したようだ。わたしは欧米のサスペンス映画が好きで、よく昔のモノを録画して観たりするが、欧米の「大胆な犯行手口」を挿入した物語り内容に驚くことがある。よく、ここまで様々なケースを想定して準備しておくものだな……と驚くのだ。犯罪だから称賛してはいけないが、まあ映画の中だから良いだろう。ああいう映画をたくさん観ていれば、もう少し今回の容疑者も、謎に満ちた事件を提供することが出来たのだが、労力の割に何も得られず、店長に全治10日間のけがを負わせたことで、重い罪を背負うことになった。なんかドラマとしても面白くなく、妙に切ないなあ。
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