「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


穏やかな老後は「老いては子に従え」出来るか⁉


昔からの格言に嘘はない。「老いては子に従え」という言葉などは、その代表的なものだ。人間、或る程度の年齢になってくると、徐々に体力も気力も能力も衰えて来る。そういう時に、人間が“出来ている人”は素直にそれを認めて、周囲からの言葉に耳を傾ける。自ら“老い”を自覚した時には、子供か、又は身近な“若い人”の言葉に従うようになる。けれども、自分を過信している人は、或いは我がままに生きて来た人は、往々にして“それ”が出来ない。なんでも“今まで通り”に物事を進めなければ気が済まない。こうして周囲と衝突することが多くなる。女優でタレントとしても活躍した中村玉緒氏が施設に入居して一年以上が経った。自宅付近を夜中に裸足で徘徊するなど、認知症が進み、周囲が施設に入れる形を採った。本来なら、長女の方と一緒に暮らす形もあったのだが、いつからか二人は“犬猿の仲”となり、とても同居できる状態ではなくなっていた。若くして夫を亡くし、長男も既に亡くなっていて、孤独な80代となった中村氏は、結局、施設に入居するしかなくなったのだ。認知症が進んでいる中村氏は、施設の中で楽しみを見出すことが出来ず、好きなパチンコにも行けず、笑顔が消えた……と報道されている。人間には元々環境に順応しやすい人と、しにくい人とが居る。環境に順応しやすい人は、どういう環境でも順応していくもので、どういう人達とでも親しくしていけるし、どういう状況でも、その暮らしの中から“小さな楽しみ”を見出していくことが出来る。ここで重要なのは“大きな楽しみ”ではなく“小さな楽しみ”なのだ。自分の幸福を“一つの形”に当てはめ、それ以外は「倖せではない」と決めつけてしまいがちな人は、本来の形に近い状態でなければ、いまの暮しの中に“不平・不満”が渦巻いてしまう。老後を“幸せなもの”に出来るかどうかは、結局、その人の“考え方”“感じ方”による部分が大きい。まずは「老いては子に従え」の格言に習って、子供達や若い人たちの言葉を受け入れ、それにある程度は妥協して“受け入れていく”用意があれば、人間の暮らしは、いつの時代でも、どういうところでも、基本は同じなのだから、穏やかな気持ちで日々を過ごしていくことが出来るに違いない。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言