昨日、イベントで登場したビートたけし氏が「自分が作った会社を出て行って何で文句言われるのか分からないんだよ」と嘆いていたらしい。う~ん、ごもっとも。通常は、そういう時、自分から辞めるのではなく、株主総会などで辞めさせられる形になって出て行くケースなら時折存在する。実際、そういう形でいったん辞めさせられて、何年か経って再び社長に舞い戻って来るようなケースさえある。企業も“生き物”なので、創業者が抜けると、途端に弱体化してしまう場合が多い。一般の企業でも、自分で創業してようやく軌道に乗り始めたころ、さっさと手放して、自らは新たな会社を興す、というパターンを繰り返しているような人もいる。大体「オフィス北野」のように“自分の名(姓)”を冠した企業の場合、創業者の血族が絶えてしまうと傾いていく場合が多い。だから、創業した企業を継続したい場合は“姓名”を「社名・店名」に入れないことである。よく「家業」と言えるような“伝統的な職業”の場合、逆に「社名・店名」に“姓名”の一部を入れておくことで、血縁者に継承され続ける作用を生むこともある。とにかく「オフィス北野」は創業者が抜けたのだから、弱体化するのは眼に見えている。そういう場合、社名の一部を変えて、例えば「オフィスKITANO」のように印象を一変することで“新たな生命”が宿ったりする。ところで、私が気になったのはビートたけし氏の顔貌の変化だった。いつの間にか左右の眉が極端に“上下している”のだ。元々顔の左右に歪みの大きい人だが、眉の上下はかなり極端、しかも最近の変化だ。これは文字通り、自分の“分身のような会社”を手放したことと無関係ではない。眉の上下が目立つ人は、先祖関係、家族関係、住居関係に何らかの問題がある。昔は「異腹の兄弟有りの相」と言われた。現代は、それよりも“相続・遺産・後継”に関してトラブルが生じやすい相と見るべきだろう。果たして彼の愛犬は“良き後継者”となりうるのであろうか。
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