十代から二十代にかけ多くの人がかかる病に「恋の病」がある。ところが、この病、現在に至るも特効薬がない。人によってさまざまだが、私の場合は十代後半の頃が一番症状が重かった。とにかく簡単にかかってしまうのだ。ちょっと風邪の症状に似ている。何しろ熱が出る。心臓がバクバクする。喉が干からびたようになって、言葉が出てこない。うんうん魘される。胸が張り裂けそうだ。そういう症状が続くケースが多かった。いったん治っても、すぐまた同じ病で寝込むのだ。今になって考えると、どうしてあんなに次々簡単にかかってしまったのか、不思議な気がする。誰かが「若い人はかかりやすい」と言っていた。心ひそかに持病なのかなと思っていたが、免疫が出てきたのか徐々に間が空き、やがてかからなくなった。そして今では完全に完治してしまって、微塵も症状が出なくなってしまった。それはそれで妙に寂しい。あの“やばいクスリ”にも似た(?)苦しいほどの高揚感が失われてしまったからだ。さらに“ひたむきさ”も、あの病に侵されたときの特徴だ。すべてのものを失ってでも“追い求めようとする情熱”が、あの病のすごいところだ。なぜ完治してしまったのだろう。体質が変わったからなのか。環境が変わってしまったからなのか。一説には、この歳になって“あの病”にかかると重いとも言われる。周囲からも、ずっと治らないと突き放されるようだ。それはそれで辛いのかもしれない。高揚感や情熱が失われたとしても、やっぱり完治して良かったのだろうか…。
歌手の松田聖子氏が再び“海外進出”に意欲を燃やしているらしいとの報道があった。彼女の場合、若い頃に一度海外に拠点を写そうとしたが、上手くゆかず日本に舞い戻ってきた過去がある。近年は 続きを読む
最近、注目されてきた仕事の一つが「退職代行サービス」という分野だ。要するに入社した会社を辞めたくなった時、自分の代わりに“退職手続き”を行ってくれるサービスのことだ。特に勤めて間も 続きを読む
オレンジの価格が高騰し、その結果「オレンジジュース」が相次いで販売休止に陥っているらしい。販売休止にしていないメーカーは、これまで410円で販売していた「オレンジジュース」を4月か 続きを読む
人はなぜ歴史を学ぶのかというと「いまを生きるための知恵」を過去の出来事から学び取るためだ。そういう意味で、ここ数年というのは、もっとも歴史から学ぶべき部分が多い時代に差し掛かってい 続きを読む
実は、この本を書いたのはそうとう前だ。なぜ、こういう本を書いたのだったかは、その時にはちゃんと理由があったのだが、いまとなっては想い出せない。とにかく、書いたのは6~7年も前であり 続きを読む
ときどき大胆な人事に驚くことがあるが、今回の人事は誰もが眼を剥く。何しろ22歳のアルバイト従業員が社長に抜擢されたのだ。最初は本人自身が“冗談”だと思ったそうだ。ココイチFC「スカ 続きを読む
多くの日本人にとって「水原一平」は既に“過去の人”であり「スポーツ賭博」は“通り過ぎた問題”となった。ところが、肝心のアメリカではそうではない。水原一平など関係なく「スポーツ賭博」 続きを読む
何事も努力をしている者に対しては称えるべきだろう。そうみんな頑張ったのだ。だから穴を開けることが出来た。正確には「穴」というより「トンネル」と言った方が良い。長年の努力が、やっと実 続きを読む
福島の税務署に勤務する20代の財務事務官の男が、育児休業中の期間を利用して自動車62台、携帯電話4台を転売し、2億円の“売り上げ”を上げていたとして公務員法違反で停職となったが即日 続きを読む
オーストリアを代表する画家の一人グスタフ・クリムトの「リーザ―嬢の肖像」がオークションにかけられ、約50億円で落札された。この作品は100年間の間“行方不明”となっていた作品で、死 続きを読む