こういう事件が起こるといつも思う。人の性格は、それこそ死ななきゃ変わらない。だけど何年も、何十年も、同じことで悩み苦しみ続けるくらいなら、一応、その努力だけでもすれば良いのにと…。昨日未明、大阪の岸和田市で65歳の妻が74歳の夫を殺してしまった。理由は単純で、自宅で夫を介護してきたが、いつもいつも小言を言われ続けて我慢がならなくなったのだ。そして、とうとう寝ている夫の口に、枕を押し続けていたら動かなくなった。我に返り「夫を殺してしまった」と、自ら110番通報した。典型的な“介護疲れ”による殺人事件である。そうではあっても、殺人は殺人である。この女性は、きっと真面目な性格だったに違いない。真面目な性格だから、夫の小言を“聞き流す”ということが出来なかったのだ。病人というものは、概して“我が侭”なものである。それは病気で不自由な部分があるので、或いは思うようにならないので日々ストレスが溜まる。そのストレスを自宅介護の場合には、家族に向けることで発散しようとする。もちろん無意識なのだが、結果的にそうなってしまうケースが多い。最初の内は“病気だから仕方がない”と思っていた介護する方も、しだいに自分にばかり“当たり散らされる”ことに我慢がならなくなってくる。さまざまな理由から“自宅介護”を選択するのだろうが、その結果が夫婦・親子・兄弟による“殺人事件”に発展するなら、多少の犠牲を払ってでも病院や施設に入る形の方が良い結果となる場合が多い。特に夫婦間の場合、親子・兄弟以上に愛憎が絡んでくる。だからトラブルに発展することが多い。もし、どちらかが“聞き流す”ことの出来るタイプであれば、多少の喧嘩はあっても元に戻れる。ところが、どちらも真面目で“聞き流す”ということが出来ない夫婦の場合、徐々に憎しみだけがエスカレートしていく。どちらにも“相手を思い遣る”余裕がなくなってしまうからだ。或る種の“義務感”や“犠牲者”としての意識ばかりが強くなると、最初の頃の献身的な精神は消えていく。日々の小言など、本当は“聞き流す”ことが出来れば済むことなのだ。悩み続けるくらいなら、少しは「じゃあ、聞き流す努力をしようかな」と思えば良いのだが、総じてこういう人達は、自分の正しさを主張する。正しくても、引いてみた方が良い場合もあることを、決して認めようとしない。こうして、徐々に「殺す以外ない」の発想となる。
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