世の中にはいろいろな人がいる。しかも、産れた時に、もうその後の運命が“決まっている”ような人生を歩む人もいる。昨日、窃盗容疑で検察に送られてきた「堀鎮王(79歳)」も、そういう一人なのかもしれない。彼は自分を“プロの詐欺師”として自認している。ところが、昨日は「窃盗」として送検されてきた。彼にとって、それは屈辱以外の何物でもなかったらしい。だから「自分は詐欺はしたが窃盗はしていない」と最後まで言い張った。ところが、彼は承諾なしに相手のズボンから財布を奪った。だから今回は「窃盗」なのだ。今頃、彼は後悔していることだろう。「窃盗」に対してではなく「詐欺」が上手く行かなかったことに対してだ。何しろ、この道50年のベテランなのだ。齢で腕が鈍ったのか。いいや。まだまだなはずだ。彼は次回こそ成功させようと、今から頭をひねっているに違いない。何しろ、この道50年なのだ。どうして、こんなことになってしまったのか。多分、名前が関係している。彼の姓名は「堀鎮王」珍しい名前だ。これを意義的にひも解くと「掘られた空洞の中に、お金の真実がある王」とも読める。わかりやすく言えば「封筒の“偽札”王」だ。彼は親切そうな人物に近づく。そうして「この封筒の中に大金36万円が入っている、これを私のかわりに届けてもらえないか」と訴えるのだ。直接の窃盗容疑の時には明治神宮の敷地内だった。そこで親切そうな男性に、封筒を手渡しながら、このように頼んだのだ。自分の足では駅まで約束の時間に間に合わない…と付け加えた。確かに79歳の老人である。その時間には間に合いそうもない。とはいっても、見ず知らずの人物から、お金を渡してきてほしいと頼まれて、そうそう引き受けてもらえるとも思えないのだが…。そこは「プロ」。何しろ50年間培ってきた腕(?)がある。そこで頼まれた男性が「わかったよ、渡して来てあげるよ」と笑顔を見せると「ちょっと待ってくれ、ここには36万円入っている、万一のこともあるので私に君の財布を預からせてほしい」というのが彼の“手口”なのだ。いつもはこれで成功するのだが、その日は違った。男性は財布を渡すということを妙に渋ったのだ。そこで面倒になって、彼のズボンから奪ってしまったというわけだ。堀鎮王の顔貌を見たが、鼻脇から出る法令線がクッキリと深く長い。これは自分の仕事を全うする形だ。確かに50年も続けてきた。一流の詐欺師なのだ。何しろ親の名付けが「掘鎮王」で「お金の真実の王」となることを予告していた。
2024年「ミスユニバース」の地方大会だ。昨年から年齢の上限を撤廃したら18歳~74歳までの未婚女性たちが集まった。その中で頂点を極めたのが、60代のアレハンドラ・ロドリゲス氏だっ 続きを読む
歌手の松田聖子氏が再び“海外進出”に意欲を燃やしているらしいとの報道があった。彼女の場合、若い頃に一度海外に拠点を写そうとしたが、上手くゆかず日本に舞い戻ってきた過去がある。近年は 続きを読む
最近、注目されてきた仕事の一つが「退職代行サービス」という分野だ。要するに入社した会社を辞めたくなった時、自分の代わりに“退職手続き”を行ってくれるサービスのことだ。特に勤めて間も 続きを読む
オレンジの価格が高騰し、その結果「オレンジジュース」が相次いで販売休止に陥っているらしい。販売休止にしていないメーカーは、これまで410円で販売していた「オレンジジュース」を4月か 続きを読む
人はなぜ歴史を学ぶのかというと「いまを生きるための知恵」を過去の出来事から学び取るためだ。そういう意味で、ここ数年というのは、もっとも歴史から学ぶべき部分が多い時代に差し掛かってい 続きを読む
実は、この本を書いたのはそうとう前だ。なぜ、こういう本を書いたのだったかは、その時にはちゃんと理由があったのだが、いまとなっては想い出せない。とにかく、書いたのは6~7年も前であり 続きを読む
ときどき大胆な人事に驚くことがあるが、今回の人事は誰もが眼を剥く。何しろ22歳のアルバイト従業員が社長に抜擢されたのだ。最初は本人自身が“冗談”だと思ったそうだ。ココイチFC「スカ 続きを読む
多くの日本人にとって「水原一平」は既に“過去の人”であり「スポーツ賭博」は“通り過ぎた問題”となった。ところが、肝心のアメリカではそうではない。水原一平など関係なく「スポーツ賭博」 続きを読む
何事も努力をしている者に対しては称えるべきだろう。そうみんな頑張ったのだ。だから穴を開けることが出来た。正確には「穴」というより「トンネル」と言った方が良い。長年の努力が、やっと実 続きを読む
福島の税務署に勤務する20代の財務事務官の男が、育児休業中の期間を利用して自動車62台、携帯電話4台を転売し、2億円の“売り上げ”を上げていたとして公務員法違反で停職となったが即日 続きを読む