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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


東京五輪の「札幌マラソン」5月上旬~6月上旬が理想的


すったもんだしたあげく“延期”と決まった「東京五輪」だが、開催時期は一年以内で注目の「札幌マラソン」は変更しないということらしい。つまり、来年の夏までに開催されるが、マラソンの場所は「札幌」のまま変更なし、ということでの了承らしい。この決定は興味深い。なぜなら、マラソンの地が札幌ということは、今年の10月から来年の3月までは確実に“除外される”だろうことが確実になったということでもある。札幌の冬は早い。早ければ10月下旬から“真冬並み”の寒さが来る。中旬以降なら雪がちらつくこともある。そういう中で走らせることはとてもできない。春3月にしても、とてもマラソンが出来るような気象状態ではない。まだ雪が降るからだ。今だって3月下旬だが、外には白い雪である。北海道において快適にマラソンが出来るのは、5月から9月までに限定される。そのうち6月の中旬~7月上旬までは“蝦夷梅雨”とも呼ばれるようになった“小雨時期”が続く。したがって、ほんとうに快適な条件で走らせようと思うのなら、5月上旬~6月上旬までしかないのだ。実はこの時期、春の遅い北海道では“桜の開花時期”とも重なる。5月上旬は、その年によっては少し寒いこともあるので、ほんとうは中旬くらいからが理想的だ。この時期になれば、桜だけではなくて、春を彩る花々がいっせいに咲き誇る。札幌の街並み全体が植物と溶け合って、見た目鮮やかな季節に変わる。五輪の関係者にとっては、今年中に2カ月くらい遅らせて開催したいところかもしれないが、日本国内はともかく外国勢がそれでは納得しない。そうすると、日本の観光にとってもマイナスでしかない。無観客というのでは“祭典”の意味がない。来年の春5月になっていれば、諸外国でもようやく、騒動が沈静化していることだろう。はからずも「札幌マラソン」をそのまま残すことで、自ずとその開催時期がほぼ“判明したようなもの”となったことは各競技の選手にとっても調整しやすいことだろう。

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