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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「梯子を外された」当山の金さん「大穴当てる」


これは意外に“面白い展開”になって来たのかもしれない、という気が私にはする。フジ・メディア・ホールディングスの“株価の行方”と、SBIホールディングスの会長である北尾吉孝氏による「SBIネオメディア」設立の動きだ。昔の時代劇で「大岡裁き」というものがある。「当山の金さん」の方が知られているが、名奉行による“公正で人情味ある裁定”のことだ。北尾氏は先頃、そういうふうな形で“フジテレビ問題”に一肌を脱ぐ決意を語った。ところが、実際にはフジ・メディアの現経営陣側が、北尾氏の“出現の仕方”を快く思わなかったか、彼の出現そのものを“封印する”決断を下した。現経営陣側は、元々は外資からの提案である“北尾氏を始めとするメンバー”が加わることを完全に拒否し、自分たちが“望ましいと思う社外取締役4人”を選出した。これに激怒した…と伝えられるのが北尾氏だ。なにしろ彼は、自分から“この問題”に首を突っ込もうとしたのではない。大株主である外資から提案されて“その気”になったのだ。そうして“背中の桜吹雪”を見せたつもりだったのだが、現経営陣は「あれって映画の世界でしょう、うちには関係ありません」と断ったのと同然であった。まあ言葉遣いこそ丁重だったが、見事に「梯子を外された」形となった。通常、はしごを外されると、人は落っこちるのだが、北尾氏は、地表すれすれで独自の「SBIネオメディア」設立を掲げて、何とか体裁を保とうとしている。さて、フジ・メディアの株価は“現行体制の続行”を宣言した後の昨日、奇妙にも大きく上昇した。それは外資なのか、或いは村上ファンド系なのか不明だが“株の買い占め”を続行していることを窺わせる。つまり「フジ・メディアの変革」をあきらめてはいない可能性が強い。一方のSBIホールディングスの株価は“横ばい”で、北尾氏の新会社を、特に“応援しようとする人達”が出現したようには今のところ見えない。だが、北尾氏の新会社の構想は、実は現在、アメリカなどで起こって来ている「主要な金融機関がメディア領域にも進出する」新たな潮流の先鋭になるかもしれないのだ。わたしが思うに、本格的な動きは7月くらいからになると思うが、もしかすると、既存のTV局などにとって“脅威の存在”へと徐々に成長していくかもしれない。つまり梯子を外された“当山の金さん”だが、半分“やけっぱち”で開始した事業だが、実は将来の“大きな鉱脈”を掘り当てているのかもしれない。
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