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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


PR動画に「命与えれば」自ら命失っても「輝く」


台湾のシンガーソングライターのサンデー氏が15日「NK/T細胞リンパ腫」という病気によって34歳で亡くなったことが関係者によって伝えられた。彼女は2018年に自主製作で作詞・作曲した“台湾観光PR動画”「台湾で会おうね!」を日本語歌詞としてインターネットに投稿、注目を浴びた。その後、中国語や英語でも制作した。観光地から依頼されて制作・投稿したのではなく、あくまでも自らの故郷である「台湾」の“美しい大地”に、日本や中国本土や欧米からたくさんの人たちに来てほしいという願いを込めて制作したミュージックビデオだった。投稿が特に日本の若い人たちから注目を浴びたことで、その後、各地域の個別なPR動画も制作するようになった。やがて日本の阪神電鉄からの依頼で「阪神電鉄で行こうよ!」という台湾人向けPR動画も作成した。彼女の場合、小学生までは台湾で暮らしたが、その後はカナダで大学卒業まで暮らした。留学生として半年余り、日本でも暮らしていた。そういった自分自身の生立ちが、大人になった時「やっぱり台湾が好き」「台湾の自然や良いところを日本の人たちに知って欲しい」という気持ちを強めていったのだと思われる。もしかすると、シンガーソングライターとなって何年かが過ぎ、自分の“原点”を追い求め始めていたのかもしれない。人はときどき、自分の生きている意味を、自らに問いかけることがある。「水を得た魚」という言葉があるが、自分にとっての“相応しいところ”を見つけ、自分にとっての“果たすべきこと”を見出した時、人は“そこ”に自分の価値を見出し、生きがいを感じるものだ。やがて彼女は特殊な病魔との闘いを強いられるようになったが、常に前向きであったという。自らが“勝手に作ったPR動画”はSNSの投稿で“命を与えられ”多くの人たちに共感を得た。その後も数々の観光地やそうでないところもPR動画を作って、それらの歌には「命」が宿った。自らは“重い病”で長く生きながらえることは難しいが、命の宿った「台湾で会おうね!」は、ふるさと台湾を愛した彼女の魂が「命」を紡ぎ続けてくれるに違いない。
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