私は基本的にあまり“好き嫌い”の強い方ではない。ただ時々その言動に“拒絶反応”してしまう人物というのがいる。この人に関しては、最初“強い拒絶反応”から入った。何に対しての発言だったか忘れてしまったが「どうしてこんなことが言えるのか?」と驚いてしまった。あまりにも配慮を欠いた発言だったからだ。それがコメンテーターとしてTV番組に出ていた社会学者・古市憲寿氏への第一印象だった。彼が多くの人達から、その発言が問題視され、炎上しがちであることを後から知った。最初、私はどうしてこんな配慮を欠く人物をコメンテーターになどするのだろう…と不思議だった。けれども、その後、いろいろな番組で彼を見聞きする内に、ナルホドと思うことも時々言っていることに気付いた。「10」の内「7」くらいは拒絶反応を持つが「3」くらいは共感できる。そして「3」くらいは共感は出来ないが、発想として“面白い”とは思うようになった。その古市氏が「ナカイの窓」という番組内で、NHKの「紅白歌合戦」の“勝ち負け”に対して「あんな茶番ないじゃないですか」と中居正広氏に向かって発言したらしい。その他にも中居氏に対して、配慮を欠いた「SMAP」という言葉も使った。だが、これらの発言は、確かに“配慮”は欠いているのだが、誰もが感じている“真実”を突いていた。特に「紅白」に関しては、どうして“男女混合グループ”まで「紅」「白」に分け、しかも何を基準としているのか全く分からない「勝ち」「負け」を付けさせるのか。しかも勝ったからといって“賞金”を渡すわけでもなく、勝者側も敗者側も誰ひとりその“勝敗を気にする風でもない。”正に「茶番」以外の何物でもないことを延々と継続している。しかも、専門外のタレント審査員まで借り出して行う。どこかで上沼恵美子氏の“審査”に関しての発言が問題となったが、そういう意味で言えば、この“審査基準”など“好き嫌い”以外の何があるのだろう。みんな一流のプロだから出場できる“歌合戦”なのだ。審査をすること自体がおかしい。審査をしたいなら、NHKの“素人のど自慢”で好成績を残した人物たちを集めて、一般投票も含めて審査し、プロデビューをさせる場として“別枠”を組み込めば良い。大体、公平を謳うNHKなら、絶対に“男・女分け”をするこの番組は、性的少数者たちに対して公平ではない。性的少数者たちが増えていく昨今「紅」と「白」の中間色である「桃」を加えるのが、今日的な「紅・桃・白の歌合戦」のはずなのだ。
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