「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「手の言葉」は、人間の「本能」である可能性⁉


毎年のことだが、ニュース報道などで「成人式」の様子が流れるたびに、わたしは“大昔のイベント”のことを想い出す。あれはまだ20代の頃で、占いイベントに狩り出されたのも二度目くらいの時だった。当時のわたしは、まだ占い師としてセミプロだったが、その占い知識や技術では“だれにも負けない”くらいの自信を持っていた。その日のイベントは開催者に言われるまま、成人式会場のすぐそばのビル2階だったような気がするが明確には憶えていない。とにかく関係者が“呼び込み”をしてくれるというので、そういう意味では気楽な気持ちで引き受けた。ところが昼12時から始めたのだが、まったく客が来ない。確か「チラシも入れてあるので来るとは思うのですが…」関係者は私に気を遣った。別に人気占い師でもない私に客が殺到するはずもない。それに、出演のギャラは最初から決まっていて、客が来ようが来なかろうが時間さえ居れば貰えることになっている。だから、わたしは別に焦っていなかった。まあ、暇を持て余すので退屈だが、雑誌でも読んでいれば良い。ただ「成人式の日」は寒い。北国のイベントの中で、もっとも寒い日のような気がする。だから、わたしの担当者としてついている方は気を遣って暖かいものなど持ってきてくれる。そうこうしている内に午後3時となった。一人のお客さんも来ないのはさすがに私としてもバツが悪い。この日は成人式に参加した人だけに「無料で占いを見てもらえる」という触れ込みだった。だから成人式に参加しない人は客になれない。よく、こういう時には関係者とか担当者とかが「お客さんが来るまで視てもらって良いですか」などと言うことがあるのだが、それも出来ない。と、一組の男女のカップルがやってきた。わたしは初めてのお客さんなので、熱を入れて観たような気がする。ほんとうは10分以内なのだが、まあお客さんも来ないので少し長めに……などと思っていた。ところが、その客を占っている内にどんどん客が並び始めたのだ。どうしてなのかわからないが、とにかくどんどん並ぶ。とうとうその入り口から食み出る人まで出て来てしまった。わたしには訳が分からなかった。あまりに並ぶので、どんどん占い時間が短くなり、後半はひとり3分くらいにまで縮小した。一応、午後6時で終了なのだが、並んでいたお客さんを返すわけにもゆかず、最終的には一時間延長してイベントを終わった。時間を短縮するために、途中からはほとんど手相一本やりで鑑定した。人間は20歳を迎えて、自らの掌に刻まれる「未来」に無関心を装っても、本能的には“そこ”に未来があると感じているのかもしれない。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言