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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


日本「若手選手」が出て来ない「世界陸上」窮地


現在「世界陸上」が行われているが、日本人選手の「予選敗退」が目につく。男子100mでは日本勢期待の桐生選手やサニーブラウン選手がいずれも予選敗退した。女子も同様で、日本女子の1000m、1500m、2000m、3000m、5000mの“5部門”で記録保持者となっている田中希実選手が1500m予選で大きく遅れて予選敗退となった。これが決勝だというなら“大きく遅れる”のも仕方がないが、予選でありながら、周りについていけない形……での敗北となった。これは本人に問題があるというよりも、そういう選手しか選考できない現在の日本陸連の“選手の育成方法”に問題があると思われてならない。私はあえて田中選手に“5部門の記録保持者”という看板を与えたが、本来、陸上の一選手が、こんなに多数の部門で“過去の記録”が維持されつつけていること自体……異常のような気がする。世界では、次々と“新たな選手”の“新たな記録”に塗り替えられていく。本来スポーツ競技というものは、そうあるのが“健全な姿”だ。「日本」で、そうなっていないのは、どこかに問題があるからだ。日本では“世界的な選手”が出現すると、もう、そこですべてがストップしたかのような状況が生まれ、その記録を“保持させ続けよう”とでもいう周囲の扱いが生じやすい。記録というものは、本来、次々と“塗り替えられていく”ことに意味があるので、保持することに意味があるのではない。一人の選手だけを持ち上げ過ぎたら、当然、それに続いていくべき選手、それを乗り越えていくべき選手の“本格的な育成”がおろそかになりがちとなる。日本の、特に実業団(セミプロ)スポーツ選手では、特に“それ”が多いように思われる。本来、スポーツ競技の記録は“日進月歩の世界”であるべきで、永久不滅の記録などと言うのを作ろうとすること自体が間違っている。近年は「プロ世界」に進みやすい部門では、比較的早いうちから“将来を見据えた育成方法”が採られているような気がする。それに対して完全なる“プロ競技”とは言い切れない分野は、どうしても“レジェンドの独占的要素”を残したがる。世界に通用する選手を育てていくためにも、それらの点を根本的に見直さないと、せっかくの“素質を持った子供達”が埋もれてしまうことにならないか、今後の「世界陸上」に向けて、大いなる課題を見つけ出した大会と言えるだろう。
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