彼は多分、最初から“盗み”を働こうとしたのではない。偶然「それ」を見つけてしまったのだ。そこで、自分が発見した“その方法”を恐る恐る試してみた。すると、それは見事な成果をもたらした。ちゃんと自分の口座に通貨が送金されるのだ。エラーとはならない。これに驚喜し、彼はどこまで可能なのか継続していった。多分、途中から「犯罪だぞ」という心の声が聴こえたに違いない。けれども、彼は自分だけが知っている方法で、次々と新たな仮想通貨が自分の口座に送金され、お金持ちになっていく魅力に勝てなかった。しばらくたって「モナコインが不正流出した」とマスコミの片隅で報道されたが、それだけだった。誰も自分に対して何も言ってはこなかった。「成功だ」彼はご満悦だった。ところが半年くらい経った昨日、彼は警察の訪問を受けた。そして「令状」を示され、逮捕されたのだ。地道な捜査が続いていたのだ。罪状には「電子計算機使用詐欺」及び「組織的犯罪処罰法違反」と記されていた。奇妙な“罪名”だ。大体、彼は誰とも会っていないし、誰も直接的には騙していない。彼が騙したのは「モナコイン」という仮想通貨の“システム構造”である。この「ギフトコード」という部分を短時間に大量に操作すると、システムが“誤作動する”ことを発見したのだ。手動で操作ボタンの連打を繰り返すと、一度に複数回続けて送金されてしまうのだ。確かに“預けている通貨”以上の通貨が送金されるのだから、搾取なのだが、“詐欺”という罪名が妥当かは疑問が残る。それに“組織的犯罪”では全くない。通常、こういう犯罪は組織的に行われるのだろうが、彼の場合は単純なる“一人遊び”なので、この罪名は当たらない。まあ、罪名はどうあれ、心ならずも「犯罪者」になってしまったことは間違いがない。ただ、彼はまだ18歳の高校生なので、名前は公表されていない。優秀なる頭脳の持ち主なのに、思わぬ発見が「犯罪者」の十字架を背負わせることになった。ところで、彼は大きな“ミス”を一つだけ犯した。そこに預けられていた全部のコイン(97000モナ=約1500万円相当)を送金させてしまったからだ。もし、八割方のコインで留めておいたなら、流出は気付かれずに済んだかもしれない。そうすれば「モナコイン」の“可愛らしいデザイン”そのまま“優雅に起業する”ことが出来たかもしれないのだ。
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