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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「赤い糸」が「一軒家を無償で借りられる権利」に発展


あなたは「赤い糸プロジェクト」をご存じだろうか。もちろん知らないだろう。大阪市鶴見区のNPO法人「みらくる」が取り組んでいるコロナ困窮者のための“支援プロジェクト”だ。今年9月に立ち上げられたばかりなのだが、その最初は100円ショップで購入された「赤い糸」からスタートして、現在は何んと「一軒家を最大十年間無償で借りられる権利」にまで発展した、現代の「わらしべ長者企画」ともいうべきものである。単なる「支援金募集」などでは面白くない。みんなが楽しみながら、この企画に参加をして“社会貢献をしていこう”という発想のもとにスタートしている。なかなか興味深いプロジェクトなのだ。9月24日にスタートしたばかりなのだが、100円の「赤い糸」は「コーヒーセット」や「色鉛筆」や「西武時代のユニホーム」など次々に変化して、とうとう「三階建85㎡一戸建ての最大十年間の無償供与の権利」という“信じがたい価値”まで跳ね上がった。ここに参加した人たちの多くが、物々交換によって得た品物をちゃんとコロナで困窮している人たちの元に届けていることも素晴らしい。例えばコーヒーセットは、コロナの入院患者多数を抱える病院で働く人たちの元に届けられ、色鉛筆のセットは困窮者の園児が通う幼稚園へと届けられた。もちろん、最終的にはお金に変えて“その種の団体”に寄付するのだろうが、個別的にも活用されて支援しているところが良い。何よりも私が好いと思ったのは、楽しみながら「支援する」という考え方、これが素晴らしい。確かに「わらしべ長者型」の支援は、最終的に何に変わっていくのか、誰にも予測できない。しかも、それは“善意の輪”でありながら“好奇心の輪”でもあり“夢の輪”でもある。11月22日までらしいので、まだまだ大きく広がっていく可能性もないではない。とてつもないものに変わって、とてつもない金額に変わったなら、どんなに素晴らしい「赤い糸」が結ばれることだろう。
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