かつて大阪市長が橋下氏だった時に行われた職員の“入れ墨有無の調査”で、それを拒否し懲戒処分を受けた二人が起こした「処分取り消し」訴訟は、最高裁までもつれ込んだが、結局“入れ墨調査”は適正として上告を退ける結果となった。この二人が、入れ墨を入れていたのかどうかは分からない。私の勘でいえば、おそらく入れてはいないだろう。そうでなければ「最高裁」まで持ち込んだりしない。入れ墨を入れていないのに、結局、懲戒処分を受け、訴訟には負け、ボロボロの人生を歩むことになる。この二人の失敗は「市役所」を就職先として選んだことにある。元々、役所とは“市民からの声”を大切にする場であるから、役所の中に“入れ墨を入れた職員が何人もいる”とか“入れ墨を入れた怖い職員がいる”とかの声があれば、それに対応するのは当然である。別に橋下氏だったから行った調査というわけでもない。むしろ、それまでの役所幹部が、どうして“そういう人たちを雇い入れたのか”の方が問題な一件ではある。これは“思想”的にどうのこうのとか、“プライバシー”的にどうのこうのとかいう問題ではない。もし、彼らが、憲法や法律を持ち出して訴訟したのだとしたなら、大きな“勘違い”があると思う。元々、役所勤務は一般企業とは違って、個人の思想を持ち出して職務出来るところではない。そういう人は“一般企業に勤める”形をとれば良いだけなのだ。まあ様々な個性豊かな人を雇い入れる“器の大きい社長”率いる企業で働けばよいのだ。その原点が間違っている。近年、温泉ホテルなどでも“入れ墨のある方お断り”の注意書きで、トラブルになるケースが多い。あれも、一般の方たちが入る大浴場でなく、個室に温泉風呂がついた部屋とか、貸切風呂を使えばよいだけの話で、そうすれば何の問題もない。近年、欧米諸国ではタトゥーをファッションとして入れている若者たちも多い。ハッキリ言って“美しい”ものと、そうでないものとがある。“アートの一つ”か、“やくざの紋章”か、どんなに美しい入れ墨でも身体の半分以上を埋め尽くすと、美しく見えなくなってしまうので、全身を埋め尽くすのだけは今一つ“美的センス”が問われる…。
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