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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


絶頂期には「自らの言葉に酔っていた」細木数子


占い師・細木数子の半生が“ダークヒーローの形”でドラマ化されるということで話題となっている。彼女の“後継者”であり“娘”でもある細木かおり氏が、母親の半生が「地獄に堕ちるわよ」というタイトルで放映されることを嘆きながら伝えている。世界配信が決まっているということで「胃が痛い…」と娘としての心境を語っている。ただ時代的な背景もあって「細木数子」という人物がマスコミを通じて妙に持ち上げられ、世間に“強烈な印象”を与えていた時代があったことは間違いがない。マスコミは本来もっと客観的な立場に立つべきだが、タレントとしての細木数子は“毒舌を吐く”ことで或る種の寵児となった。マスコミは細木を“タレント”として持ち上げただけだが、世間・庶民の多くは“占い師”として注目するという“微妙な食い違い”がどんどん拡大していった。その結果、細木は傲慢になり、自らを「生き神」でもあるかのような錯覚に陥っていった。徐々に世間は、彼女を崇拝し続ける者と、強く反発して“過去の悪行”なども表沙汰にする者に分かれた。結果的に年月が経てば「地獄に堕ちるわよ」の判断が、現実と符合しないことなど多くなって、マスコミも徐々に彼女の周辺から遠ざかるようになった。元々が「六星占術」は「算命学」の一部を切り取って“新占術化”したもので、特別、目新しかったわけでも、的中率が高かったわけでもない。似たような形で既にバブル期に「算命占星術」が注目されていた。言ってみれば、それを目新しく“焼き直した形”が「六星占術」だった。算命学の方では「天中殺(空亡)」と呼ばれ、六星占術の方では「大殺界」と呼ばれ、凶運の時の“失敗を恐れる気持ち”を煽ったのが両者の成功だった。日本人は「凶運気」に弱いのだ。ただ長い年月経つと、その理論に綻びが目立ってくる。こうして、同じような形で「天中殺」のブームは去り、「大殺界」のブームは去った。こういう“単純で凶悪”を売り物にした占いしか、マスコミは大きく取り上げない。何十年経っても、同じ手法で、単純で凶悪な「運」を“新たな名称”でマスコミが騒ぎ立てれば、それに載せられる“若い女性たち”が飛びついて、再び“愚かなる占いブーム”が秘かにブームを巻き起こすに違いない。
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