昨日、今後の日本を考える上で貴重なデータが公表された。十年連続で人口減となったが、その比率は徐々に拡大している。つまり「少子化問題」は待ったなしなのだ。そこでというわけでもないのだろうが、外国人の比率が増えてきた。特に今回の調査で注目すべきは全都道府県すべてで外国人が増えたというデータだ。都市ばかりではなく、地方や田舎でも確実に外国人の居住生活者が増えてきている。これを、どう受け止めるかは難しい問題である。単純に言えば、どこに行っても外国人に出くわす「日本」になった。その日本に来ている外国人を大きく分ければ「優秀な外国人」と「粗悪な外国人」とに分けられる。もちろん、その両方に属さない「普通の外国人」もいる。けれども、その割合は少ない。ここが重要なのだ。日本は“陸続きの国”ではないので、他の国のように「普通の外国人」は多くはならない。最初から日本語を話せるとか、日本の文化・風習を理解して入国してくる外国人は、多くは「頭脳優秀な外国人」である。若い人たちの場合、母国の中で“日本のアニメ”を見て育っているケースも多い。そういう人達は自然と「日本」というものを理解し、日本に親しみを抱いて入国してきているので、日本の慣習にも違和感が少ない。それに対して、さまざまな事情から「労働者」として“特定の期間”だけ働くことを目的として入国している外国人は、もともと日本に永住しようという気持ちが乏しい。あくまで「出稼ぎ労働者」の意識しかない。したがって、日本に“溶け込もう”という意識は少ない。とりあえず日本で生活するため“不慣れな場所”で居住しているのだ。だから、どうしても日本国にも、日本人にも、本当のところ親しみは感じない。大昔、集団就職で田舎から東京に出ていく若者が急増した時代がある。あの時にも、田舎から都会にやってきた若者たちは、不慣れな都内生活の中で田舎を恋しがった。同じような感覚が日本に“出稼ぎ”として入ってくる外人たちにも生じているに違いない。ところが期待したほど“高賃金”ではなく、労働そのものも長時間で休みが乏しいとなれば、不満が募って来るのは当然である。だから「粗悪な外国人」を増やしてしまうか、それとも「普通の外国人」に変えていけるかは、実は日本の今後の“賃金体系”や“労働環境”に掛かっているのだ。昔は日本とアジアの間には「差」があった。けれども、その「差」は急速に縮み、今や抜かれようとさえしている。「粗悪な外国人」が増え、犯罪が横行するか、それとも「普通の外国人」と共存共栄が出来る「大人の日本国」になれるかは今後の日本に掛かっているのだ。
北九州市内のマクドナルド店舗内で12月14日、平原政徳容疑者(無職43歳)が無面識の二人の男女中学生を刃物で殺傷した。防犯カメラ映像などの追跡から平早容疑者が浮上し、19日になって 続きを読む
ときどき「良い悪い」とか「正しい正しくない」とか……そういうこととは別の「人間として…」考えてしまうような問題が発生する。多くの人が関心を寄せ、同時に心を曇らせるニュースが入った。 続きを読む
謎の飛行物体が、米ニュージャージー州を飛び交っている。11月中旬以降に頻繁に目撃されるようになった。確かに映像を見てみると、明らかな飛行物体で、その点は間違いがない。問題は“どうい 続きを読む
世界的な自動車メーカー「ホンダ」と「日産」が経営統合のための協議を始めた…との報道が出ている。これに将来的には、日産とかかわりの深い「三菱自動車」が加わって“三社統合”となっていく 続きを読む
人間には大きく分けて“二種類の人間”がいる。自分の“過去に執着するタイプ”と、過去にどんな出来事があっても、それはもう過去のこととして“執着しないタイプ”だ。そうして、どちらかと言 続きを読む
資生堂、コーセー、花王、ポーラ……と言えば、日本を代表する化粧品メーカーだ。これら企業は、中国をはじめとするアジア各国への輸出量が多く、広く“そのブランド名”が知れ渡っている。先進 続きを読む
人はときどき人生の途上で立ち止まる。「この道だけが自分の道なのか」と、立ち止まる。多くの人は、一時的に立ち止まるのだが……そのまま進んでいく。少数の人だけが、立ち止まった後「もう一 続きを読む
誰もが、解かったような解からない雰囲気で、このニュースを伝えている。アメリカ次期大統領のトランプ氏が日本の「安倍昭恵氏」を15日、彼の邸宅である「マール・ア・ラーゴ」の夕食会へと招 続きを読む
日本は“治安の良い国”として世界中から知られている。それは事実だ。けれども、失くした財布が3年後になって戻ったからと言って、すべての人が“心優しい人たち”などと誤解をしてもらっては 続きを読む
人の運命は、わからない。アメリカのデトロイトの養護施設で15歳の時に出産した少女は、やがて、その25年後にアフリカのガーナの都市タマレにおいて、14世紀に建国された「ダグボン王国」 続きを読む