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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「新生児」には「新生児」としての人生がある⁉


北海道石狩市で4月13日に見つかった「新生児の遺棄事件」その容疑者が、5月23日“DNA検査”により親子関係が証明され、正式に逮捕された。近くに住むアルバイト従業員17歳の少女だった。母子手帳は発行されておらず、家族にも知らせず、病院にも行っていなかったようだ。特徴ある白いバッグに“へその緒が付いた新生児”を入れて近くの住宅の敷地内に遺棄したものと思われる。現在、詳しいいきさつを捜査中で、警察でもまだ状況把握が完全に出来ていないようだが、だいたいの経緯は、これまでの報道から推測できる。おそらく少女は“予期せぬ妊娠”をして、動揺し困惑し続けながら、病院に行くこともせず、だれにも言わず出産に至ってしまった……ということだろう。それにしても出産が近づけば、必ず、お腹が目立って、挙動もスムーズに行かなくなり、独りでの出産は大変だったに違いない。時々こういう人が居るが、昔から言うように「女は弱し、されど母は強し」で、女性の身体は産むまで“本能的な強さ”を発揮できるようになっている。だが実際に出産してしまうと、どうしてよいか分からなくなる……のが未婚の母の多くだ。この少女の場合は特に、家族も知らなかったようなので、だれにも相談できなかったに違いない。ただ通常こういう場合に、多くの女性は“発見されやすい場所”に新生児を置く。それは早く発見されて「誰かに育ててもらいたい」という本能が働くからだ。運命学的な観点から言えば、どうしても女性は、自分の分身である新生児を、すぐ“ひとりの人間”として捉えるのが難しく“自分のモノ”意識が強いのだが、実際には母体を離れれば、もう別の生命体であって「新生児」としての“ひとりの人生”が始まっている。もう“母親の所有物”ではないのだ。だから、その後のことは「本人の運命」に任せた方が良いのだ。もし、運命的に恵まれていれば、どんな不遇な環境や状況に生れても、必ず、育っていくに長じて“本来の姿”、つまり「恵まれた環境」を手に入れるようになる。母親が与えるわけではない。だから“新たなる生命”は、そういうふうに“自然に手放すこと”を思えば、今回のような悲劇は救えたに違いない。強運な新生児は、必ず、逆境から抜け出す「運」を持っている。
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