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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「独立」の“栄光”と“挫折”


雑誌『SPA!』に、40歳で会社を辞め、趣味で独立した人物の“栄光”と“挫折”が掲載されている。会社員時代に一日15時間以上働き、心身ともボロボロになって“辞表”を叩きつけ、趣味で行っていた海外玩具の輸入転売で独立、一時的には月商100万以上となって、このまま優雅に暮らせるかと思ったが「リーマンショック」により事態は一変、あっという間に月商が下がって現在は“預金を切り崩す毎日”であるという記事だ。確かに、会社勤めの方は誰でも一度くらいは“辞めたい”とか“独立したい”と思うものだ。私なども、若い頃は会社勤めをしていたが、一日も早く独立したかった。とにかく、会社に“縛られる”という感覚が嫌でならなかったのだ。別に、仕事が嫌いなわけではなかった。むしろ、仕事そのものは今考えても、好きだったと思う。“組織”というのが苦手だったのだ。上司も私に気を使っていたし、私自身は会社勤めにしては“自由”だった。それでも、たまに「残業してほしい」と言われると「納期をずらせば良いじゃないですか」などと平気で言って上司を悩ませていた。土台がサラリーマンとして出世する気などなかった。だから自由に発言できた。一言で言えば、私のようなタイプは“会社勤め”は向いていないのだ。但し、独立すれば誰もが成功するかと言えばそうはいかない。おそらく、6割以上の人は失敗する。独立は“タイミング”が重要なのだ。なんとなく、そういう雰囲気が来ている時に独立すれば上手くいくが、それが過ぎてから、或いは来ていないうちに独立すると、大抵は失敗する。そういう風に出来ているのだ。サラリーマンを経験することなく、最初から独立してスタートする人は、元々が“独立型”の先天運を持っている。すんなりと就職して、会社勤めに対して“違和感”を感じず五年以上務められる人は、元々が“勤め人型”の先天運の持ち主だ。だから、そういう人は独立などしてはならない。問題は、そのどちらにも属さないタイプの人達だ。最初から独立できる度胸も才能もなく、かといって会社勤めに違和感を抱かず働けるタイプでもなく、常に“不満”や“葛藤”と闘いながら、仕事そのものではそれなりに才能を発揮し、現状に満足できないタイプだ。実は、こういう人は“中間型”で、会社勤めでも、独立でも、どちらでも一応は可能なのだ。但し、タイミングを間違うと、失敗して苦しむことになる。『SPA!』に載っている人物も、タイミングと業種さえ間違えなければ成功できたと思うのだ。占いというのは、賢く使えば“成功の扉”を開く鍵として、そっと用意されているものなのだ。

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