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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


“行きつ戻りつ”を繰り返す「ドル円相場」の今後


このところ判然としていないのが為替市場で「円安方向」に動いているのか、「円高方向」に動いているのか、ハッキリとした方向性を欠いている。今日は久しぶりに現時点で1ドル=148台半ばくらいを示しているが、このまま本格的に円安方向へと向かっていくかは不透明だ。アメリカの経済指標が判然としていないことが、いちばんの原因だ。さまざまな指標が揺れ動くたび、ドル円相場も揺れ動く。欧州との関係性を示す“ユーロ円の相場”の方は安定していて、ここ数か月それほど大きく動いていない。今年の場合“ドル円相場”だけで言えば、3月に1ドル150円くらいまで円安が進み、その後、急速に円高へと切り替わって4月には1ドル141円まで円高となった。それから“行きつ戻りつ”が始まり、このところ1ドル147円台で安定していたが、今日は久しぶりに1ドル148円に変った。アメリカが9月に「利下げする」というのが最近の情勢となっていたのだが、ここに来て「利下げしないかもしれない」という観方が強まって、それが“ドル高”に傾かせた一番の原因だ。このところ「アメリカ株」も「日本株」も、さえない動きとなっているが、それもこれも“利下げなし”を織り込み始めたからだろう。奇妙に思うかもしれないが「日本株」は日本国内の経済情勢よりも、アメリカ国内の経済指標の方に過敏に反応する。「日本株」の買い手として、日本人より外国人比率の方が高いので、そういうふうに出来て居る。それに、前にも書いたが「日本株」というのは「世界経済の先行指標」としての意味合いが強く、それゆえに何よりもアメリカの経済動向に揺らされる。現代というのは、アメリカが風邪を引けば、世界中が咳をするような時代なのだ。だから、そういう点では「日本株」の動きは、世界の人々にとっても重要なのだ。極端なことを言えば“日本の経済状況”など関係がない。だから、最近「日経平均」は連日で“史上最高値”を更新し続けた。それは「日本経済が良くなってきている」からではなくて、世界経済が上昇し続ける……と幻想しているからだ。その頼みの綱ともいうべき「アメリカの利下げ」がなかなか思うようにいかない。トランプ氏が騒いでもFBRのパウエル氏が応じそうもないからだ。結局、そうなると「日本株」の高騰も急に“腰砕け”となってくる。ドル円相場にしても、日銀が“早期利上げ”に踏み切りそうな情勢になってくれば、確実に円高方向に動けるのだが、それも不確実で年末までは難しい。そうなると結局「日本株」も「ドル円」も、しばらくの間“行きつ戻りつ”を繰り返しそうな雲行きなのだ。
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