スリランカでキリスト教の“復活祭の日”に起きた連続爆発テロ事件は257人の犠牲者と500人以上の負傷者とを出した。地元イスラム過激派組織による犯行だった。その結果、どうしてもスリランカ政府としては自国に居るイスラム教徒たちに対し厳しい取り締まりを発動せざるを得ない。既に公衆の場でのイスラム女性の宗教的服装は禁じられた。身体のラインを隠す服装や、顔を全面的に隠す衣裳を禁じたのだ。自爆テロを見抜けなくなるからだ。それだけでなく5日には国内に居る外国人600人を国外追放とした。その多くはイスラム教の聖職者たちだった。直接的には事件に関係ないとしても、国民の多くが不安を抱える状況で野放しには出来ない。日本人にとっては、キリスト教とイスラム教とが、どうしてそんなにまで対立しなければならないか理解が難しいが、大昔から“民族宗教”というのは、その民族を“勝利に導く神”として存在している。したがって、勝利に導くためには“手段を択ばない”風な考え方が根底にある。しかもその“勝利”というのは、必ずしも“自分の時代”でなくても“子孫の時代”であっても良い、という考え方をする。だから、自爆テロが無くならないのだ。しかも、イスラム聖職者たちが何より重視する「イスラム法」というのは“男尊女卑”の典型であるし、その刑罰の仕方も“ムチ打ち”とか“石投げ”とか前時代的である。同じ日、ブルネイ王国のボルギア国王は、4月に施行した“不倫と同性愛行為”に対しての刑として定めてある“投石による死刑”の適用を猶予すると発表した。この“処刑”に対しては、世界的に多数の人権団体などから批判が高まっていたもので、それを考慮したかに思われる。ブルネイ王国というのは、あまり日本人にはなじみが少ないが、経済的には大変に豊かで恵まれた生活をしている。その変わりというわけでもないだろうが、宗教的にはアジア圏としてはかなり厳しい。厳格なイスラム教に従っている人たちが多い。私は以前、日本にホームスティしているブルネイ王国の中学生の少女を鑑定したことがあるが、日本に来て1年以上経つのに、室内でもスカーフを外さななかった。その時、タイから来ている少女も鑑定したのだが、その少女の方は好奇心いっぱいで楽しそうだった。ブルネイの少女は一言も聞き逃すまいというような真剣な表情を最後まで崩さなかった。“ゆる~い宗教”の国、日本を彼女はどのように感じながら過ごしたのか。そして、本国に帰って後「神」に、どう報告したのだろう。
今回のトランプ米大統領とプーチン露大統領との会談は“共同声明”もなく、何一つ成果がなかったかのような報道があるが、それは違う。いちばんの成果は、実は大統領夫人であるメラニア氏から、 続きを読む
どこの国にも、困った人達がいる。その記事を読んでいて“何とも言えない虚しさ”を感じた。訪日客の中には、そういう人たちもいる……現実を、突きつけられたような気持になった。現代は世界各 続きを読む
AKB48を卒業して後、自らのブランドを立ち上げアパレル社長に転身したのが小嶋陽菜氏だ。その小嶋氏が久しぶりTV番組に出演したようだ。9月に“3周年記念”を迎える自らのブランドの“ 続きを読む
とても興味深い事実がある。卑弥呼の時代の日本人は「刺青を入れていた」という記述が中国史書『倭人伝』にあり、それはそのまま古代中国の“殷(商)王朝時”の人々の姿に重なる。ところが『倭 続きを読む
いつの頃からか「日本株」に“勢い”が出てきている。もっとも、それを演出しているのは一部の“AI銘柄だけ”とも言えるが、それに引き摺られる形で多くの銘柄も“新高値”に到達し始めている 続きを読む
長年続いている「さんま・玉緒のあんたの夢を叶えたろか」というTV番組がある。今年も放映されたというのだが、その番組に中村玉緒氏の姿はなく、それを観た多くの人たちから、主役であるはず 続きを読む
今から50年先、100年先の未来を考えた時、その時にも、人の暮らし方というのは、それほどの違いはなくて、今と同じように「自然災害」を怖れながら、生きているのに違いない。もちろん、人 続きを読む
本当に久しぶりでJRの長距離“特急”で短期の移動をした。そうすると、いろいろな発見がある。まず、列車の“揺れ”が大きい。今どき、こんなに“揺れる車両”が許されるのだろうか。北海道の 続きを読む
8月2日に行われたボクシングのタイトルマッチで、試合は引き分けとなり、本人の意識は控室に戻るまでしっかりとしていた。その後のドクターチェックの際に意識を失い、そのまま救急搬送され“ 続きを読む
中国では北京市内に出来た店舗内で“ロボットの販売”が開始されたらしい。なんと“お安いモノ”では日本円で数万円から“お高いモノ”では数億円に至るまで、実にさまざまなタイプのロボットが 続きを読む